最終更新:2026年6月2日
この記事のポイント
Bambu Lab全機種(A1 mini・A1・A2L・P2S・X2D・H2S・H2D・H2C)を価格・用途・素材対応で比較します。入門機はA1 mini、大型をPLA/PETGで静かに作るならA2L、コスパ最優先はP2S、多色印刷・業務用途はH2Cが有力候補。SK本舗がBambu Lab正規代理店として販売・サポート実績に基づき解説します。
Bambu Labを選ぶなら、初心者・小型造形はA1 mini、大きめの造形もしたいならA1、PLA/PETGで大型を静かに作るならA2L、ABS等の高温素材を使うならP2S Combo、デュアルノズルで後処理を減らしたいならX2D、業務用はH2S / H2D / H2Cが最適解です。
「Bambu Labの3Dプリンターが気になるけど、機種が多くてどれを選べばいいか分からない......」そんな声を、SK本舗のサポート窓口でも本当によくいただきます。A1 mini、A1、A2L、P2S、X2D、H2S、H2D、H2C。名前だけ見ても違いが分かりにくいですよね。
SK本舗はBambu Labの正規代理店として、これまで累計数千台の販売・サポートを行ってきました。その中で蓄積してきた「買った後に聞かれること」「後悔しがちなポイント」を踏まえて、目的別の選び方を正直にお伝えします。
この記事では、2026年6月時点の最新ラインナップ全8機種をスペック比較し、「あなたの使い方ならこれ」という結論をはっきり示していきます。
SK本舗でBambu Lab製品を購入するメリット
SK本舗 Bambu Lab 関連ガイド
SK本舗はBambu Labの正規代理店です。正規品を適正価格で提供しつつ、「買った後」のサポートに力を入れています。
SK本舗で買う7つのメリット
- メーカー保証が確実に適用される(日本語対応)
- 初期不良は国内在庫から即交換
- 購入後もLINE・お問い合わせフォーム(メール)で技術相談ができる
- PSE/技適準拠の正規品で安心
- Proteger延長保証で最大3年まで保証延長可能
- 3Dプリンターとフィラメント・レジンをトータルで相談できる専門店
- 法人対応(見積書・請求書発行・補助金相談)にも対応
3Dプリンターは買ったら終わりではなく、使っているうちに「ノズルが詰まった」「印刷がずれる」といったトラブルが起きることがあります。SK本舗では3Dプリンターとフィラメント・レジンの両方を扱う専門店として、トータルでサポートできる体制を整えています。
用途別おすすめ早見表
迷ったらここを見てください
| 用途・目的 | おすすめ機種 | 価格帯(税込) | こんな方に |
|---|---|---|---|
| 入門・小物 | A1 mini | ¥29,800〜¥49,800 | 初めての3Dプリンター、PLA中心の小物づくり |
| ホビー・大きめ造形 | A1 | ¥48,800〜¥68,800 | 大きめの造形、コスプレ小道具、模型 |
| 大型・静音・PLA/PETG | A2L | ¥64,800〜¥84,800 予約受付中 |
330mmの大型造形を静かに。PLA/PETG中心、ABSはP2S以上へ |
| 高温素材・密閉環境 | P2S Combo | ¥148,000 | ABS/ASAの高温素材、密閉チャンバーが必要な方 |
| デュアルノズル・サポート材 | X2D | ¥126,000〜¥165,000 | サポート後処理を削減、65℃チャンバー、最大25色 |
| 業務用・中型 | H2S | ¥249,800 | 業務用の高速造形、カーボン素材対応 |
| 業務用・大型 | H2D | ¥299,800〜 | 大型造形、デュアルヘッド、産業グレード品質 |
| 産業用 | H2C | ¥399,900 | 研究機関、連続稼働、産業グレード品質管理 |
Bambu Lab全8機種スペック比較表(2026年最新)
まずは全8機種を一覧で比較します。価格はすべてSK本舗での販売価格(税込)です。
| 項目 | A1 mini | A1 | A2L | P2S | X2D | H2S | H2D | H2C |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 価格帯(税込) | ¥29,800(単体) ¥49,800(Combo) |
¥48,800(単体) ¥68,800(Combo) |
¥64,800(単体)¥84,800(Combo) | ¥148,000(Combo) | ¥126,000〜¥165,000 | ¥249,800(Combo) | ¥299,800〜 | ¥399,900(Combo) |
| 筐体タイプ | オープン型 | オープン型 | オープン型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 | 密閉型 |
| 造形サイズ | 180×180×180mm | 256×256×256mm | 330×320×325mm | 256×256×256mm | 256×256×260mm | 340×320×340mm |
シングル:325×320×325 デュアル:300×320×325 最大範囲:350×320×325 |
シングル左:325×320×325 シングル右:305×320×325 デュアル:300×320×325 最大範囲:330×320×325 |
| 造形体積 | 5.83L | 16.78L | 約34.3L | 16.78L | 17.04L | 約37.0L | 約36.4L | 約34.3L |
| 最大印刷速度 | 500mm/s | 500mm/s | 500mm/s | 600mm/s | 1,000mm/s | 1000mm/s | 1000mm/s | 1000mm/s |
| ノズル最高温度 | 300°C | 300°C | 300°C | 300°C | 300°C | 350°C | 350°C | 350°C |
| ヒートベッド最高温度 | 80°C | 100°C | 80°C | 110°C | 120°C | 120°C | 120°C | 120°C |
| 対応フィラメント | PLA / PETG / TPU / PVA | PLA / PETG / TPU / PVA | PLA / PETG / TPU / PVA | PLA / PETG / TPU / ABS / ASA / PA / PC | PLA/PETG/ABS/ASA/TPU/PA/PC/PVA/CF/GF | PLA / PETG / TPU / ABS / ASA / PA / PC / カーボン系 | PLA / PETG / TPU / ABS / ASA / PA / PC / カーボン系 / サポート材 | PLA / PETG / TPU / ABS / ASA / PA / PC / カーボン系 |
| AMS対応 | AMS lite(最大4色) | AMS lite(最大4色) | 全AMS対応(最大19色) | AMS 2 Pro(最大16色) | AMS 2 Pro / HT(最大25色) | AMS 2 Pro(最大16色) | AMS 2 Pro(最大16色) | AMS 2 Pro(最大16色) |
| デュアルヘッド | - | - | - | - | 搭載(メイン+補助) | - | 搭載 | 搭載 |
| HEPAフィルター | - | - | - | 搭載 | 搭載(3段) | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
| カメラ | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 2台(FHD+ツールヘッド) | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
| 自動レベリング | 自動校正 | 自動校正 | 自動校正 | 自動校正 | 自動校正 | 自動校正 | 自動校正 | 自動校正 |
| おすすめユーザー | 入門・初めての1台 | ホビー・大きめ造形 | 大型・PLA/PETG中心 | エンジニアリング材を使う方 | X1C後継 デュアルノズル |
業務用・カーボン系素材 | 大型・デュアルヘッド・業務用 | 産業用・研究機関 |
速度はA1系が500mm/s、P2Sが600mm/s、H2系が1000mm/sと差があります。ただし実用上のボトルネックはフィラメント溶融能力(最大フロー)であり、「速さで選ぶ」よりも「何を印刷したいか」「どんな素材を使いたいか」で選ぶのが正解です。ここから目的別に詳しく見ていきます。
どれを選べばいい?目的別おすすめ機種
全機種スペックをまとめて比較
「スペック表は分かったけど、結局どれを買えばいいの?」という方のために、利用シーン別にベストな1台をご紹介します。
初心者・入門 → A1 mini
結論: 3Dプリンターが初めてなら、A1 miniが間違いない選択です。
開封から初回印刷まで、慣れていない方でも30分ほどで完了します。自動校正機能が搭載されているので、ベッドレベリングで挫折する心配がありません。
造形サイズは180x180x180mmで、スマホケースやフィギュア、ちょっとした収納パーツには十分なサイズです。動作音も約48dB(サイレントモード時)と、
メリット
- ¥29,800からの低価格で始められる
- コンパクトでデスクに置ける
- 自動校正で初心者でも失敗しにくい
- AMS lite追加で4色マルチカラー対応
デメリット
- 造形サイズ180mm角(大型は分割が必要)
- オープン型のためABS印刷は非推奨
- ヒートベッド80°CまでのためPETG安定性はA1に劣る
こんな方におすすめ:
- 3Dプリンターを触ったことがない方
- 予算3〜5万円で始めたい方
- デスクに置けるコンパクトな機種が欲しい方
- PLA・PETGで十分な方
ホビー・趣味 → A1
結論: 「A1 miniでは少しサイズが足りない」と感じるなら、A1が最適です。
A1は造形サイズが256x256x256mm。A1 miniの約2.9倍の造形体積(16.78L vs 5.83L)があります。コスプレの小道具やヘルメットパーツ、建築模型など、手のひらサイズでは収まらないものを印刷するなら、この差は大きいです。
筐体はA1 miniと同じオープン型ですが、ヒートベッドが100°Cまで上がるので、PETGの定着がより安定します。
メリット
- 256mm角の広い造形サイズ(A1 miniの約2.9倍)
- ヒートベッド100°CでPETGが安定
- AMS lite対応で4色マルチカラー
- Combo ¥68,800でコストパフォーマンスが高い
デメリット
- オープン型のためABS印刷は非推奨
- 本体サイズがやや大きめ(専用スペース推奨)
- AMS liteは最大4色まで(拡張不可)
こんな方におすすめ:
- A1 miniのサイズでは物足りない方
- コスプレ小道具・模型を作りたい方
- PLA・PETGを中心に、やや大きめの印刷をしたい方
大きい物を静かに・PLA/PETG中心 → A2L
結論: 「A1では造形サイズが足りない、でもABSまでは要らない」なら、A2Lがちょうどはまります。
A2Lは2026年6月発売の大型ベッドスリンガー(オープン型)。造形サイズは330×320×325mm(約34.3L)で、A1(256mm角・16.78L)の約2倍の体積があります。等身大ヘルメットや建築模型、大型什器の試作など、A1では分割が必要だったものを一体で出力できます。
もう一つの主軸が静音性。Silent Modeで約49dB(公式値)と、A1系と同様にリビングや学校の教室、オフィスに置いても気になりにくいレベルです。AMSは全シリーズ対応で最大19色19材質。Comboには AMS lite が同梱されます。
メリット
- 330mm級の大型造形を分割なしで一体出力
- Silent Mode 約49dBの静音で設置場所を選びにくい
- 全AMS対応で最大19色19材質のマルチカラー
- 本体¥64,800〜とA1系に近い導入しやすさ
デメリット・注意点
- オープン型のためABS / ASA / PA / PC等の高温材料は非推奨
- 高温材料を使うなら密閉型のP2S・H2Sを選ぶ
- レーザー・デュアルノズルは非搭載
P2Sとの選び分け: A2LとP2S Comboは価格帯が近い(A2L Combo ¥84,800/P2S Combo ¥148,000)ため迷いやすいポイントです。判断軸はシンプルで、大きい物をPLA/PETGで静かに作りたいならA2L、ABS/ASAなどの高温材料を密閉環境で扱いたいならP2Sです。造形サイズで選ぶならA2L(330mm)、対応素材の広さで選ぶならP2Sと覚えておくと迷いません。
こんな方におすすめ:
- A1・A1 miniの造形サイズでは足りないと感じている方
- コスプレの大型小道具・等身大ヘルメット・建築模型を作りたい方
- 大型什器のプロトタイプや小物の量産をPLA・PETG中心で行いたい方
- リビング・教室・オフィスなど静音性を重視する設置環境の方
A2Lの用途・選び方・できないことは、専用の解説記事で詳しくまとめています。
A2Lの選び方ガイドを読む →ABS/エンジニアリング材 → P2S Combo
結論: ABSやASAなど高温素材を扱うなら、密閉型のP2S Comboが必須です。
ABSやASAは印刷中に反り・割れが起きやすい素材です。原因は「温度変化」。オープン型のA1シリーズでは、周囲の温度変化をモロに受けてしまいます。P2Sは密閉型エンクロージャーを採用しており、庫内温度を安定させることでABS・ASA・PA(ナイロン)・PCの印刷品質を大きく向上させています。
HEPAフィルターも標準装備。ABSの印刷中に発生する微粒子やにおいを軽減してくれるので、換気が難しい室内環境でも安心して使えます。
P1Sをお探しの方へ: P1Sは終売方向となっています。後継モデルのP2S Combo(¥148,000・税込・AMS 2 Pro付属)をご検討ください。P2SはP1Sの後継にあたるモデルで、性能・機能ともに向上しています。
メリット
- 密閉型でABS・ASA・PA・PCが安定印刷
- 活性炭フィルター搭載で室内使用も安心
- AMS 2 Pro付属でマルチカラーすぐ使える
- AMS拡張で最大16色対応
デメリット
- アクティブチャンバー加熱非搭載(PA-CF等の高温カーボン強化系はH2シリーズが有利)
- 造形サイズはA1と同じ256mm角
- デュアルヘッド非搭載(水溶性サポート材はAMS経由で対応)
こんな方におすすめ:
- ABS・ASA・ナイロンで実用パーツを作りたい方
- 換気が十分にできない環境で使いたい方
- 機能パーツの試作・治具の作成をしたい方
- コスパ重視で密閉型が欲しい方
デュアルノズル・サポート材 → X2D
結論: サポート材の後処理を減らしたい、エンジニアリング素材を安定して使いたいなら、X2Dが最適です。
X2DはX1 Carbonの正統後継モデルです。最大の特徴はデュアルノズル(メイン+補助)。メインノズルが本体を造形し、サブノズルが専用サポート材を担当するため、造形後は指でポロッと外せます。ヤスリ・ナイフでの後処理時間を大幅に削減できます。
65℃アクティブチャンバーを搭載し、PC・PA・CFなどのエンジニアリング素材も安定して造形可能。3段エアフィルター(G3+HEPA+活性炭)でリビングやオフィスにも設置できます。
メリット
- デュアルノズルでサポートが指で剥がせる
- 65℃チャンバーでPC/PA/CF対応
- 最大25色マルチカラー
- 3段エアフィルターでリビング設置可
- AIモニタリング+フル装備センサー
デメリット
- ¥126,000〜は入門用としては高め
- デュアルノズル時の造形サイズは若干縮小
- H2S/H2Dと比べると造形サイズは小さい
こんな方におすすめ:
- X1 Carbonからのアップグレードを検討している方
- サポート材の後処理(ヤスリ・ナイフ)に時間を取られている方
- PC・PA・CFなどエンジニアリング素材を安定して扱いたい方
- 16色以上のマルチカラー造形が必要な方
業務用(中型) → H2S
結論: P2Sの造形品質をそのままに、カーボン系フィラメントに対応した業務向けモデルです。
H2Sは造形サイズ340×320×340mm(約37.0L)の大型造形に対応し、350°C対応の硬化スチールノズルを標準搭載しており、PA-CF(ナイロンカーボン)やPET-CFなどのカーボンファイバー系フィラメントに対応しています。
「P2Sの密閉型・HEPAフィルターはそのままに、もっと強度のある素材を使いたい」というニーズに応えるモデルです。治具や量産前の検証パーツなど、強度が求められる業務用途に適しています。
メリット
- カーボン系フィラメント対応(硬化スチールノズル標準)
- 密閉型・HEPAフィルターで業務環境対応
- AMS 2 Pro付属で最大16色マルチカラー
- H2Dより10万円ほど安く業務用を導入できる
デメリット
- 造形サイズは340×320×340mm(約37.0L)の大型造形対応
- デュアルヘッド非搭載(水溶性サポート材の単独使用不可)
- 個人用途にはオーバースペック
こんな方におすすめ:
- カーボン系フィラメントで高強度パーツを作りたい方
- 業務用にコスパの良い密閉型が欲しい方
- 大型造形+カーボン強化系素材を業務用途で使いたい方
- H2Dのデュアルヘッドまでは不要な方
業務用(大型・デュアルヘッド) → H2D
結論: 業務用途で大型造形とデュアルヘッドを求めるなら、H2Dが最適です。
H2DはBambu Labの大型業務向けモデルです。H2Sとの最大の違いはデュアルヘッド機構と水溶性サポート対応です。造形サイズはシングル325×320×325mm/デュアル300×320×325mm/最大範囲350×320×325mm(約36.4L)で、H2Sと同クラスの大型造形を備えつつ、2本目のノズルで水溶性サポート材を独立させられます。
水溶性サポート材(PVA)を独立ノズルから押し出せるため、複雑形状のサポート除去が容易で、仕上がり品質が大幅に向上します。カーボンファイバー系フィラメント(PA-CF、PET-CFなど)にも対応しており、強度が求められる治具や最終製品パーツの造形にも使えます。
X1 Carbonをお探しの方へ: X1 Carbonは現在販売終了しています。正統後継モデルのX2Dが発売中です。業務用途でハイスペック機をお求めの場合は、後継世代のH2S / H2Dをご検討ください。デュアルヘッドと水溶性サポートが必要ならH2D、シングルヘッドでも大型造形+カーボン系対応で十分ならH2Sが該当します。
メリット
- 350x320x325mmの大型造形サイズ(36.4L)
- デュアルヘッドで水溶性サポート材対応
- カーボン系フィラメント対応(硬化スチールノズル)
- LiDARセンサー搭載で高精度校正
デメリット
- ¥299,800〜と高価格帯
- 本体サイズが大きく設置スペースが必要
- 初心者にはオーバースペック
こんな方におすすめ:
- 業務・法人で大型3Dプリンターを導入したい方
- カーボン系フィラメントで高強度パーツを作りたい方
- デュアルヘッドで水溶性サポート材を使いたい方
- 大型パーツを分割せずに一括印刷したい方
法人のお客様へ: H2S / H2D / H2Cの導入をご検討の方は、SK本舗の法人窓口にお問い合わせください。見積書の発行、導入事例のご案内、ものづくり補助金の活用相談にも対応しています。
産業用・研究機関 → H2C
結論: 産業グレードの精度・信頼性が必要なら、H2Cが選択肢に入ります。
H2Cは造形サイズ最大範囲330×320×325mm(約34.3L)の大型造形に対応し、デュアルヘッド機構を備えた産業用途向けの高精度・高信頼性モデルです。研究機関や製造現場で求められる安定した連続稼働と再現性の高い造形品質を提供します。
カーボン系フィラメントに対応し、AMS 2 Proが付属するため、マルチカラー・マルチマテリアルの運用もすぐに始められます。
メリット
- 産業グレードの精度・再現性
- デュアルヘッド搭載で水溶性サポート材対応
- カーボン系フィラメント対応(硬化スチールノズル・350°C・チャンバー加熱65°C)
- AMS 2 Pro付属でマルチカラー即対応
- 密閉型・HEPAフィルターで設置環境を選ばない
デメリット
- ¥399,900と最上位価格帯
- 造形サイズは最大範囲330×320×325mm(H2Dとほぼ同等の大型造形)
- レーザー加工オプション非対応(H2Dにはあり)
- 個人・ホビー用途にはオーバースペック
こんな方におすすめ:
- 研究機関・大学・企業の研究開発部門の方
- 連続稼働・高再現性が求められる製造現場の方
- 産業グレードの品質管理が必要な方
マルチカラーを楽しみたい → AMS Comboセット
結論: マルチカラー印刷を楽しみたいなら、AMS付きのComboセットを最初から選びましょう。
Bambu LabのAMS(Automatic Material System)は、フィラメントの自動切り替えを実現するユニットです。後から追加購入もできますが、Comboセットで買ったほうが単品購入より数千円〜1万円ほどお得です。
A1 mini / A1はAMS liteに対応し、最大4色に対応。P2S / X2D / H2S / H2D / H2C(AMS 2 Pro対応モデル)は1台で4色、拡張ハブを使えば最大16色まで拡張できます。
「マルチカラーはまだいいかな」と思っていても、実際に3Dプリンターを使い始めると、ほとんどの方が多色印刷をやりたくなります。予算に余裕があるなら、最初からComboセットをおすすめします。
A1 miniとA1の違い
「サイズと価格」が最大の違い。使うフィラメントは基本的に同じです。
| 比較項目 | A1 mini | A1 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | ¥29,800〜¥49,800 | ¥48,800〜¥68,800 |
| 造形サイズ | 180x180x180mm(5.83L) | 256x256x256mm(16.78L) |
| ヒートベッド温度 | 最大80°C | 最大100°C |
| 本体サイズ | コンパクト(デスクに置ける) | やや大きめ(専用スペース推奨) |
| AMS | AMS lite対応(最大4色) | AMS lite対応(最大4色) |
「手のひらサイズのものが中心」ならA1 miniで十分です。ミニチュア、キーホルダー、スマホスタンドくらいなら余裕で収まります。
一方、コスプレの鎧パーツやA4サイズ以上の模型パーツを出力したい場合は、A1 miniでは分割印刷が必要になります。分割すると接合部の処理が面倒なので、大きめのものを作りたい方はA1にしておくのが賢明です。
ヒートベッド温度もポイントです。A1 miniは80°Cまで、A1は100°Cまで。PLA中心なら60°C程度で足りますが、PETGを安定して印刷するなら80〜90°Cが欲しいので、PETG多用派はA1のほうが安心です。
P2SとH2シリーズ(H2S / H2D / H2C)の違い
「アクティブチャンバー加熱+350°Cホットエンド」「大型造形」「デュアルヘッド」が判断基準です。
| 比較項目 | P2S Combo | H2S | H2D | H2C |
|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | ¥148,000 | ¥249,800 | ¥299,800〜 | ¥399,900 |
| 造形サイズ | 256×256×256mm (16.78L) |
340×320×340mm (約37.0L) |
最大範囲 350×320×325mm (約36.4L) |
最大範囲 330×320×325mm (約34.3L) |
| デュアルヘッド | なし | なし | 搭載 | 搭載 |
| カーボン系フィラメント | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 密閉型 / HEPA | 搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
| AMS拡張 | 最大16色 | 最大16色 | 最大16色 | 最大16色 |
| 想定ユーザー | 個人上級〜小規模業務 | 中規模業務 | 大型・デュアルヘッド業務 | 産業・研究機関 |
選び方の判断ポイントは3つです。
1. 本格的な高温カーボン強化系を使うか: P2S・H2S・H2D・H2Cはいずれも硬化スチールノズルを標準装備しており、PLA-CF/PETG-CF等の一般的なカーボン系フィラメントはすべて対応可能です。ただしPA-CF/PET-CF等の高温カーボン強化系を本格運用する場合は、350°Cホットエンド+アクティブチャンバー加熱(最大65°C)を備えたH2S / H2D / H2Cが最適です。A1 mini/A1はステンレスノズル・300°C・オープン型のため非推奨です。X2Dは65℃アクティブチャンバー搭載で、PC/PA/CFに対応しています。
2. デュアルヘッドが必要か: X2Dがデュアルノズル(メイン+補助)を搭載し水溶性サポート材に対応。H2DとH2Cは独立した2つのノズルを搭載しており、水溶性サポート材(PVA)との組み合わせで複雑な形状を高品質で印刷できます。サポート材除去の手間が大幅に省けます。H2Dはレーザー加工オプションにも対応、H2Cは産業用途向けの連続稼働・高再現性に特化しています。
3. 造形サイズ: A1 mini=180mm角(5.83L)、A1/P2S=256mm角(16.78L)、X2D=256×256×260mm(17.04L)、H2S=340×320×340mm(約37.0L)、H2D=最大範囲350×320×325mm(約36.4L)、H2C=最大範囲330×320×325mm(約34.3L)。H2シリーズはいずれも大型造形に対応しています。
個人の趣味でPLA・PETG中心なら、A1 mini/A1で十分です。ABS・ASA・PAなど高温素材も使いたいなら密閉チャンバー搭載のP2S Combo。本格カーボン強化系+チャンバー加熱が必要ならH2S。デュアルヘッド+水溶性サポート+レーザー加工オプションが必要ならH2D。産業グレードの連続稼働・再現性が必要ならH2Cを検討してください。
X1 Carbon / P1Sをお探しの方へ: X1 CarbonおよびP1Sは現在終売方向です。X1 Carbonの正統後継はX2D(デュアルノズル搭載)。業務用大型機としてはH2S / H2Dが後継ポジション。P1Sの後継はP2Sとなります。
AMS(Automatic Material System)の選び方
A1シリーズは「AMS lite」、P2S / H2シリーズは「AMS 2 Pro」。互換性はないのでご注意ください。
AMSには2種類あり、機種によって対応が決まっています。間違えて購入すると使えないため、必ず確認してください。
| AMS種類 | 対応機種 | 1台あたり色数 | 最大拡張 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| AMS lite | A1 mini / A1 | 4色 | 4色(1台のみ接続可) | 軽量・コンパクト設計 |
| AMS 2 Pro | P2S / X2D / H2S / H2D / H2C | 4色 | 16色(4台まで拡張可) | 湿度管理機能・RFID対応 |
よくある間違い: 「AMS liteをP2Sに接続できますか?」というお問い合わせをいただきますが、AMS liteとAMS 2 Proに互換性はありません。逆もまた然りです。購入時はお気をつけください。
マルチカラー印刷では素材の切り替え時にフィラメントの廃棄(パージ)が発生します。色数が多いほど廃棄量も増えるので、「とりあえず16色」よりも、必要な色数で運用するのが経済的です。
フィラメントの選び方
まずはPLA素材から始めて、慣れてきたら用途に応じて素材を広げるのがおすすめです。SK本舗では純正フィラメントに加え、コスパの良いサードパーティフィラメントも幅広く取り扱っています。
Bambu Labのプリンターは純正フィラメント以外にも対応していますが、純正フィラメントはBambu Studioのプロファイルが最適化されており、設定をいじらなくてもきれいに印刷できるメリットがあります。
| 素材 | 特性 | 推奨機種 | SK本舗おすすめ |
|---|---|---|---|
| PLA Basic | 扱いやすい・色豊富・定番 | 全機種 | SK本舗で各色取扱中 |
| PETG Basic | 耐熱性・耐薬品性・やや柔軟 | 全機種(A1以上推奨) | SK本舗取扱品がおすすめ |
| ABS | 耐熱・耐衝撃・要密閉 | P2S / X2D / H2S / H2D / H2C | 密閉機種で安定・各社取扱あり |
| ASA | 耐候性・UV耐性・屋外使用OK | P2S / X2D / H2S / H2D / H2C | 密閉機種推奨・各社取扱あり |
| TPU | 柔軟・ゴムライク | 全機種(低速推奨) | 柔軟素材各種取扱中 |
| PA-CF / PET-CF | 高強度・カーボン繊維入り | H2S / H2D / H2C | 密閉機種推奨・各社取扱あり(プロファイル最適化) |
| PVA(水溶性サポート) | 水で溶けるサポート材 | H2D(デュアルヘッド) | 密閉機種推奨・各社取扱あり |
サードパーティ製フィラメントを使う場合は、Bambu Studioで温度やスピードを手動調整する必要があります。PLAならほぼ問題なく使えますが、ABS以上の素材では純正プロファイルの恩恵が大きいので、まずは純正から試してみてください。
SK本舗ではBambu Lab純正フィラメントはもちろん、用途に応じた各社フィラメントも取り揃えています。「この素材でこういうものを作りたい」というご相談もお気軽にどうぞ。 Bambu Lab 純正フィラメントを見る。
よくある質問(FAQ)
Q1. Bambu Labは日本語対応していますか?
はい。スライサーソフト「Bambu Studio」は日本語に対応しています。プリンター本体のタッチパネルも日本語表示が選択可能です。SK本舗経由で購入された場合、セットアップガイドも日本語でご案内しています。
Q2. AMSなしでも使えますか?
はい、全機種ともAMSなし(本体単品)で問題なく使えます。単色印刷であればAMSは不要です。後からAMSを追加することもできるので、「まずは本体だけ」で始めて、マルチカラーが欲しくなったら買い足す方も多いです。
Q3. A1 miniでABSは印刷できますか?
技術的にはノズル温度300°Cまで上がるため印刷自体は可能ですが、おすすめしません。A1 miniはオープン型でヒートベッドも80°Cまでのため、ABSの反り・割れが発生しやすいです。ABSを使いたい場合は密閉型のP2S以上をお選びください。
Q4. P2Sに後からAMSを追加できますか?
はい、できます。P2S本体を購入した後、別売りのAMS 2 Proを追加可能です。拡張ハブを使えば最大4台(16色)まで接続できます。AMS 2 Proはこちらの商品ページからご購入いただけます。
Q5. H2Dは初心者には難しいですか?
操作自体はA1 miniとほぼ同じくらい簡単です。X2Dもオートキャリブレーション搭載で初期設定は容易。H2DはデュアルヘッドやAMSの設定など覚えることが多く、業務用途を想定した機種です。初心者の方がいきなり¥299,800〜の機種を選ぶ必要はありません。まずはA1 miniで基本を覚えてからステップアップするのが王道です。
Q6. Bambu Labの故障率は高いですか?
SK本舗で数千台販売してきた実績から言えば、Bambu Labの初期不良率は業界平均と比較して低い水準です。万が一不具合が発生した場合も、正規代理店であるSK本舗で購入されていれば、日本語サポートで迅速に対応いたします。交換部品も国内在庫を確保しています。
Q7. フィラメントは純正以外も使えますか?
はい、使えます。Bambu Labのプリンターは1.75mm径のフィラメント全般に対応しています。ただし、純正以外のフィラメントを使う場合は、Bambu Studioで温度やスピードの設定を手動で調整する必要があります。PLAならほぼ問題なく使えますが、ABS以上の高温素材では純正プロファイルの安定感が大きいので、慣れるまでは純正をおすすめします。
Q8. A1 miniで大きなものは印刷できますか?
造形サイズは180x180x180mmなので、それを超えるものは1回では印刷できません。モデルを分割して印刷し、接着剤で組み立てる方法はありますが、手間がかかります。20cm以上のものを頻繁に印刷する予定なら、A1(256mm角)をおすすめします。
Q9. 正規代理店と公式サイト(bambulab.com)、どちらが安いですか?
Bambu Lab公式サイト(bambulab.com)の日本向け価格と、SK本舗の販売価格はほぼ同等です。SK本舗では不定期にセールやクーポンを実施しているため、タイミングによってはSK本舗のほうがお得な場合があります。また、公式サイトは海外発送のため到着まで1〜2週間かかることがありますが、SK本舗は国内在庫があれば即日〜翌日発送が可能です。
Q10. 保証期間は何年ですか?
Bambu Labのメーカー保証は購入から1年間です。SK本舗で購入された場合、保証期間中の不具合は日本語サポートで対応いたします。消耗部品(ノズル、ビルドプレートなど)は保証対象外ですが、SK本舗で交換部品を購入いただけます。
Q11. 電気代はどのくらいかかりますか?
機種にもよりますが、消費電力はA1 miniで約150W、X2Dで約350W、H2Dで約400W程度です。1日8時間印刷した場合の電気代は、A1 miniで約40〜50円、X2Dで約90〜110円、H2Dで約95〜110円ほど(電気単価30円/kWhで計算)。24時間稼働させても月数千円レベルなので、ランニングコストは気にならない方がほとんどです。
Q12. Wi-Fi接続は必須ですか?
Wi-Fiなしでも印刷は可能です。Bambu StudioからSDカードにデータを書き出して、プリンターに挿入する方法が使えます。ただし、Wi-Fi接続するとスマホアプリ(Bambu Handy)からの遠隔監視・操作、ファームウェアの自動更新、クラウドプリント機能が使えるので、接続することをおすすめします。
Q13. H2SとH2Dの違いは何ですか?
最大の違いは「デュアルヘッド」と「水溶性サポート材対応」です。造形サイズはH2Sが340×320×340mm(約37.0L)、H2Dがシングル325×320×325mm/デュアル300×320×325mm/最大範囲350×320×325mm(約36.4L)で実質同クラス。H2Dはデュアルヘッドを搭載しており、水溶性サポート材(PVA)を独立ノズルから押し出せます。大型造形や複雑形状が不要なら、10万円ほど安いH2Sで十分です。
Q14. H2Cはどんな人向けですか?
H2Cは産業グレードの精度と信頼性が求められる方向けです。研究機関、大学の研究室、製造現場での試作・検証など、安定した連続稼働と再現性が重要な用途に適しています。個人やホビー用途であれば、P2SやH2Sで十分対応できます。
Q15. P1SやX1 Carbonはまだ買えますか?
P1SおよびX1 Carbonは終売方向です。在庫がなくなり次第販売終了となります。P1Sの後継はP2S Combo(¥148,000)、X1 Carbonの正統後継はX2D(¥126,000〜)です。業務用大型機としてはH2S / H2Dが後継ポジション。新規購入の場合は後継モデルを選ぶことをおすすめします。 なお、X1 Carbonの後継モデルとしてX2Dが発売されています。デュアルノズル・65℃アクティブチャンバーなど大幅に進化しています。
SK本舗でBambu Lab製品を購入する
SK本舗はBambu Lab正規代理店です。以下のリンクから各機種の商品ページをご覧いただけます。
Q16. X2DとP2Sの違いは何ですか?
X2Dはデュアルノズル搭載(メイン+補助のサポート材専用ノズル)で、サポート材を指で剥がせるのが最大の特徴です。さらに65℃アクティブチャンバーでPC/PA/CFなどのエンジニアリング素材に対応。P2Sは密閉チャンバー搭載の中級機ですが、ノズルはシングルでアクティブ加熱はありません。予算が許すならX2Dのほうが造形の自由度が大きく広がります。
Q17. X1 Carbonを持っていますが、X2Dに買い替えるべきですか?
3つの判断基準があります。①サポート材の後処理に時間がかかっている、②65℃チャンバーが必要なエンジニアリング素材を使いたい、③16色以上のマルチカラーが必要 — いずれかに当てはまるならX2Dへのアップグレードをおすすめします。X1Cで十分満足している場合は急いで買い替える必要はありません。
まとめ: あなたに合ったBambu Labの選び方
最後に、この記事のポイントを整理します。
| あなたの状況 | おすすめ機種 | 予算目安(税込) |
|---|---|---|
| 初めての3Dプリンター | A1 mini | ¥29,800〜¥49,800 |
| 趣味で大きめのものも作りたい | A1 | ¥48,800〜¥68,800 |
| ABS・ASA・ナイロンを使いたい | P2S Combo | ¥148,000 |
| 業務用・カーボン系素材 | H2S | ¥249,800 |
| 業務用・大型造形・デュアルヘッド | H2D | ¥299,800〜 |
| 産業用・研究機関 | H2C AMS 2 Pro Combo | ¥399,900 |
| マルチカラーを楽しみたい | 各機種のComboセット | 各機種Combo価格参照 |
迷ったときの最終判断基準はシンプルです。「何を印刷したいか」と「どの素材を使いたいか」。この2つが決まれば、自然と最適な機種は絞られます。
PLAで小物を作りたいならA1 mini。大きめのものも作りたいならA1。PLA/PETGで大型を静かに作りたいならA2L。ABS以上の素材が必要ならP2S Combo。デュアルノズル+65℃チャンバーが必要ならX2D。本格カーボン強化系が必要ならH2S。デュアルヘッドと水溶性サポート、レーザー加工オプションが必要ならH2D。産業グレードの連続稼働・再現性が必要ならH2C。これがSK本舗として多くのお客様に販売してきた経験に基づく、正直なおすすめです。
SK本舗はBambu Lab正規代理店として、購入前のご相談から購入後のサポートまで日本語で対応しています。「自分にはどの機種が合うかな?」と迷われた方は、お気軽にLINEやお問い合わせフォームからご連絡ください。
この記事について
この記事はSK本舗(Bambu Lab正規代理店)が、累計数千台の販売・サポート実績に基づいて執筆・監修しています。掲載情報は2026年6月2日時点のものです。価格・仕様はメーカーの都合により予告なく変更される場合があります。最新情報は各商品ページをご確認ください。
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