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Bambu Lab A1 miniを自宅で使ってみた|多色造形とAI生成モデルの出力を試した体験記

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本記事は、SK本舗が、お取引先である株式会社メルタ様(3Dプリント出力サービス運営)に寄稿をご依頼し、同社の方から寄稿いただいたものです。掲載と編集はSK本舗が行い、記事の末尾でSK本舗の取扱商品をご案内しています。

記事に登場するA1 miniは、寄稿者ご自身が購入されたものです。

寄稿:株式会社メルタ / 編集:SK本舗

大学の講義で3Dプリンターに出会い、そこから自宅に導入するまで。この記事では、はじめて買ったCreality Ender-3 S1から、多色造形ができるBambu Lab(バンブーラボ)A1 miniへの買い替え、セットアップ、実際に困ったことまでを、寄稿者の視点で紹介します。読みやすさのための文章整理と、製品仕様・安全上のご注意の補足はSK本舗編集部が加えています(まとまった補足は「編集部より」としてまとめました)。

3Dプリンターの購入を検討している方や、多色造形・3Dモデル生成AIに興味がある方の参考になれば幸いです。

  • 1単色機から多色機に買い替えた理由キャラクターものを作ろうとして、色数で行き詰まったところから。
  • 2A1 miniのセットアップでつまずきやすい点3ピンプラグ(アース)と、Wi-Fi・microSDカードの仕様。
  • 3AMS liteでの多色造形はどんな感じか色替えのたびに出る廃材の話も含めて。
  • 4AIで生成した3Dモデルを実際に刷ってみた結果画像1枚から盆栽を作って、約6時間かけて出力。
  • 5音と振動が思ったより気になった話設置場所と時間帯は考えたほうがいいです。

3Dプリンターをなぜ買ったのか

3Dプリンターの存在を知ったのは、大学の講義がきっかけでした。PC上で制作した3Dモデルを手に取れる形として作れることに「これはおもしろい」と感動していました。

好きな作品の3Dモデルを3Dプリンターでつくって自分の机に飾りたかったのですが、規約上、版権物は学校の3Dプリンターでは作れませんでした。

そうなったら個人用の3Dプリンターを買うしかないと思い購入しました。当時はCrealityのEnder-3 S1(6万円弱くらいだった気がします)を買いました。

はじめて買ったCreality Ender-3 S1
はじめて買ったCreality Ender-3 S1
ネームプレートを出力しているところ
ネームプレートを出力しているところ
小さなパーツを出力しているところ
小さなパーツを出力しているところ
出力した箱
出力した箱
出力したパーツ
出力したパーツ

編集部より:Ender-3 S1は現行世代ではなく、SK本舗でも販売を終了しています。

Bambu Labの3Dプリンターをなぜ買ったのか

ものを入れるケースやシルエットモデルであれば単色造形で事足りるのですが、キャラクターのモデルを造形する場合、色数の制約で表現の幅に限界を感じていました。

2つ以上の色を使って3Dプリントする方法はもちろんありますが、造形途中に3Dプリンターを一時停止させフィラメントの色を変えることで多色表現が可能です。

これで単色ではないモデルを造形することができます(層ごとに色が変えられるイメージです)。色変えが一回で済む、QRコードや文字のプレートをつくっていました。

下記画像は、ハート型の迷路のようなもの(ゴールはありません)で、玉を転がして遊べるようになっています。

手動で色を替えて作ったハート型の迷路。玉を転がして遊べます
手動で色を替えて作ったハート型の迷路。玉を転がして遊べます

しかし、色を手作業で変えるのは、何時間も3Dプリンターの前で待機しないといけないため、とても手間がかかります。

そこでAMS(フィラメントを自動で切り替えるユニット)というものがあることを知りました。すごいぞ、これは。

さらにすごいのは、AMS liteが同じ層で複数の色を切り替えられることです。つまり、サッカーボールが作れるということになります。

そこで私が見つけたのがBambu LabのA1 miniでした。

まず思ったこととして、価格が安いと感じました。AMS liteが付かない単体モデルは、Nintendo Switch(通常モデル)より安く買えました。多色造形をするにはAMS lite付きのComboモデルが必要です。

結構悩みましたが、自分へのクリスマスプレゼントとして思い切って購入しました。

編集部より

A1 miniには、AMS liteが付かない単体と、AMS lite付きのComboの2つの構成があります。価格は改定やセールで変動しますので、最新の価格と構成はBambu Lab FFF方式3Dプリンター「A1 mini」シリーズの商品ページでご確認ください(単体とComboは同じページから選べます)。なお比較に挙げたNintendo Switch(通常モデル)の希望小売価格は税込43,980円です(2026年5月25日改定・2026年8月20日確認)。

A1 miniに付属するのは、非密閉型の「AMS lite」です。密閉型の「AMS」「AMS 2 Pro」「AMS HT」をA1シリーズにつなぐ場合はA1シリーズ用のAMSハブ(SA013)が必要で、AMS 2 Proとハブが最初から同梱された構成もBambu Lab公式ストアで選べます。なおA1 miniが対応するAMS liteは1台まで(最大4色)です。多色造形をするにはAMS liteが必要です。後からAMS liteだけを買い足すより、最初からComboを選ぶほうが総額を抑えられます(価格は各商品ページでご確認ください)。なお構成によっては入荷待ちになる場合がありますので、お届け時期も商品ページの表示をあわせてご確認ください。

Bambu Labの3Dプリンターが届いたので早速セットアップ

3Dプリンターは、ほとんど組み立てられた状態で送られてきたので、ネジ締めを行うぐらいしかやることがありませんでした。

また、3Dプリンターのプラグは三又なのでアダプターが別途必要でした。

なお、この3ピンプラグの3本目はアース(接地極)です。Bambu Labは「採用している電源プラグは『接地極付きプラグ』となっております。接地極なしのコンセントでの使用は認められておりません」と案内しているため、必ず接地極付きのコンセントを使うか、3ピン→2ピンの変換アダプタを使う場合もアダプターのアース線をコンセントのアース端子に必ず接続してください。アース端子付きのコンセントが無い場合は、電気工事店に増設を依頼してください。長時間の連続運転や、就寝中・外出中に動かすことを考えているなら、ここは省かないでください。(出典:Bambu Lab公式ストア A1 mini 商品ページ 注意事項/2026年8月20日取得)

A1 miniはWi-Fi接続に対応していて、パソコンのBambu Studioやスマホアプリの Bambu Handy から印刷データを直接送れます。パソコンでカードにコピーして本体に挿し直す、という昔ながらの手間はありません。ただしA1 mini本体に内蔵ストレージは無く、送られたデータは同梱のmicroSDカード(32GB)に書き込まれる仕組みなので、カードは挿したままにしておく必要があります。なおWi-Fiは2.4GHz帯のみの対応(IEEE 802.11 b/g/n)なので、5GHz専用のSSIDでは接続できません。ルーターの2.4GHz側を選んでください。

編集部より:A1 miniのセットアップでつまずきやすい3点

つまずきやすい点 実際はこうなっています
電源プラグが3ピンで挿さらない 3本目はアース(接地極)です。Bambu Labはアース端子の無いコンセントでの使用を認めていません。変換アダプタを使う場合も、アース線は必ずコンセントのアース端子に接続してください。A1 miniの電源コードは本体に直結されていてIEC(インレット)式ではないため、市販の2ピンコードに挿し替えることはできません(交換は分解を伴う公式手順が必要です)。
Wi-Fiに接続できない A1 miniのWi-Fiは2.4GHz帯のみの対応(IEEE 802.11 b/g/n)です。5GHz専用のSSIDには接続できません。ルーターの2.4GHz側のSSIDを選んでください。
microSDカードは抜いていいのか A1 mini本体に内蔵ストレージはありません。Wi-Fi経由で送ったデータもmicroSDカードに書き込まれるため、同梱の32GBカードは挿したままにしておきます。

出典:電源プラグ・接地=Bambu Lab公式ストア(日本)A1 mini商品ページ 注意事項。Wi-Fi対応帯域(2412-2472MHz/IEEE 802.11 b/g/n)およびストレージ(Micro SD Card)=Bambu Lab公式 A1 mini 技術仕様。内蔵メモリ非搭載・32GB microSD同梱=Bambu Lab公式Wiki「A1 mini FAQ」。いずれも2026年8月20日取得。

Bambu Labのフィラメント、スプールも優秀

Bambu Labのフィラメントスプール(フィラメントの巻き枠)にも感動しました。

それは、フィラメントを使い切った後にスプール本体を再利用できることです。

フィラメントがなくなったら、スプールからフィラメントの芯だけを取り外し、新しいフィラメントに付け替えることができます。スプールを毎回捨てる必要がないです。

また、フィラメントにはタグ(RFID)がついているので、スプールの配置を変えたりしても自動で色を判別してくれます。これはBambu Lab純正フィラメントの機能で、タグの無い他社製フィラメントを使う場合は、素材と色をスライサー側で手動指定することになります。

編集部より

この「詰め替え」の運用は、SK本舗でもご用意しています。フィラメント側はBambu Lab PLA ベーシック(スプールなし・詰め替え用)、巻き枠側はBambu Lab 純正 再利用可能なスプール(高耐熱・ブラック ≤90℃)をご覧ください(お取り扱い色と在庫状況は各商品ページでご確認ください)。

自動で色を切り替えるのに感動

AMS liteを取り付けていざ多色造形。「4色のフィラメントが並んでいて、かっこいい」それが最初の印象でした。

フィラメント交換の場面になると、自動でフィラメントを巻き取り、別のフィラメントに切り替わります。

交換のたびに、パージ(フラッシング)と呼ばれる工程で古い色のフィラメントが押し出され、廃材(いわゆる「poop」)が本体から排出されます。A1 miniにはこれを掻き落とす「パージワイパー」が標準で付いていますが、落ちた廃材を受ける容器は付属しません。これを受けるものがないと大惨事になります。

受け箱の3Dデータがネット上にいろいろあるので先に造形して使うようにしましょう。

編集部より

日本語で3Dデータを探すなら、SK本舗が運営する3D Data Japanもあわせてご覧ください。日本のクリエイターが出品した3Dプリンター用データ(STL / 3MF)が集まるポータルで、一部のデータは会員登録をすれば無料でダウンロードできます(無料データ一覧はこちら)。

AMS liteと上位のAMSシリーズの違いや、どれが自分の機種で使えるのかは、Bambu Lab AMS 2 Pro・AMS HT・AMS liteの違いと選び方にまとめてあります。

MakerWorld

MakerWorldは、Bambu Labが運営する3Dモデル共有プラットフォームです。掲載されているモデルは無料でダウンロードできます(クリエイター向けの商用ライセンスなど、有料の仕組みは別に用意されています)。

本プラットフォームでは、キーワード検索で様々なデータを見つけることができます。

3Dデータが作れなくても、ユニークなスマホスタンドや花瓶など、自分の欲しいものがあればダウンロードして造形することができます。

これが便利で一番いいと思うところです。

編集部より

MakerWorldのパラメトリックモデルを使うと、CADが使えなくてもサイズを自分用に変えて出力できます。やり方はMakerWorldパラメトリックモデルの使い方|CADなしで自分専用サイズを印刷【4作例で検証】で解説しています。

3Dモデル生成AIで3Dモデルを作成

自分でモデルを作るのは難しいと感じている方は多いのではないでしょうか。

しかし、AIが発展し、モデリングの知識や技術がなくてもAIツールを活用してオリジナルの3Dモデルをつくれるようになりました。

編集部より

AI 3Dモデリングツールの選び方・無料枠・比較表は『【2026年最新】AIで3Dモデルを無料作成!テキスト・画像から立体化できるAI 3Dモデリングツール8選』に一覧でまとめています。

一例として3D生成AIで盆栽を作ってみたので紹介します。

今回はテキストや画像の情報をもとに3Dモデルを生成することができる「Tripo AI」を使ってみました。

Tripo AIに盆栽の画像をアップロードしてみました。(この画像もAIで生成したものです)

Tripo AIに読み込ませた元画像。この画像もAIで生成したものです
Tripo AIに読み込ませた元画像。この画像もAIで生成したものです

「モデルを生成」を押すと3D生成が開始されます!

なんと、2分くらいで3Dモデルが生成されました。はやい…

画像とほとんど違いがないものが生成できました。

後ろや横から見た画像がないにもかかわらず、自動で補完して違和感なく形を作っています。

Tripo AIで生成したモデル
Tripo AIで生成したモデル
別の角度から
別の角度から

さらに生成した3Dモデルを3Dプリンターで造形してみました。

(無料プランでは、下位モデルで生成したものしかエクスポート(ダウンロード)できません。今回のモデルは上位版で生成したため、エクスポートには有料プランへの加入が必要でした。※2026年8月時点。最新の条件は Tripo AI 公式の料金ページをご確認ください。)

生成モデルと似た色4色を使って3Dプリントをしてみました。約6時間かけて無事3Dプリントが終わりました。

編集部より

生成したモデルをそのまま3Dプリントすると失敗しやすいポイントは、『AI生成STLを3Dプリントする完全ガイド ― メッシュ健全化から印刷準備まで』にまとめてあります。

プリントが終わると、生成された3Dモデルを手に取れる形にすることができました。

3Dプリント出力した盆栽モデル
3Dプリント出力した盆栽モデル
机に置いてみたところ
机に置いてみたところ
手に持つとこのサイズ
手に持つとこのサイズ

かわいいーーーーー!

大きさや素材の色を変えれば種類が増えますね。

大きさと色を変えて出力したもの
大きさと色を変えて出力したもの

楽しくなったので、いろんな盆栽を作って印刷してみました。

①元画像、②生成した3Dモデル、③3Dプリント物の順に並べています。

① 元画像(AI生成):枝が横に広がる盆栽
① 元画像(AI生成)
② Tripo AIで生成した3Dモデル:枝が横に広がる盆栽
② 生成した3Dモデル
③ 3Dプリント出力した、枝が横に広がる盆栽
③ 3Dプリント物
① 元画像(AI生成):傘のように葉が広がる盆栽
① 元画像(AI生成)
② Tripo AIで生成した3Dモデル:傘のように葉が広がる盆栽
② 生成した3Dモデル
③ 3Dプリント出力した、傘のように葉が広がる盆栽
③ 3Dプリント物

3Dプリンターで困ったこと

個人的には3Dプリンターの稼働中の音と振動は思ったより気になります。

試しに出力中に隣で寝ようとしたのですが、動作音が気になってなかなか寝付けませんでした(出来上がりが楽しみで眠れなかった説もありますが)。

また、Bambu Labのプリンターは印刷開始前に自動で振動補正キャリブレーション(公式には「クイック振動補正チェック」)を行うのですが、これがかなり響きます。

2階に設置して1階にいても、振動が伝わってきます。設置場所や時間帯には少し気を使う必要がありそうです。

編集部より:設置場所で失敗しないための3点

  • 1寝室や、寝室の真上の部屋には置かない出力は数時間単位になります。就寝中に動かすなら、生活空間と1枚壁を挟める場所を選ぶと安心です。
  • 2床に直置きしない振動が階下に伝わります。ぐらつかない台に置き、防振マットを1枚敷くだけでも変わります。
  • 3印刷開始直後の音は仕様開始前のキャリブレーション中に振動と音が出るのは、メーカーも正常な動作として案内しています。この機能は無効化しないことをおすすめします(ベルトの張力を検出できなくなるため。出典:Bambu Lab公式Wiki「振動補正チェックをオフにする方法」/2026年8月21日取得)。

編集部より

集合住宅で3Dプリンターを使えるかどうかは、この「音・振動・におい」で決まります。機種ごとの傾向は『マンション・賃貸でBambu Labの3Dプリンターは使える?騒音・におい・振動とBambu機種の選び方』にまとめました。

編集部より:ここまでが寄稿者の体験です。単色機からの買い替え理由、セットアップのつまずき、AMS liteの廃材処理、AI生成モデルの出力、音と振動——実際に自宅で使った方の記録として、機種選びの参考にしてください。

(編集部より)SK本舗でもBambu Labを取り扱っています

今回使用されているBambu Labの3Dプリンターは、SK本舗でも取り扱っています。SK本舗はBambu Labの日本正規代理店です。販売だけでなく、設定や操作で困ったときのトラブル相談を日本語・国内スタッフで一次受付しているため、3Dプリンターを初めて買う方や扱いが分からない方も、お気軽にお問い合わせください。

寄稿:株式会社メルタ / 編集:SK本舗