【3Dプリンター】業界ニュース
- 【SK本舗】NEWS・お得情報
- 【3Dプリンター】業界ニュース
- 【3Dプリンター】お役立ちコラム
- 【3Dデータ】3D DATA JAPAN新着データ
- 【ハンドクラフト】お役立ちコラム
- 3D活用事例・インタビュー
- みんなの作品集
工具不要、3Dプリントだけで組み立て可能!子どもたちのための次世代車いすが誕生
もしも、3Dプリンターだけで、しかも工具やネジを一切使わずに、子ども用の車いすを作れるとしたら? そんな“夢のようなプロジェクト”が、アメリカ・ニューオーリンズを拠点とする非営利団体「MakeGood」によって実現されました。 このたびMakeGoodが発表したのは、世界初となる完全3Dプリント製の子ども用車いす。すでにプロトタイプが完成し、将来的には誰でもダウンロードして、家庭用3Dプリンターで出力・組み立てできる形での提供が予定されています。 2歳から8歳までを対象にした“未来のモビリティ” この車いすは、2〜8歳の子どもを対象にデザインされており、特に運動障害を抱える子どもたちに、早期からの「自立した移動手段」を提供することを目的としています。 開発にあたり使用されたのは、弊社SK本舗でも取り扱い中のBambu Lab社のデスクトップ3Dプリンター「A1」。家庭用ながら高精度かつ高速な出力が可能で、すべての部品がこの1台でプリントされています。 最大の特徴は、工具・ネジ・接着剤が一切不要な点。パーツ同士がパズルのように組み合わさる構造で、直感的に組み立てることができます。組み立てのハードルを下げることで、必要とする家族が世界中どこにいてもアクセスできるようになるというわけです。 Credits: Noam Platt, LinkedIn 子どもの成長や使用シーンに合わせた実用性 素材にはPETG(ポリエチレンテレフタレートグリコール変性)という耐衝撃性に優れたプラスチックが使われており、屋外使用や日常の衝撃にも安心。フレームからホイール、タイヤ、座面、さらには安全ベルトに至るまですべてが3Dプリントで製作されています。 座面にはラティス(格子)構造が採用されており、通気性と柔軟性を兼ね備え、子どもたちの体に優しくフィット。成長に応じて調整可能なフットレストや、呼吸器などの医療機器を収納できるリアコンパートメント(小物入れ)など、実際の使用を想定した細やかな配慮が詰まっています。 さらにホイールは通常の円形ではなくやや長めの楕円形状。これにより小さな子どもでも回しやすくなっており、「初めての車いす」として理想的な操作性を実現しています。 壊れた際にはモジュール式構造のおかげで、壊れた部分だけを再出力すればOK。全体を買い直す必要がなく、メンテナンス性にも優れています。 デザインの裏にあるコラボレーションと挑戦 このプロジェクトの背景には、MakeGoodのほかにも複数の団体が関わっています。 もともとMakeGoodは、「Toddler Mobility Trainer(TMT)」という幼児向けの木製歩行トレーナーを開発していました。このTMTをより多くの人に届けるために、「Tikkun Olam Makers(TOM)」というグローバルな福祉機器デザインの支援団体と連携し、3Dプリントで再設計するプロジェクトが立ち上がったのです。 さらには、産業デザインを専門とする「LINK PBC」とも協業し、木工製品から3Dプリント製品への移行が実現。工具を必要とする従来の製造方法に縛られず、自由度の高いデザインと生産性の両立が可能になりました。 「誰でも作れる」未来を目指して この車いすは、現時点ではプロトタイプの段階ではあるものの、将来的にはデータをオンラインで無料公開し、誰でも好きな色でプリントして使えるようにする計画です。 MakeGoodの創設者Noam Platt氏によると、現在もフィールドテストやユーザーからのフィードバックを通じて、さらなる改良が進められているとのこと。すでにSNSでは製作過程や試作機の写真・動画が多数シェアされており、世界中の注目が集まっています。...
続きを読む
あの『アキラ』のバイクが現実に!? DAB Motors×VVTによる近未来3Dプリント電動バイクが話題
1988年に公開された日本の伝説的アニメ映画『アキラ』。その中でも特に強烈な印象を残しているのが、主人公・金田正太郎が乗る赤いバイクです。日本国内外のバイクファン、デザイン業界、そしてSF映画ファンにとって、あのバイクは『アキラ』が描き出した未来の象徴とも言える存在でした。 そんな“金田バイク”にインスピレーションを受けて誕生した現実の電動バイクが、いま世界中で注目を集めています。手がけたのはフランス発のモーターサイクルメーカー「DAB Motors」と、コロンビア出身の人気アーティストJ Balvin、そしてデザイナーのMattias Gollinが率いる「Vita Veloce Team(VVT)」です。 彼らが共同制作したのは、3Dプリントによるボディワークを搭載した、まさに“近未来的”とも言えるオリジナル電動バイク。その第一号機はJ Balvin自身の誕生日イベントで初公開され、大きな話題となりました。 「アキラ」のバイクを現代のテクノロジーで再現 このバイク最大の特徴は、やはりそのデザインです。真っ赤なボディに大きなタイヤを包み込むようなカウル、流線型のフォルム…。まさにあの“金田バイク”を現代の技術で再構築したかのようなスタイリングとなっています。 画像引用:DAB Motors and Vita Veloce Team しかも、ただ見た目を真似たわけではありません。デザインのプロセスにはAIツールと伝統的な職人技の両方が活用され、スケッチや3Dモデリング、そして3Dプリントによる外装製作など、様々な技術が組み合わされています。 また、ボディには手作業でマット仕上げの深い赤色が塗られ、あえて細かな傷や擦れを残すことで、“使い込まれた未来のマシン”のようなリアリティを演出しています。このディテールが、まるでアニメの中からそのまま飛び出してきたような説得力を生み出しているんです。 音や光で“乗る楽しさ”を演出 視覚的なインパクトだけでなく、乗り心地にもこだわりが詰まっています。ホイールカバーとリムの間には吸音素材が仕込まれており、走行時には低音の振動が体に伝わるような設計に。これは静かな電動バイクにありがちな「味気なさ」を解消し、まるで鼓動のようなエンジンの存在感を演出しています。 さらに、ボディ内部に埋め込まれたLEDライトが、夜間走行時には車体下部に紫がかった青いグローを放つという演出も。これは単なるギミックではなく、未来的なスタイルと視認性の両立を図るものとなっています。正直、とてもカッコいいです。 画像引用:DAB Motors and Vita Veloce Team 限定販売も決定!“買えるアキラバイク”に このバイク、最初はJ...
続きを読む
スイスの山奥に突如現れた「白い塔」――住民11人の村に3Dプリントのランドマークが誕生!
人口わずか11人。 スイス・ミュレーニュスという小さな山間の村に、高さ30メートルの“真っ白な塔”が建ちました。 その名もTor Alva(トール・アルヴァ)。見た目はまるで異世界建築、でも中身はれっきとした最先端の3Dコンクリートプリント技術でできています。 村を救う!?未来の建築がポツンとスイスの村に この塔がつくられたのは、村の再生を目的としたプロジェクトの一環。設計と技術開発を担ったのは、スイスの名門ETHチューリッヒ工科大学と、文化団体Origen財団の共同チームです。 「この村に文化と人の流れを取り戻したい」――そんな想いのもと、5年限定の“文化的ランドマーク”として2025年5月にオープン。5月23日からは毎日ガイド付きツアーが開催され、7月からは塔内でのパフォーマンス公演も予定されているとのことです。 32本の柱が支える、まるで生き物のような建築 この塔、ただのモニュメントではありません。32本の彫刻のような白いコンクリート柱が支える4階建ての構造で、上に行くにつれて枝分かれするように細くなり、軽やかさを増すという独特のデザイン。 Credit:ethz この有機的な形状を手がけたのは、建築家ミヒャエル・ハンスマイヤー氏とETH教授のベンヤミン・ディレンブルガー氏。アルゴリズムを駆使して、装飾性と構造性を同時に生成する設計手法を取り入れた、まさに計算された美しさです。 「3Dプリントの柱」で荷重を支えるという革命 実はこの塔、単に「表面が3Dプリントされている」だけではありません。なんと、柱そのものが構造体(荷重支持部材)として機能しているのです。 これができたのは、ETHのロバート・フラット教授が開発した特殊なコンクリートミックスと、“成長する補強”という新しい工法のおかげ。 ロボット1号がコンクリートを積層 ロボット2号が20cmごとにリング状の補強材を挿入 という、2ロボット連携による印刷+補強の同時作業が行われています。 これにより、一般的な鉄筋コンクリートに匹敵する安全性が確保され、スイス国内の建築基準もクリアしたとのこと。 Credit:ethz 製造から輸送まで、大学キャンパスで始まったチャレンジ 塔の柱の製造には5ヶ月を要し、作業はETHチューリッヒのHönggerbergキャンパス内で行われました。 完成した部材はスイス・ザヴォニンで組み立てられ、標高約1,500メートルの山間地ミュレーニュスまで運搬されたというのだから、そのスケールの大きさにも驚かされます。 科学と文化のコラボが生んだ「次の建築」 ETHの学長ジョエル・メソ氏はこのプロジェクトを「科学と産業の協働の象徴」と語り、Origen財団の創設者ジョヴァンニ・ネッツァー氏も「技術を超えて建築業界に刺激を与える存在になった」と絶賛。 スイス政府のギー・パルムラン連邦参事も、「かつてヨーロッパ各地に広まったグラウビュンデン州の菓子職人たちの文化的遺産を思い起こさせる」として、歴史×革新の融合を高く評価しています。 ただの“未来的な塔”を超えて トール・アルヴァは、その奇抜な見た目や技術力だけでなく、 限界集落の復活に貢献 持続可能な観光と文化交流を創出 建築の未来を提示するモデル...
続きを読む
指がなくてもまたタイピングができる!3Dプリント製の「自分仕様」補助ツールがスゴい
「キーボードが打ちづらい。でも、もう一度ちゃんと文字を打ちたい。」 そんな思いに応えたのが、デザイナーのロエイ・ワイマンさんによる3Dプリント製のタイピング補助ツール。このツールは、指を2本失ったテック系プロフェッショナル、ヨニさんのために作られたそうです。 指が足りない。でも「打てる」って素晴らしい ヨニさんは仕事柄、タイピングは欠かせないスキル。でも、事故によって2本の指を切断してしまったことで、打ち間違いやスピード低下に苦しんでいました。 そんな彼のために、ワイマンさんは何度も試作を重ねながら“本人に最適な”補助ツールを開発。それは「誰にでも使える汎用品」ではなく、その人の手にフィットする完全カスタムメイドの設計です。 結果として完成したのは、指の代わりになるブレース(固定器具)や延長デバイス。まるで“もう一本の指”が生えたかのように、自然にキーボードを操作できるようになったそうです。 作り方も“自由度高め”。SLSでもFDMでもOK! この補助ツール、もともとはSLS方式(粉末焼結型)3Dプリンターとナイロン素材を想定してデザインされています。が、うれしいことに一般的なFDM方式の3DプリンターとPETGフィラメントでも造形可能。 つまり、「家庭用3Dプリンターでも十分に再現できる」ってこと。高価な設備がなくても、アイデアさえあれば生活を変えるものが作れる。これこそ3Dプリントの魅力ですね。 さらに快適に使うには?シリコンキャストでグリップ力UP さらに一歩進んでグリップ感をアップしたい場合は、シリコンキャスト(型取り・流し込み)を使ってパーツの表面を加工するのがおすすめとのこと。 これによって、長時間のタイピングでも滑りにくく、手の疲れも軽減。もちろん、シリコンキャストの方法もネット上に資料が豊富なので、DIYが初めてでもトライできるようになっています。 作りたい人はどうぞ!無料で設計データも公開中 このプロジェクトの素敵なところは、「設計データを無料で公開している」ところ。Instructables(インストラクタブルズ)というDIYレシピ共有サイトで、誰でもこの補助ツールを自作できるようになっているんです。 「市販の製品には頼れないけど、自分でなんとかしたい」そんな人たちにとって、これはまさにテクノロジーと優しさの融合といえるでしょう。 「自分にしか使えない」が最高の設計かもしれない 今回のタイピング補助ツールは、特定のひとりのために作られたプロダクトです。でも、それがどれだけ多くの人に勇気を与えるかは計り知れません。 指がないからタイピングできない 市販のツールが合わない 自分の手にぴったりくるものが欲しい そう感じていた人にとって、誰かが誰かのために考えたカスタムデザインは、ものすごく大きな希望になるのです。 そして、それを実現しているのが、たった1台の3Dプリンターとアイデアとちょっとの工夫だなんて、すごくワクワクしませんか? 皆さんもぜひ、身近な「不便」や「困ったな」から、新たな3Dプリントアイディアを探してみてください。 【お役立ち記事】2025年に3Dプリンターを買うならこれ!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2025osusumeおすすめのスライサーソフト6選|スライサーソフトの基本も解説!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2022soft?_pos=12&_sid=8d1033306&_ss=r3Dモデリングの基礎知識と初心者がつまずきやすいポイントhttps://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/moderingkisozen?_pos=7&_sid=b0e55afc3&_ss=r3Dデータを無料でゲットするならここ!|おなじみサイトからこれから伸びそうなサイトまで紹介https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dmuryodata2022 【FDM方式VS光造形方式】 違いや選び方|初心者にも分かりやすく解説 https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dbegin 【通販はこちらから】 3Dプリンターの通販ページ...
続きを読む
高校生がやってのけた!市販ドローンの1/5の価格で作れるVTOL型ドローンがスゴい
「え、これ本当に高校生の作品なの?」3Dプリンターで本体パーツを自作し、プログラムからはんだ付けまで全部ひとりでこなした、超ハイレベルなVTOL(垂直離着陸)型ドローンが話題になっています。 開発したのは、アメリカの高校生、クーパー・テイラーさん(17歳)。驚くべきはその価格。なんと、市販の同クラスのドローンが数千ドル(数十万円)するのに対して、クーパーさんのモデルはその約1/5のコストで実現されているとのこと! 3Dプリント × 自作ドローンの完成度が高すぎる! クーパーさんはこれまでに6つのプロトタイプを制作。 3Dプリントでパーツを出力し、回路設計・はんだ付け、ソフトウェアのプログラミングまで全部自分でこなしているというから驚きです。 今回のVTOLドローンは、チルトローター構造(飛行中に不要なモーターを休ませる効率的な設計)を採用し、飛行時のエネルギー効率を大幅に改善。しかもフルモジュール式で、翼や尾翼を自由に交換・拡張できるという、まさに「使えるDIYドローン」に仕上がっています。 どこがスゴい? 価格差に驚き、性能にも驚き! 市販のVTOLドローンって、性能がいい分どうしても価格が跳ね上がりがち。普通に数千ドル=日本円で数十万円はザラです。 でも、クーパーさんのモデルは、その価格の1/5。3Dプリンターを活用した自作ならではの低コスト&高カスタマイズ性を実現していて、「この値段でここまで飛ぶの?」と業界人もびっくりの完成度です。 飛行時間もガチ、スペックもガチ 最新のプロトタイプは、 重さ:約2.7kg(約6ポンド) 翼長:約120cm(約4フィート) 飛行時間(実測):約15分 理論上の最大飛行時間:105分(時速72kmで巡航) というスペック。もちろん実験ベースではあるものの、軽量・長時間・高機動の三拍子が揃った性能にはプロのロボティクス研究者も太鼓判を押すレベル。 賞もガンガン取ってます このプロジェクトにより、クーパーさんはすでに複数の賞を受賞。 アメリカ国防総省主催のジュニア科学シンポジウム:奨学金8,000ドル(約120万円) Regeneron国際科学技術フェア:アメリカ海軍より奨学金15,000ドル(約225万円) 高校生ながら、すでに次世代ドローン開発の期待株として評価されています。 「誰もが手にできるドローン」を目指して クーパーさんがこのドローンで目指しているのは、「研究者や災害救助の現場、あるいは日常の課題解決に使えるようなツールを、もっと身近な価格で提供したい」という想い。 価格の壁を取り払い、実用性もカスタマイズ性も両立したDIYドローンの可能性を切り拓くプロジェクトは、いままさに第7世代のプロトタイプへと進化中。さらに小型で、分解すればバックパックに入るサイズを目指しているとのことです。 ちなみにクーパーさん、今年の夏はMIT(マサチューセッツ工科大学)の自律システム研究所で新たなドローンプロジェクトに取り組むそうです。いや、どこまで行くの、この高校生…。 「市販の1/5で作れます」は未来の当たり前かも? DIYや3Dプリントというと「趣味レベル」というイメージが根強いですが、クーパーさんのプロジェクトを見ると、アイデアと工夫次第で“市販製品の壁”は超えられることを証明しています。...
続きを読む
Gaussian Splatsとは何か – メッシュに代わる新しい3Dスキャン手法
Gaussian Splats(ガウシアン・スプラッツ)は、最新の3Dスキャン・再構成手法の一つ。 従来のフォトグラメトリ(写真測量法)が多数の写真からポリゴンメッシュ+テクスチャを生成するのに対し、Gaussian Splatsではシーンを「点」とその周囲に広がるガウス分布のボリューム(スプラット)の集合で表現します。各点(スプラット)は位置座標だけでなくサイズ(スケール)や形状(異方性の広がり)、色、透明度、向き(法線方向)といったパラメータを持ちます。 簡単に言えば、シーン中の点群一つ一つをぼんやりと広がる半透明の「しみ」のような粒で表し、それらを重ね合わせることで写真のようにリアルな3Dシーンを再現する手法です。この方法は光の反射や透明感、境界のぼやけなど従来のメッシュでは表現しづらい視覚効果も自然に表現できる点が特徴です。 ここではそのGaussian Splatsについて、できる限り詳しく解説してみたいと思います。 点群データと色の3D表現方式 Gaussian Splatsのデータは、一種のカラー付き点群ですが通常の点群とは異なります。 通常の点群スキャンでは各点は位置と色情報のみを持ちます。対してGaussian Splatsでは、各点に半径(スプラットの広がり)や形状(楕円体の軸方向への伸縮)、色と透明度による密度などが割り当てられた「ガウシアン関数」(3次元ガウス分布)として扱われます。 例えばある点が赤い球状のガウス分布として空間に存在すると、その点は中心が濃く周辺ほど薄い赤い半透明の球体として表現され、複数のスプラットが重なり合うことで物体表面の色や濃淡が滑らかに再現されます。これにより滑らかな境界や半透明の素材、光沢の反射なども、点群の集合として自然に表現できるのです。 Gaussian Splatsはニューラルレンダリング(NeRF)の発展系として登場した技術で、数枚~数十枚の写真から点群と各点のガウシアンパラメータを機械学習で最適化して得ます。生成されたデータは座標と色の大量の点集合ですが、各点が持つガウス分布のおかげで、単なる点の集まり以上に連続的でフォトリアルな3D表現となります。実際、スマートフォン向けアプリ(PolycamやLuma、Scaniverseなど)がこの技術を搭載し始めており、写真から直接Gaussian Splats形式の3Dモデルを生成・閲覧できるようになっています。 フォトグラメトリとの違い – 「見た目」を重視したデータ フォトグラメトリは重なり合わない三角形のメッシュを作り、その表面に写真に由来するテクスチャを貼り付けて3Dモデルを構築します。これは形状の正確さに優れますが、一方で透明な素材や光の反射、微妙な陰影の表現は苦手でした。 Gaussian Splatsはこの弱点を補うアプローチと言えます。メッシュではなく無数の半透明点でシーンを表すため、視点による光の透過や反射の変化をそのままデータに含めることができます。結果として、鏡面やガラスのようにメッシュではモデル化が難しい要素もリアルに再現できるのです。 もう一つの大きな違いはデータ量とレンダリング速度です。Gaussian Splatsのデータは基本的に点群+パラメータの集合で、メッシュに比べ軽量かつリアルタイム描画に適しています。例えば大規模なシーンでも、モバイル端末上で高速に表示可能であることが報告されています。 一方で、Gaussian Splatsはあくまで「見た目重視」の表現であり、得られた点群データから直接きれいなポリゴンモデルを起こすことは簡単ではありません。そこで次に、この点群+ガウス分布データをどのように3Dプリント可能な形に変換したかを見てみましょう。 Gaussian Splatsデータをポリゴンモデルに変換する方法 3Dプリント系YouTuberとして知られるWyatt Roy氏は、Gaussian...
続きを読む
印刷後の「次、誰?」問題を自動で解決!学生チームが開発した画期的3Dプリンター連続運転システム
3Dプリンターを使ったことがある方なら、こんな経験があるかもしれません。「プリントは終わったけど、次のジョブが始められない……」——そう、造形物の取り外しと新しいジョブのセットアップにかかる時間は、意外にも3Dプリント作業の中で最も“地味に面倒”な工程なのです。 しかしその悩みを、アメリカのバージニア工科大学(Virginia Tech)にあるVT CROの学生エンジニアチームが一気に解決しました。 完全自動!「プレート自動交換システム」の実力 彼らが開発したのは、3Dプリンターのビルドプレート(造形台)を自動で交換するシステム。プリントが完了すると、完成品を回収し、新しいプレートをセットして次のジョブを即スタート。なんと、通常5〜6時間かかる切り替え作業が、わずか5〜10分に短縮されるというから驚きです。 これは、3Dプリント現場における“ボトルネック”を解消する革新的な仕組みと言えます。 機械×ソフトのいいとこ取り設計 このシステムの中身は、機械系とソフトウェアのいいとこ取りのハイブリッド。機構部分は機械工学チームが担当し、プレートのスライドや格納を自動で行うメカニズムを設計。ソフトウェア側では、ウェブベースのプリント待機キューや、Oracleサーバーによる管理システムが稼働。しかも、BambooやOrcaといったスライサーソフトとの連携や、Discord通知による完了報告までついています。 つまり、寝ている間に何枚もプリントが終わり、朝起きると「おはようございます。3件完了してますよ」とDiscordが教えてくれる——そんな未来が、もう現実になっているのです。 コストはたったの約30万円!DIY向けデータも公開予定 このシステム、さぞかし高価かと思いきや、開発費用はおよそ3,000ドル(約30〜40万円)。チームは**「手が届く価格と再現性」にこだわったと語っており、なんと設計データや組み立て手順も公開予定**。個人のメイカーやホビイストにとっては、非常にありがたい取り組みです。 文系・理系の垣根を越えて生まれた「完全製品」 このプロジェクトがさらにユニークなのは、学際的チームでの開発が行われた点です。参加したのは、コンピューターサイエンス、電気工学、機械工学、航空宇宙工学など、分野の異なる学生たち。それぞれの専門性を持ち寄り、ソフトだけでも、機械だけでもない、“完全な製品”としての完成度を実現しました。 “次の一手”を自動で打つ未来へ 3Dプリンターを24時間フル稼働させたい、でも人の手がネックになっている——そんな現場にとって、今回の開発はまさに「夢の助手」となるかもしれません。学生発のこのアイデアが、これからのデジタルファブリケーションにどんな変革をもたらすのか、目が離せません。 Source:https://news.vt.edu/videos/k/2025/05/1_sqih9t9l.html
続きを読む
世界最速340km/h超!中国の学生が3Dプリントのマイクロドローンでギネス記録を更新
「空を切り裂く音が聞こえた——」そんなドラマのような瞬間が、中国・広東省の恵州市で現実になりました。 2024年3月23日、中国香港中文大学(深圳)の学生・Xu Yang(シュウ・ヤン)さんが開発したマイクロドローンが、時速340.78km(211.75mph)という驚異的な速度で飛行し、ギネス世界記録を更新しました。しかも、この機体の重さはたったの247グラム。かつての非公式記録219km/hを大きく上回る快挙です。 趣味から世界記録へ——若きエンジニアの挑戦 Xuさんはもともと模型航空機が趣味の学生。今回の記録更新に至るまで、地道な試行錯誤を重ねてきました。実は、昨年11月には試作機がクラッシュするという苦い経験も。それでも諦めず、パフォーマンスを突き詰めた結果、ついに世界の頂点に立ちました。 3Dプリント×カーボンファイバー=空飛ぶ工芸品 記録を打ち立てた機体「Prowess(プロウィス)」には、Xuさん自らが設計した高速用プロペラを含む、3Dプリントによる特注パーツが多数搭載されています。ボディは厚さわずか0.4mmの超薄型シェルに、軽量カーボンファイバー製フレームを採用。まさに、スピードを追求するためだけに生まれた、空飛ぶ工芸品です。 Image Credit: SCMP 市販品のプロペラでは速度の要求に応えられず、自ら設計・製造に踏み切ったというXuさん。妥協のない姿勢に、技術者魂を感じます。 世界が注目する「250g以下」の壁 ギネスが定める「250g未満クアッドコプター」のカテゴリは、軽量ながら高性能を求められる極限の世界。今回の記録に対し、同カテゴリの別クラスで記録を持つスイスのエンジニア、Samuele Gobbi氏も「重量制限まで加えてこの速度はすごい」と賛辞を送っています。 秘密は「温度管理」と「チームスピリット」 記録挑戦時には、バッテリーを約40度まで加熱するという裏技(?)も使用。これはパフォーマンスを最大限引き出すための工夫で、プロ並みの知見が伺えます。 またXuさんは、「この挑戦は自分ひとりの成果ではない」と語り、同じような夢を持つ未来の挑戦者たちと知識や経験を共有していきたいとしています。スピード競技でありながら、どこか温かい人間味も感じられるコメントです。 限界は、まだ遠くにある 記録達成後も、Xuさんの手は止まりません。今後はモーターやプロペラのさらなる最適化を進め、より高速な飛行を目指すとのこと。「極限のスピードを追い求める旅に、終わりはない」。その言葉通り、この記録はあくまで通過点かもしれません。 ——空のF1ともいえるマイクロドローンの世界で、ひとりの若きエンジニアが示したのは、「速さ」と「熱さ」の両立でした。 Source: scmp.com
続きを読む
アートと音、そしてサステナビリティの融合—3Dプリントで生まれた音響アート《Parhelion》
インテリアデザインの世界にも、テクノロジーの波は着実に押し寄せています。なかでも近年注目されているのが、3Dプリンティングの活用です。これにより、デザイナーは既存の枠にとらわれることなく、形や質感、色彩の実験を行えるようになりました。そして、その進化系ともいえる作品が、オランダのアーティスト、メイ・エンゲルギール(Mae Engelgeer)によって誕生しました。 その名も《Parhelion(パーヘリオン)》、一見するとアートピース、実はれっきとした音響壁面材(アコースティック・ミュラル)です。 「パーヘリオン」とは何か?名前に込められた自然現象 作品名の「Parhelion(幻日)」は、大気中の光の屈折によって太陽の両脇に虹色の光点が現れるという自然現象を指します。どこか神秘的で、ちょっとロマンチックな現象ですね。 このインスピレーションは、作品の表面にも存分に表れています。グラデーションがかかった層構造や、色彩の選定には、まさにこの幻日のイメージが反映されているのです。 アートと機能が手を取り合う、3Dプリンティングの力 このユニークな作品は、オランダのデジタル製造企業「Aectual(アクチュアル)」とのコラボレーションによって実現されました。Aectual独自の押出(エクストルージョン)方式の3Dプリント技術を用いることで、製造中に色を混ぜ合わせることが可能となり、ひとつとして同じものが存在しない、唯一無二の作品が生まれます。 オランダのアーティスト、メイ・エンゲルギール(Mae Engelgeer) デザイナーであるエンゲルギールが厳選したカラーパレットは3種類。「ALPHA」はやさしい砂のようなベージュトーン、「DELTA」は深みのある紫、「OMEGA」は鮮やかで力強いブルーです。これらのパネルの背面には、再生PET素材のアコースティックフェルトが組み合わされており、見た目だけでなく音響性能にも優れています。 サイズ展開も計算づく:空間を選ばない設計 Parhelionは、直径150cmの大型バージョンと、75cmのコンパクトバージョンの2サイズ展開。前者は壁面の主役に、後者は複数枚を組み合わせてレイアウトの自由度を楽しむのにぴったりです。ホテルやオフィス、自宅のリビングなど、どんな空間でもインテリアのアクセントになりつつ、耳にも優しい。美しくて、しかも実用的。ちょっと得した気分になりますね。 美しさの裏にある、地球へのやさしさ このプロジェクトがもうひとつ注目すべきポイントは、そのサステナブルな設計思想です。Parhelionは植物由来の再生プラスチックを使用し、背面フェルトも再生PET製。見た目の美しさや機能性だけでなく、地球環境への配慮もしっかりと組み込まれています。 五感を刺激する、未来のインテリア エンゲルギールとAectualのコラボレーションによって誕生したParhelionは、アートと音響、そしてサステナビリティが調和する、新しいインテリアの形です。視覚、聴覚、そして空間全体の雰囲気をまるごと包み込むような、全方位型の体験。これからの時代、インテリアに求められるのは「見た目」だけではない——そんなことをそっと教えてくれる作品です。
続きを読む
生きた体の中で3Dプリント!? カリフォルニア工科大学が“音で作る”新技術を開発
「3Dプリント」といえば、ものづくりや試作などのイメージが強いかもしれません。でも今、その技術が生きた体の中でも使えるようになるかもしれないのです。 カリフォルニア工科大学(Caltech)の研究チームが開発したのは、DISP(ディスプ)=“深部組織イン・ビボ音響プリンティング”という、超音波を使った全く新しい3Dプリント技術。なんとマウスの体内で、がん治療用のポリマーを直接プリントすることにも成功しています。 超音波で「体の中の特定ポイントだけ」プリント! これまでの体内プリント技術は、赤外線を使っていたのですが、どうしても深い場所までは届きにくいという弱点がありました。DISPでは、その代わりに「超音波」を使います。 具体的には、以下のような流れでプリントが行われます: バイオインクを体内に注射(特殊な成分入り) 超音波を当てると、狙った場所の温度が5℃ほど上昇 温度変化に反応してリポソーム(ナノサイズの袋)が開き、中の架橋剤を放出 それがトリガーとなって、その場でポリマーが形成される しかも、バクテリア由来の“ガスベシクル”を使うことで、プリント位置が外からもしっかり可視化できるとのこと。「見ながら正確にプリントできる」というわけです。 画像引用/カリフォルニア工科大学 どんなことに使えるの? DISP技術は、以下のようなさまざまな応用が期待されています。 ドラッグデリバリー用のカプセル(薬を狙った場所だけに放出) 体内の傷をふさぐ接着ポリマー 生体信号をモニターできるハイドロゲル マウスの実験では、膀胱にある腫瘍近くに抗がん剤「ドキソルビシン」を含んだポリマーを直接プリント。結果は、ただ薬を注射しただけの場合よりも、腫瘍細胞の死滅が大幅に増加したそうです。 つまり、「薬をピンポイントで届けて、その場で固める」という、医療の理想がいよいよ現実になりつつあるんです。 将来的には心臓の中でもプリント可能に? 研究チームは今後、より大きな動物モデルでの試験を予定しており、人間への応用も視野に入れているとのこと。 しかも、今後はAI(人工知能)との連携も構想中。「動く臓器、たとえば心臓の中でも、AIのサポートで自動的に精密プリントできるようにしたい」と、チームのリーダーであるガオ教授は語っています。 この画期的な研究成果は、科学誌『Science』に掲載され、アメリカ国立衛生研究所(NIH)やがん協会などからの支援を受けて行われました。 「体の中で3Dプリント」は、もうSFじゃない。 これまで想像の中にしかなかったような「生きている体の中で物を作る」技術が、現実になりつつあります。 がん治療、再生医療、臓器修復――。未来の医療が、DISPのような技術によって大きく変わっていくのかもしれません。
続きを読む
「3Dプリントのミス」が、まさかの新技術に?韓国・漢陽大学が“ヤモリ足”構造を活用!
3Dプリントの「失敗」が、未来のロボット開発に役立つかもしれません。そんなユニークな研究を行ったのが、韓国・漢陽(ハニャン)大学の研究チームです。 彼らが注目したのは、DLP方式(デジタル・ライト・プロセッシング)という光を使って樹脂を固める3Dプリント手法。この方式では時として「オーバーキュア(硬化しすぎ)」という現象が問題になります。これは、想定より深くまで光が届いてしまい、意図しない部分まで固まってしまうという“失敗例”です。 ですが今回、あえてこの“ミス”を逆手に取り、ヤモリの足のような微細構造を作り出すことに成功しました。 なぜヤモリの足なの? ヤモリって、天井を逆さまに歩いたり、ツルツルのガラスにもぴたっとくっついたりしますよね。あれは、「セット毛(setae)」という細かい毛が足の裏にびっしり生えていて、その1本1本がさらに細かく枝分かれして「マイクロスパチュラ(小さなヘラ状の構造)」になっているからなんです。 この構造のおかげで、押し付けるとくっつき、少しひねるとスルッと外れるという、不思議な粘着性が生まれています。 DLPの「欠陥」を、ヤモリ足構造に応用! 漢陽大学の研究チームは、DLP方式で起きるオーバーキュアをうまくコントロールすることで、斜めに傾いた極小の突起=異方性(いほうせい)構造を作り出しました。この傾きが、まさにヤモリの足の構造にそっくりなんです。 光の当て方や印刷の向きを細かく調整することで、シンプルな設計データからでも、しっかり傾いた構造体が作れるようになったとのこと。 さらに、ダブルモールドと呼ばれる成形法を使って、柔らかくて貼り付きやすい表面に変換。ヤモリの足みたいに、「そっと押しつければくっつき、軽くひねれば外れる」構造を実現しました。 Explanation of the process for obtaining and testing anisotropic structures (photo credits: Kim, S., Kim, J., Seo, S. et al.)....
続きを読む
NASAが「星を手に取れる」時代を実現? 3Dプリントで宇宙をもっと身近に
航空宇宙業界では、3Dテクノロジーが今や欠かせない存在になっています。試作品をすばやく作るときも、研究や製造においても、3Dスキャンや3Dプリントといった技術が大活躍中。なかでもアメリカのNASAは、3D技術の可能性をとことん追求していることで有名です。 そんなNASAが最近発表したのは、なんと宇宙空間の天体を3Dモデル化して、さらにそれを3Dプリントできるようにしたというプロジェクト。最新の理論モデルやアルゴリズム、観測データをもとに作られたこの立体モデルは、単なる研究素材にとどまらず、「宇宙を手で触れる」体験を私たちにもたらしてくれます。 星も超新星も、3Dでじっくり観察 今回3D化されたのは、以下の4つの天体です。 若い恒星「BP Tau(ビー・ピー・タウ)」 超新星残骸「カシオペヤ座A(Cassiopeia A)」 「G292.0+1.8」 「はくちょう座ループ(Cygnus Loop)」 これらは、NASAの「チャンドラX線観測衛星」が収集したX線データをベースに作られたもので、肉眼や通常の望遠鏡では見えない細部まで再現されています。 たとえば「カシオペヤ座A」は、約340年前に爆発した超新星の名残。研究チームはこの天体を「グリーンモンスター」と呼び、3Dモデルからその構造や起源について新しい手がかりを得ることができました。紫がかったガスの雲の中に金色の光が差し込むその姿は、研究対象であると同時にアート作品のようでもあります。 一方、BP Tauは生まれてまだ1,000万年ほどの若い星。3Dモデルでは、星の中心を取り巻く円盤が予想以上に複雑で、緑色の炎のような構造や、オレンジやピンクの花のような突起まで表現されています。その姿はまるで宇宙の蘭(オーキッド)! 3Dプリントで宇宙を「手に取る」時代へ これらの3Dモデルは、すべて3Dプリンタで出力可能。つまり、自宅にいながらにして、あの遠い星々を手に取って観察できるというわけです。研究者だけでなく、宇宙ファンや教育関係者にとっても、とても魅力的な取り組みですね。 このプロジェクトを率いたのは、長年にわたり天体物理学の研究を行ってきたサルヴァトーレ・オルランド博士。彼の研究成果は、専門誌『Astronomy & Astrophysics』などでも紹介されています。 宇宙研究の可能性を広げる3D技術 3Dプリントは単なる試作ツールではありません。理論的な仮説を「目で見える形」にし、研究の新しい切り口を提供してくれるのです。今回のように、宇宙の奥深さや美しさを、誰でも直感的に理解できるのはまさに3D技術のおかげ。 「星を手のひらに」——そんな夢のような体験が、いまや現実になりつつあります。もっと詳しい情報やモデルのダウンロードは、NASAの公式ページでチェックしてみてくださいね。
続きを読むスマホではできなかった表現を、「Otter lite」で。 あなたの創作や仕事を、次のステージへ。
「3Dスキャンなんて今の時代、スマホでもスキャンはできるし、まぁ十分かな……」 そう思っていませんか? でも、いざ細かいディテールを取りたかったり、 正確な寸法が求められる場面になると、 「ちょっと違うな」と感じた経験、ありませんか? スマホスキャンは確かに手軽。 でも、だからこそ生まれる**“あと一歩”の限界**。 『Otter lite』は、そんなあなたの“もう少し”を完璧にカバーする、 4眼ステレオビジョン搭載の高精度3Dスキャナーです。 ● 完全ワイヤレスでPC接続/スマホ接続もケーブル不要 ● 最大3時間駆動のバッテリーで、現場でもじっくりスキャン ● AX6000対応の高速転送 しかも、手のひらサイズの軽量設計だから、 いつでもどこでも、“スマホ感覚”でプロクオリティのスキャンができます。 スマホではできなかった表現を、Otter liteで。 あなたの創作や仕事を、次のステージへ。 『CR-Scan Otter』の特徴 家庭用でもプロフェッショナル並みのスキャン精度:最大0.05mmの高精度で、細部まで鮮明にキャプチャし再現。 ● 完全ワイヤレスでスマホ接続・PC接続もどちらもケーブル不要 ● 最大3時間駆動のバッテリーで、現場でもじっくりスキャン ●24ビットフルカラースキャン対応 ●革新的な4レンズステレオビジョン...
続きを読む
世界初!3Dプリントされたスターバックスがアメリカに登場
マクドナルドと並び、アメリカン・カルチャーの象徴として世界中に知られているスターバックス。そんなスターバックスが、なんと世界初となる3Dプリント建築の店舗をオープンすると発表しました!オープン日は2025年4月28日、場所はアメリカ・テキサス州ブラウンズビルとのこと! 3Dプリント建築を手掛けたのは? このプロジェクトを担当したのは、建設用3Dプリント分野のリーディングカンパニーPeri 3D Construction。使用したのは、COBOD社製の大型建設用3Dプリンター「BOD2」とコンクリート材料。 彼らはこれまでにも、戸建住宅、アパート、ドイツ・ハイデルベルクに建設されたヨーロッパ最大級の3Dプリント建築物、フランスの集合住宅など、数々の実績を持っています。今回のスターバックス店舗も、この技術でおよそわずか6時間という驚異的なスピードで施工されたとのことです! 3Dプリント・スタバの特徴とは? 現時点ではあまり多くの詳細は公表されていませんが、判明しているポイントをまとめます。 店舗面積は約1,400平方フィート(約130平方メートル)と、通常のスタバに比べてコンパクト 店内飲食スペースやカフェサービスはなし モバイルオーダー用のピックアップエリアとドライブスルー専用の設計 建設コストは約120万ドル(約1億8000万円) 場所はテキサス州ブラウンズビルのボカチカ大通り2491番地。地元メディアによると、建物はすでに完成し、グランドオープンに向けて準備万端とのことです! シンプルすぎる? 3Dプリンティング業界からの声も 今回のニュースは3Dプリンティング業界でも大きな話題となっていますが、一部からは「せっかく3Dプリントなら、もっと複雑なデザインにすればよかったのでは?」という声もあがっているとか。3Dプリント建築は、自由な曲線や複雑な形状を得意とする技術。しかし今回のスタバ店舗は、比較的シンプルな箱型デザインにとどまっており、その可能性をフル活用しているとは言いがたい、という指摘もあります。とはいえ、大手ブランドが実店舗レベルで3Dプリント建築を導入したという事実は、業界全体にとって大きな前進と言えるでしょう! 今後、スタバの新店舗にも広がるか? 今回のプロジェクトは、スターバックスにとっても「テストケース」の意味合いが強いと考えられます。デザインのシンプルさや、オープン時の控えめな発表からも、まずは実用性を重視して様子を見る段階のようです。とはいえ、もしこの取り組みが成功すれば、今後スタバの新店舗に3Dプリント建築が標準化される未来も夢ではありません。続報が入り次第、またご紹介しますのでお楽しみに! 【お役立ち記事】2025年に3Dプリンターを買うならこれ!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2025osusumeおすすめのスライサーソフト6選|スライサーソフトの基本も解説!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2022soft?_pos=12&_sid=8d1033306&_ss=r3Dモデリングの基礎知識と初心者がつまずきやすいポイントhttps://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/moderingkisozen?_pos=7&_sid=b0e55afc3&_ss=r3Dデータを無料でゲットするならここ!|おなじみサイトからこれから伸びそうなサイトまで紹介https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dmuryodata2022 【FDM方式VS光造形方式】 違いや選び方|初心者にも分かりやすく解説 https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dbegin 【通販はこちらから】 3Dプリンターの通販ページ https://skhonpo.com/collections/3dprinter-all フィラメントの通販ページ https://skhonpo.com/collections/filament レジンの通販ページ...
続きを読む
日本の寿司が宇宙に進出!? 3Dプリントで宇宙食革命
近年、3Dプリンティングは食品分野でも宇宙開発分野でも注目を集めていますが、ついにこの二つが融合しました。IHIエアロスペースと山形大学がタッグを組み、ノードソンEFDジャパンの協力のもと、なんと宇宙用の3Dプリント寿司を開発! 近い将来、地球を周回する宇宙旅行中に寿司を楽しむ時代が来るかもしれません。 宇宙旅行は特別な体験、ならば食事も特別に! 現在の宇宙旅行は、90分の弾道飛行でおよそ2500万円、本格的な長期滞在では数千億円規模という、超高額な体験です。そんな特別な空間で口にする食事もまた、スペシャルであるべき──そう考えたのが、IHIエアロスペースと山形大学のエンジニアたちでした。 彼らが着目したのが、日本が世界に誇る食文化「寿司」。さらに、宇宙空間では1グラムの重ささえ重要になるため、軽量化と高効率な生産が求められます。そこで、伝統的な職人技や豊富な魚介類に頼るのではなく、シンプルな美しさ・新鮮な味わい・素材のバランスを再現する、全く新しい寿司づくりに挑戦したのです。 どうやって宇宙用寿司を3Dプリントするの? 鍵を握ったのは「ペースト化」でした。例えばウニは本来、日持ちが難しい繊細な食材ですが、ペースト状にすることで保存性が向上。これを応用し、ウニペーストをはじめとする、白身魚、カニ、エビの4種類の素材を使って、3Dプリントによる寿司再現を目指しました。 しかし、ペーストを綺麗に押し出し、シャリ(酢飯)の上に崩れずにのせるのは容易ではありません。ここで活躍したのが、ノードソンEFDジャパンが開発したPICO Pulseジェットバルブシステム。 画像:ノードソンEFD ピエゾ素子を使った高精度の吐出技術により、300ミクロンという超細口ノズルから滑らかに素材を押し出すことに成功。味の移り香(クロスコンタミネーション)を防ぎながら、異なるネタの寿司を次々と造形できる仕組みを実現しました。 画像:ノードソンEFD 完成した宇宙寿司はどうなった? 試作品は見た目にも美しく、何度もの試験でも一貫した品質を保つことができました。さらに、日本国内で開催された大規模な産業展示会でも試食が提供され、来場した各界の要人たちから大きな注目を集めました。 画像:ノードソンEFD 今回のプロジェクトチームは、宇宙旅行だけでなく、病院・介護施設などでの食事サポートにも応用できる可能性を示唆しています。高齢者や咀嚼が難しい方に対して、見た目を楽しみつつ食べやすい食事を提供できるかもしれません。 宇宙寿司、実用化はこれから! 現時点では、宇宙船内でこの3Dプリント寿司が正式採用される予定はまだありません。今回の取り組みは、2024年に初めて報道されましたが、今後本格運用されるかは未知数です。とはいえ、宇宙旅行市場が広がれば、宇宙で食べる日本の寿司が当たり前になる日も遠くないかもしれません。 【お役立ち記事】2025年に3Dプリンターを買うならこれ!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2025osusumeおすすめのスライサーソフト6選|スライサーソフトの基本も解説!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2022soft?_pos=12&_sid=8d1033306&_ss=r3Dモデリングの基礎知識と初心者がつまずきやすいポイントhttps://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/moderingkisozen?_pos=7&_sid=b0e55afc3&_ss=r3Dデータを無料でゲットするならここ!|おなじみサイトからこれから伸びそうなサイトまで紹介https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dmuryodata2022 【FDM方式VS光造形方式】 違いや選び方|初心者にも分かりやすく解説 https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dbegin 【通販はこちらから】 3Dプリンターの通販ページ https://skhonpo.com/collections/3dprinter-all フィラメントの通販ページ https://skhonpo.com/collections/filament...
続きを読む
【お知らせ】SK本舗でBambu Labの3Dプリンター取り扱いはじめました!
こんにちは、SK本舗です! 今日は、とても耳寄りのお知らせがあります。なんと、あの3Dプリンターメーカー 「Bambu Lab」 の製品を、4月9日から正式に取り扱いを開始しました! Bambu Labってどんなメーカー? Bambu Lab(バンブーラボ)は、近年グングン注目度が上がってきている3Dプリンターメーカー。高性能なのに操作が簡単で、しかも速い!見た目もスタイリッシュで、ガジェット好きにはたまらない一台が揃ってるんです。個人ユーザーからプロの現場まで、どんなレベルの人にも刺さるラインナップが魅力です。 取り扱い予定のモデルをざっくり紹介! SK本舗では、以下の5機種をラインナップ予定です。それぞれとても個性的なんですよ。 H2D Bambu Labの最新機種である本機はプリントだけじゃない!レーザー加工やカッティングまでこなせる多機能マシン。Bambu Lab史上最大の造形サイズ(最大350×320×325mm)を誇り、デュアルノズル方式による高精度な3Dプリントを実現。加えて造形速度もBambu Lab史上過去1。カーボンファイバー、ガラス繊維強化樹脂など先進的なフィラメントにも対応してます。これ1台で、工作もDIYもアートも全部できちゃう万能型。まさに“家庭の工房”です! 販売ページ https://skhonpo.com/products/bambu-lab-fff-3dprinter_h2d-series X1 Carbon X1Eと同じ高速性能を持ちつつ、もう少しスマートにまとまったモデル。スピードも精度も妥協したくないけど、価格もなるべく抑えたい、という人におすすめの一台。実際、ホビーユースには十分すぎる性能。迷ったらコレ。 販売ページ https://skhonpo.com/products/bambu-lab-fff-3printer-x1-carbon P1S コスパ重視の方には特におすすめの一台。同社定番のP1シリーズにしっかりエンクロージャーがついて、扱える素材の幅がグッと広がっています。ABSなどの高温系素材を扱いたい人にはぴったり。空気清浄フィルターも搭載しているので安心してお使いいただけます! 販売ページ https://skhonpo.com/products/bambu-lab-fff-3printer-p1s A1 他の機種よりもちょっと小型でコンパクト。しかし侮るなかれ、Bambu Labのスピードとクオリティは健在!...
続きを読む
自然の力で超強化!ミクロな海藻に学んだ「超タフな3Dプリント素材」が誕生!
3Dプリント技術が進化を続ける中、「バイオミミクリー(生物模倣)」というアプローチが注目を集めています。つまり、“自然のデザイン”をお手本にして、これまでにない素材や構造を生み出そうというもの。そして今回、イタリアのジェノヴァ大学とアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究チームが、とんでもない素材を開発しました。なんと、“ミクロな海藻”を参考にして、驚異的な強度とエネルギー吸収性能を持つ3Dプリント素材を作ったのです! モデルになったのは「珪藻(けいそう)」という微生物 今回の研究のヒントとなったのは、海に漂う「珪藻(けいそう)」という小さな藻類。肉眼では見えないほど小さいのに、地球上のCO₂の20〜50%を吸収してくれる、地球にとって重要な存在です。 珪藻 しかも、この珪藻が持つ「フルストゥール」と呼ばれる殻は、とんでもない素材なんです。重さあたりの強度が自然界最強レベルで、しかも衝撃吸収性も抜群という、まさに“天然の超素材”。 研究チームは、この珪藻の複雑な構造を3Dプリンターで再現することに挑戦しました。 3Dプリントで再現された「自然界の神デザイン」 珪藻の殻は、ミクロ〜ナノレベルの細かい孔(穴)がびっしり並んだ、階層的で超複雑な構造をしています。それが「軽さ」「強さ」「浮力」「光の吸収効率」など、いろんな機能を両立させているんです。今回、研究チームはこれをDesign for Additive Manufacturing(3Dプリント設計の考え方)で再現。数値シミュレーションや流体力学の解析も組み合わせながら、驚きの性能を実現しました。 最先端素材はこんなところに使える! この「珪藻インスパイア素材」は、実用化にも大きな可能性を秘めています。たとえば… 自動車部品:軽くて頑丈、しかも空力性能アップ! CO₂回収フィルター:穴の多さと強さを兼ね備えた新世代膜材料 薬のデリバリーシステム:細かな孔で狙った場所にピンポイント放出 ソフトロボット:しなやかで軽い、次世代のアクチュエーター素材 そして、研究チームが実際に作って検証したのが、3Dプリント製のヘルメット「D-HAT(ディーハット)」。従来のフォーム材やハニカム構造を超えるエネルギー吸収性能を持ち、まさに“守ってくれる科学”の結晶です。 3D printed D-HAT prototype 自然のデザイン×3Dプリント=未来のモノづくり 自然の叡智と3Dプリント技術が融合すれば、どれだけ新しい発想や製品が生まれ得るのか、この研究はその一端を垣間見せてくれているようです。小さな珪藻の中に詰まった壮大な仕組みが、やがて私たちの身を守る製品や、地球を救う技術につながっていくかも、と考えると、このバイオミミクリーの可能性は無限大です。 まさに、“自然は最高のエンジニア”。3Dプリントの可能性、どこまで広がるのでしょうか? 参照:https://advanced.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/aisy.202400419 【お役立ち記事】2025年に3Dプリンターを買うならこれ!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2025osusumeおすすめのスライサーソフト6選|スライサーソフトの基本も解説!https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2022soft?_pos=12&_sid=8d1033306&_ss=r3Dモデリングの基礎知識と初心者がつまずきやすいポイントhttps://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/moderingkisozen?_pos=7&_sid=b0e55afc3&_ss=r3Dデータを無料でゲットするならここ!|おなじみサイトからこれから伸びそうなサイトまで紹介https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dmuryodata2022 【FDM方式VS光造形方式】...
続きを読む
家庭で使える小型金属3Dプリンター完全ガイド!2025年のおすすめモデルも紹介
3Dプリンターといえば、プラスチック素材を使うイメージが強いですが、実は 金属を使った3Dプリントも可能です!昔は工業用途が中心で、大型で高価なものがほとんどでしたが、最近では 個人でも導入できる小型金属3Dプリンター が登場し、身近な存在になってきました。 「家庭で金属パーツをプリントできたら、DIYの幅が広がりそう!」「でも導入コストや使い方が難しそう…」という疑問を持つ人もいるはず。この記事では 金属3Dプリンターの基本から、2025年におすすめの小型機種まで しっかり解説していきます! そもそも金属3Dプリンターってどんな仕組み? 金属3Dプリンターには いくつかの造形方式 があります。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。 ① パウダーベッド方式(PBF) 金属粉末を敷き詰めて、 レーザーや電子ビームで溶かしながら 積層していく方式。高精度で強度のある造形が可能ですが、家庭で使うには 粉塵や高温の管理が大変 なので、基本的には 業務用 です。 ▶ 例:EOS M 100(工業用) ▶ 詳細:EOS公式サイト ② バインダージェット方式(BJ) 金属粉末に 液体バインダー(接着剤)を吹き付けながら...
続きを読む
3Dプリント製スマートリングがASL(アメリカ手話)の指綴りをリアルタイム翻訳!
手話の指の動きをリアルタイムでテキストに変換する、画期的なスマートリングが登場しました! アメリカのコーネル大学の研究チームが開発したこの「SpellRing」は、AIとマイクロソナー技術を活用し、3Dプリント製の小さなリング型デバイスで手話の指綴り(フィンガースペルリング)を認識。なんと、たったコインサイズのコンパクトなデザインながら、手や指の動きを正確にトラッキングし、リアルタイムでテキストに変換してくれるんです。 スマートリングで手話の指綴りをテキスト化! この「SpellRing」には、マイク、スピーカー、ミニジャイロスコープが搭載されており、AIを活用して手の動きを認識。ディープラーニングのアルゴリズムと組み合わせることで、手話ユーザーの指の動きを高精度でトラッキングします。 研究チームが行ったテストでは、ASLユーザー20人を対象に20,000語以上の単語を解析。その結果、なんと82%から92%という高い認識精度を達成しました。 この技術が特に優れているのは、従来の手話翻訳デバイスと比べて圧倒的にコンパクトで使いやすい点。研究リーダーであるヒョンチョル・リム博士課程生は、「これまでの手話翻訳デバイスは大きくて実用性が低く、聴覚障がい者のコミュニティに受け入れられにくかった。しかし、SpellRingは日常的に装着できるシンプルなデザインが特徴」と語っています。 Image Credit: Louis DiPietro なぜ指綴り(フィンガースペルリング)なのか? ASL(アメリカ手話)では、指の形を使ってアルファベットを表現する「フィンガースペルリング」があります。これは特に、固有名詞や技術用語などを伝えるときに重要。しかし、手話の動きは人によって微妙に異なるため、AIの学習には大きな課題がありました。 研究チームは、この課題を克服するためにASLの26種類の指の形を学習し、より自然な流れで手話を認識できるようにしました。現在のバージョンでは、PCやスマートフォンに直接テキストを入力することも可能です。 未来はメガネ型デバイスへ? ただし、ASLは指綴りだけではなく、表情や体全体の動きも重要な要素。研究チームは今後、このマイクロソナー技術をメガネ型デバイスに組み込むことで、より広範囲の動きをキャプチャし、手話の完全な翻訳を目指すとしています。 このプロジェクトは全米科学財団(National Science Foundation)の支援を受けて進められ、コーネル大学の「Smart Computer Interfaces for Future Interactions Lab」で開発されました。開発プロセスでは、経験豊富な手話ユーザーと初心者の両方からフィードバックを受け、実用性を高める工夫が施されています。 この研究成果は、4月26日から5月1日にかけて日本の横浜で開催される「人間とコンピュータの相互作用に関する学会(Association of Computing Machinery’s CHI Conference)」で発表される予定。...
続きを読む
3Dプリントでブラジャーの寿命を延ばす!ユニークなハンガー「Bras Up」登場
シカゴの工業デザイナー ジョイス・ライ(Joyce Lai) さんが、ブラジャーの寿命を延ばすための3Dプリント製ハンガー を開発しました!その名も 「Bras Up(ブラズ・アップ)」。環境に優しい リサイクル樹脂とステンレススチール を使用し、ブラの形をしっかり保つ特殊なクリップとサポート構造を備えたハンガーです。 ブラのケアに悩む人にとって、これはまさに 革命的なアイテム になりそうです! image:Joyce Lai ブラの寿命を縮める「間違った干し方」 「ブラの干し方が原因で形が崩れる」という話、聞いたことありませんか?特にワイヤー入りのブラジャーは、 間違った方法で乾かすとカップが変形しやすいんです。 この問題を解決するために Bras Up は 3Dモデルを基に設計 されており、 人間の胸の形を再現したカーブ構造になっています。そのため、ブラを 逆さ吊り にして干すことができ、 自然な形をキープ したまま乾燥させることが可能です! さらに、ハンガーの底にはループが付いていて、 複数のBras...
続きを読む