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3Dスキャナーの精度・解像度・体積精度の違い|仕様表の読み方

精度は基準にどれだけ近いか、繰返し性は同じ条件での結果のばらつき、点間距離は取得点の間隔に関する指標です。体積精度は広い測定範囲での性能を表す製品仕様として使われますが、定義と試験条件の確認が必要です。数値の単位が同じmmでも、同じ性能を測っているとは限りません。

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精度が高いことと、細かい点が取れることは別

計量用語のVIMでは、測定の正確さと精密さ、分解能を区別します。一方、製品カタログの「精度」は、特定の試験による誤差の仕様値として記載されることがあります。どの誤差を、どの試験条件で評価したかまで読むことが重要です。

点間距離を細かくしても、位置合わせのずれや表面状態による誤差が消えるわけではありません。また、カメラの画素数やテクスチャ画像の解像度は、形状の寸法精度そのものではありません。

精度が高いことと、細かい点が取れることは別の確認表
表記 読むときの問い 避けたい解釈
精度・Accuracy 評価した誤差と試験は何か どんな実物でもその誤差内になる
繰返し性 何を同じ条件にして繰り返したか 真値に近いことと同じ
点間距離・解像度 取得モードと設定範囲は何か 細かい点なら寸法も正しい
体積精度 距離、範囲、座標基準は何か 単一箇所の精度と同じ

距離に応じて変わる仕様は、使用範囲で読む

体積精度には、固定の項と距離に比例する項の和で表す仕様や、測定空間・追跡距離ごとに値を示す仕様があります。係数だけを比べると、想定する距離では結論が変わる場合があります。計算する場合も、式が適用される測定モードと距離の定義を確認してください。

たとえばNIMBLETRACK Gen2はスキャナー単独とシステムで精度表記を分け、追跡距離ごとの体積精度も案内しています。MSCAN-L15を併用する製品では、写真測量の基準を含んだ別の条件になります。単体とセットの数値を同じ欄で順位付けしません。

  1. 単一の取得:どの誤差を測ったか
  2. 複数の取得:座標をどうつないだか
  3. 全体の評価:距離と基準は何か
判断する順序と確認項目

実物での適否は、測定手順ごと確認する

実物では、材質・表面、温度、固定、位置合わせ、作業者、データ処理が結果に関わります。カタログの試験条件と実務の条件の差を整理し、校正や基準器の確認と、実物を繰り返し測る検証を組み合わせます。

要求公差に対して、どこまでの測定不確かさを許容するかは検査計画の判断です。用途を聞かずに一定の割合や桁数で機種を推奨することは避けます。メーカーが精度を公表していない項目は未確認とし、解像度を代わりの精度値にしません。

  • 正式型番・世代・測定モードを一致させる
  • 最大・最小・最高などの限定語を残す
  • 試験規格、距離、基準具、構成品を読む
  • 測定手順と解析の設定を記録する
  • 測れない箇所や他の測定器との役割分担を決める

仮の体積精度式を読む練習

説明用の仮の仕様として「0.03 mm + 0.02 mm/m × L」が示され、Lがメートル単位の長さと定義されているとします。Lが2 mなら式の計算結果は0.07 mmです。これは特定製品の仕様ではなく、長さに比例する項の読み方を示す例です。

この結果を「どの面も必ず0.07 mm以内」と読み替えることはできません。式が何の誤差を表すか、使う基準具、測定モード、試験長さの範囲を確認します。同じような式でも、前提が違えば直接の優劣比較には使えません。

比較表に転記するときに残す項目

数値だけを抜き出すと条件が失われます。社内の比較表にも、項目名、単位、モード、測定範囲、脚注、出典を一組で残してください。

比較表に転記するときに残す項目の確認表
カタログで見つけた表現 読み替えてはいけないもの
最小点間距離 測定誤差の保証値
システム精度 スキャナー単体の全モードの性能
最大取得速度 どの対象・設定でも得られる作業速度
同一条件での繰返し性 基準値との一致や現場全体の測定不確かさ

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出典・情報確認日

  1. jcgm.bipm.org:計測用語の定義
  2. jcgm.bipm.org:計測用語の定義
  3. jcgm.bipm.org:計測用語の定義
  4. jcgm.bipm.org:計測用語の定義
  5. www.3d-scantech.com:公式資料
  6. www.3d-scantech.com:公式資料

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