選定の軸
機種名の前に決める4つのこと
先に使い方を決めると、必要な方式・台数・周辺機器が絞りやすくなります。
造形方式
FDMは扱いやすく複数人運用向き。光造形は精密な形状、小型部品、模型制作、研究用途に向いています。
同時利用人数
1台を共有するのか、班ごとに使うのかで必要台数と造形待ち時間が変わります。
授業時間
50分・90分授業で完結させるか、次回までに出力しておくかで課題設計が変わります。
消耗品管理
フィラメント、レジン、洗浄用品、交換部品まで含めて年間運用費を確認します。
用途別
用途別の選び方
| 用途 | 向いている構成 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| STEAM授業 | FDM中心・複数台構成 | 安全性、造形時間、班ごとの待ち時間 |
| 研究室・卒研 | FDM + 光造形の併用 | 精度、材料特性、試作サイクル |
| 模型・造形表現 | 光造形 + 洗浄硬化環境 | レジン管理、換気、後処理スペース |
| FabLab・共用工房 | 扱いやすいFDMを中心に台数設計 | 予約運用、メンテナンス担当、材料ルール |
構成例
教育現場で検討しやすい構成
本体単品ではなく、授業で使い始めるところまで含めて構成を考えます。
授業導入
FDM複数台構成
班ごとに出力体験を回したい学校向け。フィラメント管理、造形時間、ノズル交換、設置スペースまで確認します。
研究・精密
光造形 + 洗浄硬化
小型部品、模型、ジュエリー、歯科技工、研究用治具など精細さが必要な用途向け。換気・保護具・後処理も確認します。
応用授業
3Dスキャナー連携
実物をスキャンして編集・出力する流れまで扱う授業向け。美術、文化財、人体、製品形状の学習にも展開できます。
授業運用
授業に入れる前に確認したい項目
| 確認項目 | なぜ必要か | 相談時の見方 |
|---|---|---|
| 1回の授業時間 | 造形が終わらないと次回持ち越しになる | 短時間課題、事前出力、複数台構成を検討 |
| 利用人数 | 台数不足は待ち時間と公平性に直結する | 班数、同時利用人数、学年人数を共有 |
| 安全管理 | 光造形はレジン、FDMは熱や可動部の扱いがある | 管理者、保管場所、保護具、後処理ルールを確認 |
| 継続費用 | 材料・交換部品・洗浄用品が必要になる | 年間予算と消耗品の購入方法を整理 |
相談前メモ
分かる範囲で共有してほしいこと
1
使う場面
授業、研究、部活動、共用工房など主用途を共有してください。
2
人数と頻度
同時利用人数、1週間の使用回数、課題制作の締切があると選びやすくなります。
3
購入条件
予算、支払方法、必要書類、納期の希望を分かる範囲で共有してください。
