SK高靭性レジン [～12K対応]

鉄道模型、主にNゲージの製作はこのレジン一択です。他のレジンも試しましたが、時間の経過で反りがあったり割れたりしましたので、それが少ないこの高靭性レジンを使っています。

色々レジン試してみたけど、パキパキに仕上がる感じが好きで今はこれに落ち着いてます。
確かに水洗いレジンの方が洗浄は楽かもしれないが、自分はアルコール洗浄でもあまり苦には感じていないので。
自分がやってる事であれば、デティールがしっかり出るのでオリジナルのシリコンモールド造りの原型には向いていると思います。

造形自体は問題なく、活用させていただいております。
唯一、内フタが空けずらく、空けたときに勢いで飛んで行ったり、汚れたりするのでそこを改善して欲しい。

ELEGOO SATURN で0.1mmのスジ彫りもちゃんと出るので結構細かいところまで造形できるようです。
しかし硬化後は硬くて弾性は少ない感じで、細いもの薄いものは簡単に割れてしまい、そういった細かな部分にサポートを付けてしまうとニッパーではパージが難しいと思いました。
ネジ穴を造形しタッピングビスをねじ込むと圧力に耐えられず割れてしまいます。
精度が高いので模型等には良いですが、構造部品にはあまり向いていないと思いました。

かなり優秀なレジンだと思います。
タフレジンでは他にSIRAYAのレジンを使用したことがありますが、そちらと比較して圧倒的に精度が高いです。エッジの効いた細かい造形が実現できます。また失敗率はほぼ0です。かなり優秀です。

カラーについてはほぼ不透明の白で、完成品にエアブラシなどで塗装を行なっても問題ありません。プライマーなしでも強固に密着してくれます。
SIRAYAのタフレジンの場合、塗装が簡単に剥がれてしまう欠点があったので、嬉しい限りです。

しかしながら強度と価格についてはSIRAYAが圧倒的有利かと思います。
SKの高靭性レジンは確かに硬さはあるものの粘り気がなく、細かなパーツであれば簡単にパキッと折れます。また高価なため、結局シリコン型で量産した方がコスト削減になる場合があります。
その反面、SIRAYAのタフレジンには強い粘りがあるので、細かいパーツであっても折れることなく、グニャッと曲がってすぐに元に戻ります。

フィギュア原型などの、精度、強度共に求められる場合にはこちらのレジンがかなりオススメですが、完成品の強度を最重要視するならば、SIRAYAのタフレジンを使用するのが妥当かと思います。