
SK水洗いレジン
Water Washable Resin
作って確かめる用途向きです。年単位で飾る作品にはスタンダードタイプをおすすめします。塗装前提なら灰色が扱いやすい色です。
SK本舗 公式ガイド / 光造形(LCD・DLP・MSLA)
レジンは「高いほど良い」でも「純正だから安心」でもありません。飾るものを作るのか、はめ込む部品を作るのか。そして洗浄にどれだけ手間をかけられるのか。この2つが決まれば、選ぶべき1本はほぼ決まります。このページでは SK本舗が扱う光造形レジンを、その軸で並べ直しました。
レジン選びで迷うのは、選択肢が多いからではなく、比べる順番が決まっていないからです。次の3つを上から順に答えると、候補は自然に絞られます。強度や精度の細かい比較は、そのあとで構いません。
光造形をはじめた方から、最も多くいただく質問です。結論を申し上げると、他社製のレジンで問題ありません。硬化させる光の波長が、機種を越えてほぼ共通しているからです。
プリンター本体の保証条項は、メーカーごとに書き方が異なります。使用する材料について何か制限が書かれていないかは、お手元の保証書でご確認ください。SK本舗で本体をご購入いただいた場合は、レジンとの組み合わせを含めて日本語でサポートいたします。
SK本舗のレジンは、洗浄方法で2つに分かれます。ここが第1の分岐です。造形物の出来よりも先に、作業場所と設備の制約で決まってしまう部分なので、最初に決めておくと後が楽になります。
ご家庭での使用、はじめての方、そして試作が中心の方には水洗いタイプをおすすめします。設備の制約がいちばん小さく、後片付けも短時間で終わります。機能パーツ向けのABSライクにも水洗いタイプが加わり、試作を回す段階ではアルコールを使わずに済むようになりました。
※ 水洗いタイプでも、洗浄に使った水をそのまま流すことはできません。処理の方法は安全な取り扱いと廃棄をご覧ください。
水洗いタイプは、水に馴染む成分で配合されているぶん、硬化したあとも湿気の影響を受けやすいという性質があります。時間が経つにつれて寸法が動いたり、ひび割れにつながることがあります。置きっぱなしにするもの、力がかかり続けるものほど、この差が効いてきます。
そのためSK本舗では、水洗いタイプの主戦場をモックアップ・試し刷り・形状や合わせの確認と考えています。次のものは、スタンダード(アルコール洗浄)タイプでお作りください。
受け皿は用途で分かれます。原型づくりなら SK原型師用スカルプトレジン、丈夫さが要るなら SK高靭性レジン、はめ込む部品や治具なら ABSライクレジン スタンダードタイプ、落下や衝撃が想定されるなら SKスマートタフレジン です。
※ 吸水による寸法変化が水洗いタイプの弱点であることは、SK高性能水洗いレジン の商品ページでも触れています(同製品はそこを低減した上位グレードです)。それでも作って残す・使い続ける前提ではスタンダード系のほうが安心です。
作りたいものが決まっている方は、この表から入ってください。各行の製品名はそのまま商品ページへ飛べます。「向いている理由」は各商品ページに記載している特性をもとにまとめたものです。
| 作りたいもの | まず見るレジン | 洗浄 | 向いている理由 |
|---|---|---|---|
| 試作・モックアップ 形を確かめる |
SK水洗いレジン | 水 | 硬化が速く出力が安定しやすい。水だけで洗えるので回転が速く、色の選択肢も広い(500gは19色) |
| フィギュア・作品を 長く飾る |
SK原型師用スカルプトレジン / SK高靭性レジン | IPA | 湿気の影響を受けにくく、年単位で置いても形が変わりにくい。水洗いタイプは長期展示には向きません |
| 細部まで精密に出す (試作・原型の確認) |
SK10K水洗いレジン | 水 | 10K・12K・16K機への対応を商品ページで明記している唯一のSKレジンです |
| 表面品質を一段上げる | SK高性能水洗いレジン | 水 | 露光による太りを抑え、液だれが少なくマットに仕上がります |
| はめ込む部品・治具 (使い続けるもの) |
ABSライクレジン スタンダードタイプ | IPA | 切削・研磨などの後加工がしやすく、機能部品に向きます。GRAY 1色。使い続ける部品に水洗いタイプは使いません |
| 部品の合わせを 試作で確かめる |
ABSライクレジン 水洗いタイプ | 水 | 同じ切削性のままアルコールなしで回せます。仕上げて使う本番はスタンダードタイプへ |
| 割れにくさが最優先 | SK鬼タフXXXレジン | IPA | 大きめの部品や力がかかる部品向け。扱いには慣れが必要です |
| 落としても壊したくない | SKスマートタフレジン | IPA | 強度と扱いやすさのバランス型。実用品まで幅広く使えます |
| 原型として長く残す | SK高靭性レジン | IPA | 曲げに強く経年変化に耐えます。洗浄後は二次硬化を行ってください |
| 原型の表面にこだわる | SK原型師用スカルプトレジン | IPA | 繊細な表面を狙う原型向け。下地処理や塗装との相性を意識した配合です |
| 曲げる・挟む・滑り止め | RE:フレキシブルレジン | IPA | 消しゴムより柔らかい質感。サポートは2〜3mmと太めが推奨されています |
| もっと柔らかくしたい | SK高弾性ラバーレジン | IPA | SK本舗の柔軟系のなかで最も柔らかい配合です |
| 透明パーツを作る | SK新高透明度レジン | IPA | 透明度を優先した配合。透明色は光が通るぶん、露光は長めに取ります |
| 大きく出す・数を出す | SK業務用レジン | IPA | フィルムからの剥離抵抗を抑えた配合で、広い面積の造形に向きます |
| 造形時間を短くする | SKファストライジングレジン | 水 / IPA | 短い露光で硬化する高速タイプ。スタンダードと水洗いの2種類があります |
| 陶器のような質感にする | SKセラミックライクレジン | IPA | 焼成せずにマットな質感が出せます。熱に強い一方で靭性は高くありません |
| ソフビ風の質感にする | ソフビテイストレジン SOFUBIT | IPA | ソフトビニールに寄せた手触りを狙ったレジンです |
| 暗い場所で光らせる | 水洗い蛍光レジン | 水 | ネオン系4色。イベント装飾や、色の見え方の確認に |
| 色を自分で調合する | SK CHARACRI RESIN | IPA | 混ぜて色を作るための2系統(ブレンド/ミキシング)があります |
| 和の色をそのまま使う | NIHON COLOR RESIN | IPA | 玉子色・朱色・青竹色など和名の9色。塗装しない仕上げに |
| 鋳造の原型にする | SKキャスタブルレジン | IPA | 金・銀の鋳造に。プラチナには使えません。玄人向けでサポート対象外の商品です |
※ 横にスクロールできます。洗浄欄の「水」は水道水で洗えるタイプ、「IPA」はアルコール類での洗浄が必要なタイプです。水洗いタイプは長く飾る作品には向きません。作って確かめる用途にお使いください。
同じ用途でも、水洗いとアルコール洗浄の両方に候補がある場合とそうでない場合があります。作業環境が先に決まっている方は、この表で自分の側の列だけを見てください。
SK本舗が扱う光造形レジンを、選ぶときの分かれ目にあわせて5つに分けました。まず洗浄方式で2つ、そのうえで強度・柔軟性・質感で3つです。ここに載せていない製品を含めた露光時間の一覧は SK本舗特製レジン露光時間一覧表 にまとめています(掲載は25種/2026年8月時点)。在庫と価格は各商品ページが最新です。
洗浄に有機溶剤を使わず、水道水で洗い流せるグループです。臭いと引火性を作業場所に持ち込まずに済むため、ご家庭や事務所での使用に向きます。回転が速いので、試作・モックアップ・形状の確認に向いた系統です。一方で硬化後も湿気の影響を受けやすいため、年単位で飾る作品にはスタンダードタイプをおすすめしています。

Water Washable Resin

High Performance Water Washable

10K High Detail Water Washable

Tough Water Washable

Water Washable ABS-Like Resin

Fluorescent Water Washable
洗浄にIPA、またはSKレジンウォッシングを使うグループです。設備の準備は必要ですが、原型づくりや機能部品など、狙いのはっきりした配合が揃っています。湿気の影響を受けにくいので、長く飾る作品や保管する原型はこちらでお作りください。

ABS-Like Resin Standard Type

High Tough Resin

SK Professional Resin

Sculpt Resin for Prototyping

New High Clarity Resin
落とす、はめる、力がかかる。造形物を「使う」場面で選ぶグループです。強度が上がるほど設定の余裕は減るので、テスト出力をおすすめします。
曲げる、挟む、衝撃を受け止める。硬いレジンでは作れないものを担当するグループです。柔らかさの順に、RE:フレキシブル → 高弾性ラバー となります。
仕上がりそのものを目的にするグループです。塗装をしない前提の色、陶器のような手ざわり、鋳造の原型。用途がはっきりしている分、選ぶ理由もはっきりしています。

Ceramic-Like Resin

Character Creation Resin

Soft Vinyl Taste Resin

Castable Resin
SK本舗オリジナル以外のブランドや、用途が限られる製品もあわせて扱っています。
「在庫限り」の製品は再入荷の予定がありません。これから継続して使う1本をお探しの場合は、上のグループから選んでいただくのが確実です。全体の一覧は 3Dプリンター用レジン と SK本舗オリジナルレジン でご覧いただけます。
名前が似ているため誤解されやすいのですが、ABSライクレジンは耐熱レジンではありません。商品ページにも高温多湿の場所では変形することがあると記載しています。熱がかかる場所で使うなら、次のどちらかで考えてください。
力もかかる用途では、SK鬼タフXXXレジン(熱変形温度80℃/0.45MPa・商品ページTDS記載)のように、強度側から選ぶ考え方もあります。いずれの数値もメーカー公称値です。実使用の条件では前後しますので、重要な用途では必ずテストしてください。
レジンの色は見た目だけの話ではありません。色によって光の通り方が変わるため、同じレジンでも色ごとに適正な露光時間が変わります。SK本舗の露光時間一覧表が色別になっているのはこのためです。
| 色の傾向 | 光の通り方 | 露光時間 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 灰色 | ほどよく通る | 基準となる長さ | 造形の状態を目で確認しやすく、塗装の下地とも相性が良い。テスト出力にも |
| 白・肌色などの明色 | 通りやすい | 灰色と同程度 | そのまま飾る作品。ただし細部の陰影は見えにくくなります |
| 黒・濃い色 | 通りにくい | 長め | 締まった見た目に。SK本舗の公式ページでは黒色は10〜20%長めが目安とされています |
| 透明色 | 通り抜ける | 最も長め | クリアパーツ。光が抜けるぶん造形が太りやすく、追い込みが要ります |
| 蛍光色 | 顔料の影響を受ける | 製品ごとに指定 | 装飾・アート。一覧表の値から始めてください |
出典:SK本舗特製レジン露光時間一覧表(層厚0.05mm・405nmモノクロLCD/DLP機の参考値)および SK水洗いレジンのイロハ。2026年8月時点。具体的な秒数は色ごとに一覧表をご確認ください。
SK水洗いレジンの色別 露光時間(通常層)
層厚0.05mm・405nmモノクロLCD/DLP機での参考値です。初期露光は全色25〜30秒。出典=SK水洗いレジン 1000g 商品ページおよびレジン露光時間一覧表(2026年8月時点)。
塗装を前提にするなら灰色を選んでおけば十分です。造形の粗が目で見えるので確認しやすく、下地を吹いたあとの色乗りも素直です。色で作品の印象を決めたい場合だけ、色から選んでください。
レジンを替えたとき、機種を替えたとき、そして季節が変わったとき。露光時間は一度決めたら終わりではありません。ただし詰め方はいつも同じで、判断材料は造形物そのものです。
初期露光(ボトム露光)は、最初の数層をビルドプラットフォームにしっかり食いつかせるためのものです。ここが短いと造形物がプレートから落ちます。一方通常露光は、造形物の形そのものを決めます。ここが長すぎれば太り、短すぎれば痩せます。症状が出たときに触るのは、原則として通常露光のほうです。
穴が小さくなる、細い線がつながる、エッジが丸くなる。まずここを疑ってください。
細部が消える、層が剥がれる、表面がざらつく。造形物が途中で落ちる場合は初期露光も見直します。
図の実線=設計どおりの輪郭、点線と塗り=実際に固まった範囲です。この0.5秒刻みの考え方は SK本舗特製レジン露光時間一覧表 に記載しているものです。
冬に急に失敗が増えたなら、露光ではなく室温が原因のことがあります。SK本舗では使用時の適正室温を25℃以上としてご案内しています。レジンが冷えると粘度が上がり、硬化も安定しません。詳しくは 光造形レジンの取り扱い注意点7ヶ条 をご覧ください。
「8K機を買ったから8K対応レジンが必要」と考える必要は、基本的にはありません。レジン側で決まっているのは硬化する光の波長で、そこは405nmで共通だからです。解像度で変わるのは、1ピクセルの大きさと、そこに当たる光の量です。
レジン選びは、洗って固めるところまで含めて「選び方」です。ここを知らずに買うと、届いてから道具が足りないことに気づきます。工程と、そこで必要になるものをまとめました。
光造形機はタンクが下、プラットフォームが上にあります。タンクの底から光を当てて1層ずつ固め、そのぶんプラットフォームが上へ動くため、造形物は逆さに吊り下がった状態で完成します。プラットフォームごと外すところが、後処理の出発点です。
造形物には未硬化のレジンが付いています。ここから先はすべて、手袋をした状態での作業です。レジンが垂れるので、受け皿かペーパーを敷いておきます。
水洗いタイプは水道水または純水で、スタンダードタイプはIPAかSKレジンウォッシングで洗います。SK水洗いレジンの公式ページでは2〜3分を目安としており、長く洗いすぎると白濁やくもりの原因になるとしています。SKレジンウォッシングを使った場合は、最後に水で流す手順が入ります。
飛ばされがちですが、ここを省くと表面にムラが出たり、細かなひび割れの原因になります。水気が残ったまま次へ進まないでください。
UVを当てて完全に硬化させます。SK水洗いレジンの公式ページでは5〜10分を目安としており、当てすぎはひび割れと反りの主な原因になると注意しています。長く当てるほど良くなるわけではありません。水を張った容器に沈めて照射すると、ムラが出にくくなります。
サポートを外すタイミングは、洗浄後(硬化前)と二次硬化後のどちらもあります。柔らかいうちに外すと跡が残りにくく、硬化後に外すと形が動きにくい。飾るものは前者、力がかかるものは後者、という選び方で構いません。メーカーによっても推奨は分かれます。
内部を空洞にして出力する場合は、レジンが抜けるための穴(ドレインホール)を必ず作ってください。閉じ込められたレジンは洗えず、あとから染み出したり、内圧で造形物が割れる原因になります。
失敗の多くはレジンの銘柄ではなく、設定か環境が原因です。まずここを見てから、レジンを替えるかどうか考えてください。症状から逆に引ける形にしています。
この3点で解決しない場合に、はじめて露光時間とレジンの銘柄を疑ってください。
| 症状 | まず疑うこと | 対処 |
|---|---|---|
| プレートから落ちる/途中で失敗する | 初期露光の不足、プレートの水平、室温の低さ | 初期露光を伸ばし、プレートのレベリングをやり直します。室温が低ければ25℃以上に上げてから再試行してください |
| 形が太る・穴が埋まる | 通常露光が長い | 0.5秒ずつ短くしていきます。透明色や明るい色では特に起きやすい症状です |
| 細部が出ない・痩せる | 通常露光が短い、レジンが冷えている | 0.5秒ずつ長くします。濃い色は明るい色より長めが必要です |
| 層で剥がれる・割れる | 剥離時の力、二次硬化のあてすぎ | 造形物の傾きとサポートを見直します。二次硬化は当てるほど良いわけではなく、過度な照射は割れと反りの原因になります |
| 表面が白く濁る・くもる | 洗いすぎ、乾燥不足 | 洗浄は必要な時間で切り上げ、完全に乾かしてから硬化させます |
| 表面がべたつく | 洗浄不足、硬化不足 | 洗い残しがないか確認し、二次硬化をやり直します。水中で照射するとムラが出にくくなります |
| 反る・時間が経って変形する | 肉厚、内部の残留レジン、硬化のあてすぎ | 中空にしている場合はドレインホールを確認します。厚みのある造形は硬化を分けて様子を見ます |
| 造形の途中に異物が入る | タンク内の硬化片、ホコリ | タンクのレジンをろ過し、フィルムの状態を確認します。使う前によく振ることも忘れずに |
| 大きい造形物だけ失敗する | 断面積が大きく、フィルムからの剥離抵抗が上がっている | 傾けて断面積を減らします。剥離抵抗を抑えた SK業務用レジン を検討する場面です |
より詳しい取り扱いは 光造形レジンの取り扱い注意点7ヶ条、レジンの選び方の背景は 3Dプリンター用レジンの選び方完全ガイド でも解説しています。
レジンを選ぶうえで、これは避けて通れない話です。SK本舗は自社レジンのSDS(安全データシート)を各商品ページで公開しています。そこに書かれている内容から、必ず押さえていただきたい点をまとめました。
SK水洗いレジンのSDSには、水に可溶と記載されています。つまり洗浄に使った水には未硬化のレジン成分が溶け出しています。水洗いタイプを選ぶ利点はアルコールを扱わずに済むことであって、排水がそのまま流せることではありません。ここは誤解されやすいので、あらためてお伝えしています。
レジンは光と熱で状態が変わります。買ったあとの置き場所と、使うときのひと手間で、出力の安定はかなり変わります。
SK本舗のカスタマーサポートに実際に多く寄せられるご質問です。
必要ありません。現行のLCD・DLP・MSLA方式の光造形機は、ほぼすべてが波長405nmの紫外光でレジンを硬化させます。SK本舗のレジンも405nm対応として設計しているため、メーカーを問わずお使いいただけます。機種やレジンを替えたときに合わせるのは露光時間です。レジン露光時間一覧表を参考にしてください。
洗浄する場所の条件と、作ったものをそのあとどうするかで決まります。アルコールの保管や換気に制約がある環境、そして試作・形の確認が中心なら水洗いタイプです。
一方で、作って残すもの・使い続けるものはスタンダード(アルコール洗浄)タイプをおすすめしています。年単位で飾る作品、屋内で使い続ける実用パーツ、そして屋外で使うものが該当します。水洗いタイプは硬化後も湿気の影響を受けやすく、時間が経つと寸法が動いたりひび割れにつながることがあるためです。
練習と試作から始めるならSK水洗いレジンです。水道水で洗えるため道具が少なく済み、色数も揃っています。塗装を前提にされるなら灰色が扱いやすい色です。ここで機械の癖と露光の詰め方を掴んでから、長く飾る作品用にSK原型師用スカルプトレジンなどのスタンダードタイプへ進むのが、遠回りに見えて確実です。
作って残すもの、使い続けるものであれば、スタンダード(アルコール洗浄)タイプをおすすめしています。水洗いタイプは水に馴染む成分で配合されているぶん、硬化したあとも湿気の影響を受けやすく、時間が経つにつれて寸法が動いたり、ひび割れにつながることがあります。置きっぱなしにするもの、力がかかり続けるものほど、この差が出てきます。
具体的には、年単位で飾るフィギュアや原型、屋内で使い続ける治具やはめ込む部品、そして屋外で使うものが該当します。屋外は湿気に加えて紫外線と温度変化も受けるので、水洗いタイプは避けてください。
SK本舗では水洗いタイプを、モックアップ・試し刷り・形状や合わせの確認といった「作って確かめる」用途に向いた系統として位置づけています。仕上げる段階では、原型ならSK原型師用スカルプトレジン、丈夫さが要るならSK高靭性レジン、はめ込む部品ならABSライクレジン スタンダードタイプへ切り替えてください。
流さないでください。SK水洗いレジンのSDSには「水に可溶」と記載しており、洗浄に使った水には未硬化のレジン成分が溶け出しています。容器にまとめてUVまたは日光で硬化・沈殿させ、固形分は完全に硬化させたうえで、SDSの記載とお住まいの自治体のルールに従って処理してください。事業活動で出たものは産業廃棄物として委託処理が必要です。
レジン露光時間一覧表の値から始めてください。そのうえで、造形物が太る(穴が埋まる・エッジが丸くなる)ときは露光を0.5秒ずつ短く、痩せる(細部が消える)ときは0.5秒ずつ長くして詰めます。造形物がプレートから落ちる場合は、通常露光ではなく初期露光を見直します。
基本的には必要ありません。405nm対応のレジンであれば解像度を問わずお使いいただけます。ただし解像度が上がると1ピクセルが小さくなるため、露光時間は詰め直す前提でお考えください。SK本舗のレジンで対応解像度を数値で明記しているのはSK10K水洗いレジン(10K・12K・16K対応)です。
いいえ、耐熱レジンではありません。商品ページにも、高温多湿の場所では変形することがあると記載しています。ABSライクの利点は切削や研磨などの後加工のしやすさです。熱がかかる環境で使う場合はSKセラミックライクレジン(靭性は高くありません)やPhrozen 高耐熱 TR300をご検討ください。
SK水洗いレジンの公式ページでは5〜10分を目安としています。長く当てるほど良くなるわけではなく、過度な照射はひび割れや反りの原因になります。レジンごとの目安はレジン別の二次硬化時間一覧にまとめています。最終的には、お使いのUVライトの出力に合わせて調整してください。
どちらの方法もあります。硬化前の柔らかいうちに外すと跡が残りにくく、二次硬化後に外すと形が動きにくくなります。飾るものは硬化前、力がかかる部品は硬化後、という選び方で構いません。メーカーによっても推奨は分かれる部分です。
ニトリル手袋、保護眼鏡、洗浄機・二次硬化機、洗浄液、サポートを外すニッパーとヤスリが基本です。まとめて揃えるなら業務用レジン洗浄セット、プリンターからお探しの場合は光造形機の初心者導入セットもご用意しています。
直射日光を避け、SDS記載の15〜30℃を目安に暗い場所で保管してください。使い終わったらキャップをしっかり閉め、お子さまやペットの手が届かない場所に置きます。使う前には必ずよく振って、沈んだ顔料を混ぜてからお使いください。
レジンが決まったら、次は出力するデータと、プリンター側の準備です。それぞれのガイドをご用意しています。
SK本舗は光造形レジンの専門店です。オリジナル製品を中心に、水洗いからタフ系、質感を狙った特殊なものまで揃えています。メーカーを問わず405nmの光造形機でお使いいただけます。選び方に迷われたら 日本語でお気軽にご相談ください。