3Dプリンター用レジンの選び方と注意点を徹底解説!用途別におすすめのレジンを紹介

3Dプリンター用レジンの選び方と注意点を徹底解説!用途別におすすめのレジンを紹介

 

3Dプリンターを買ったけど、どんなレジンを買ったら良いか迷っている方は意外と多いのではないだろうか?

 

3Dプリンター用レジンには様々な種類があり、用いるレジンの種類によって、出力品の硬度や透明度・弾力性などが変わってくる。

 

3Dプリンターで思うように出力ができない場合、使用しているレジンが造形物に求める仕上がりの特徴と合っていない可能性もある。

 

この記事では、3Dプリンターの選び方と注意点、用途別におすすめのレジンの種類などを解説する。

 

 

3Dプリンター用レジンとは

 

3Dプリンター用レジンは、光造形方式3Dプリンターに用いられる。

 

3Dプリンター用レジンはUV硬化レジンとも呼ばれ、紫外線を当てることで硬化する性質がある。ハンドメイド用のUVレジンと原理は同様だ。

 

3Dプリンター用レジンは液状で紫外線により硬化する。

 

3Dプリンター用レジンを使用する光造形方式での造形は、樹脂フィラメントを押し出して造形するFDM(MEX)方式での造形と比較して、積層跡の目立たない滑らかな仕上がりになるメリットがある。

 

また、光造形方式の3Dプリンターが、3Dプリンター用レジンを硬化させる方法はプリンターによって以下の3つの方式がある。

 

 

 

特徴

メリット

デメリット

SLA式

レーザーでレジンを点で硬化させていく方式

細かな造形物を作る際に綺麗に仕上がる

面を造形する場合に速度が遅くなる

DLP式

プロジェクターでレジンを面で硬化させる方式

広い範囲の造形物も早く仕上がる

3Dプリンターの価格が高価になりやすい

LCD式

LCDパネルでレジンを硬化させる方式

安価なLCDパネルを用いるため製品価格が手頃

小さいものでも解像度を変えることはできない

 

 

3Dプリンター用レジンは液状のため、造形したいものの形状によっては、レジンだけではなくサポート材が必要となる。サポート材を使用する場合、造形物にサポート材の跡が残るケースがあるため、サポート材選びにも注意したい。

 

 

3Dプリンター用レジンの種類と特徴

 

3Dプリンターに使用できるレジンには様々な種類がある。

 

レジンの種類によって造形物の強度や柔軟性、また透明度に違いがでるため、求める仕上がりに応じて最適なレジンを選択することが重要だ。

 

SK本舗で取扱いしている3Dプリンター用レジンには、以下のような種類がある。

 

 

種類

特徴

SK水洗いレジン

水で洗い流せるため後処理が楽

SK高靭性水洗いレジン

靭性を高めた水洗いレジン

ノーマルレジン

アルコール洗浄が必要な一般的なレジン

タフレジン

硬めの仕上がりの造形物を出力可能

フレキシブルレジン

柔軟性や弾力に優れたレジン

ゴムライクレジン

ゴムのような弾力を持つレジン

高透明度レジン

透明度の高い造形物を出力可能

キャスタブルレジン

ロストワックス鋳造のワックスモデルを出力可能

 

 

ここでは、それぞれのレジンの特徴について紹介しよう。

 

 

SK水洗いレジン

 

SK水洗いレジンは水で洗い流して洗浄することが可能となっており、作業後の後処理の手間を抑えることができる。

 

通常、3Dプリンター用レジンの洗浄にはアルコールや専用の洗浄液を使用するが、廃液の処理にも注意が必要で面倒な作業だ。水洗いレジンなら、水で洗浄できるため後処理の負担を低減して手軽に3Dプリンター工作を楽しめる。

 

反面、水洗いレジンでは、ひび割れやすく造形物にベタつきが出やすいというデメリットがあった。

 

SK水洗いレジンは、従来の水洗いレジンよりもひび割れが出にくく、ベタつきも収まりやすいように調合されている。

 

 

 

      

SK高靭性水洗いレジン

 

SK高靭性水洗いレジンは、SK水洗いレジンの靭性を高めた3Dプリンター用レジン。

 

靭性とは、素材の強度・ねばり強さのことを指し、強度が高くかつ延性もあるため出力物が破損しづらい特徴がある。細かな造形でも破損しにくく、ひび割れが出にくいため、原型の用途にもおすすめできる3Dプリンター用レジンだ。

 

強度が高く、かつ、水洗いレジンなので水で洗い流して洗浄することが可能。後処理の負担を低減できる水洗いレジン特有のメリットがあるのも嬉しい。

 

SK高靭性水洗いレジンを使用する際には、剥離性の良いFEPフィルムでの出力を推奨する。

 

 

 

ノーマルレジン

 

ノーマルレジンは、出力後にアルコール洗浄が必要な一般的な3Dプリンター用レジン。

 

ノーマルレジンでの出力後は無水エタノールや、SK本舗の「SKレジンウォッシング」での洗浄を推奨する。

 

SK本舗では、「SK ABSーLIKEレジン」をはじめ10種類のノーマルレジンを取扱中。

 

・SK ABS-LIKEレジン

・WANHAO製レジン

・PHROZEN 4Kレジン

・PHROZEN ABS-LIKEレジン

・PHROZEN 8Kレジン

・SIRAYA TECH BLU タフレジン

・PHROZEN 耐熱性レジン

・SIRAYA TECH BUILD 高解像度レジン

・SIRAYA TECH TENECIOUS フレキシブルレジン

・SIRAYA TECH ABS-LIKE FASTレジン

 

SK本舗オリジナルのSK ABS-LIKEレジンは切削性が良く、高い加工性で繊細なディテールの造形物にもおすすめ。

 

 

 

 

タフレジン

 

タフレジンは、高強度レジンとも呼ばれ、ノーマルレジンよりも硬く強度に優れている点が特徴。

 

出力物が非常に硬く仕上がるため、切削性も高く、削り・磨きが必要な造形にもおすすめできる。また、強度が高いため、商品の試作やプロトタイプの作成にも用いられる。

 

SK本舗の「SKタフレジン」は、当初250gでテスト販売を行っていたが、好評により500gと1000gの正式商品としてラインナップに加わった。

 

 

フレキシブルレジン

 

フレキシブルレジンは、柔軟性や弾力に優れ、弾力性のあるパーツの出力に向いた特徴を持つ。

 

一般的なプラスチック消しゴムよりも柔らかく仕上がるため、折り曲げることも可能で、柔らかく仕上げたい造形物の出力に最適。キーホルダーやバッグストラップに用いても、柔軟性に優れているため破損しにくく安全に使用できる。

 

フレキシブルレジンを使用する際には、3Dプリンターの露光時間を通常よりも長めに設定すると、出力の失敗を防ぐことができる。

 

 

 

 

ゴムライクレジン

 

ゴムライクレジンは、その名の通りゴムのような柔軟性・弾力性を持つ3Dプリンター用レジン。

 

同様に弾力を持つフレキシブルレジンよりも、さらに柔らかい仕上がりで出力されるので、弾性のある造形物の出力に向いている。

 

ゴムのような質感の造形物を出力可能となり、ゴム製パーツやグリップ部の造形にも便利だ。

 

 

高透明度レジン

 

透過性のある仕上がりになるのも3Dプリンター用レジンの特徴の1つだが、高透明度レジンはよりクリアな透過性を持ち、透過性の必要なパーツの造形に役立つ。

 

一般的なクリアレジンでは、黄変が生じてしまいがちで完全にクリアな仕上がりでの出力は難しい。より高い透明度の造形物を出力したい場合、高透明度レジンを用いることで理想の仕上がりになる可能性がある。

 

SK本舗のYouTubeには、3Dプリンター用レジンの透明度を比較した動画もアップしてあるので、SK高騰メイドレジンの高い透明度を確認して欲しい。

 

 

キャスタブルレジン

 

キャスタブルレジンでは、ロストワックス鋳造の鋳型に使用できるワックスモデルを造形できる。

 

キャスタブルレジンには蝋が配合されており、鋳造したい金属を流し入れることで灰や残渣を残さず高い消失性を持つ。

 

3Dプリンターであれば、精密性の高いワックスモデルを造形できるため、ジュエリーなどの鋳造の際の鋳型にも最適だ。

 

ただし、SK本舗のSKキャスタブルレジンでは、金・シルバーの鋳造は可能だがプラチナを鋳造できない点は注意しておこう。

 

 

SIRAYA TECHレジン

 

SK本舗では、SIRAYA TECH製のレジンも取り扱いしている。

 

SIRAYA TECHは、3Dプリンター用のUV樹脂の開発・製造を行っており、3Dプリンターメーカー以外のサードパーティ製のレジンメーカーとしても人気が高い。

 

・SIRAYA TECH BLU タフレジン

・SIRAYA TECH BUILD 高解像度レジン

・SIRAYA TECH TENECIOUS フレキシブルレジン

・SIRAYA TECH ABS-LIKEレジン

 

SK本舗製の3Dプリンター用レジンと合わせて、用途によってSIRAYA TECH製のレジンも選んで欲しい。

 

 

3Dプリンター用レジンの選び方

 

3Dプリンター用レジンは、種類によって強度や弾力性、透明度に違いがある。

 

また、出力の精度やひび割れの起きやすさなどもレジンによって異なるため、造形物の仕上がりはレジンによって左右されると言っても過言ではない。

 

しかし、3Dプリンター初心者には自分の目的に合ったレジンを選ぶのは難しいだろう。3Dプリンター用レジンの価格が安くなってきたとは言っても、複数のレジンを購入して実地で試すのは金銭的な負担も大きい。

 

ここでは、用途・目的に合わせて、適した3Dプリンター用レジンを選ぶポイントを解説する。 

 

コスパで選ぶならノーマルレジン

 

コスパを重視して3Dプリンター用レジンを選びたい方にはノーマルレジンをおすすめする。

 

ノーマルレジンは標準レジンとも呼ばれ、3Dプリンター用レジンの中でも一般的に用いられる。取扱いにも難しい点はなくそれなりに硬度も出るため、高い強度を必要としない試作や、造形物の量産に使うなら費用面の負担を抑えられる。

 

また、ノーマルレジンはカラーバリエーションも多く、SK本舗の「SK ABS-Likeレジン」では5色のカラーを選択できる。

 

・灰色

・白色

・透明色

・肌色

・黒色

 

柔軟にカラーを選べるため、ある程度の造形なら塗装を必要としない点もメリットだ。また、標準タイプのレジンとなるノーマルレジンは、各メーカーから様々な製品がラインナップされているため、レジンの選択肢が多い点も嬉しい。

 

SK ABS-Likeレジンは、切削性も良く高い加工性を持つため、コスパの良い材料で精密な作品を制作したい方にもおすすめできる。

 

ただし、ノーマルレジンの洗浄時には洗浄用アルコールなどが必要なため、換気と火気には充分な注意をしておこう。レジン自体の匂いも慣れるまではキツいかも知れない。

 

 

初心者なら水洗いレジン

 

初めて3Dプリンターでの工作に挑戦する初心者には、後処理が手軽な水洗いレジンがおすすめだ。

 

ノーマルレジンをはじめ、一般的な3Dレジンでは造形物を洗浄用アルコールや専用の洗浄液で洗う必要がある。アルコール等の廃液は下水に流すことはできないため、3Dプリンターで出力する際には廃液の処理方法も検討しなくてはならない。

 

水洗いレジンは、その名の通り水道水での洗浄が可能なレジンとなっており廃液の心配もない。また、アルコールを使用しないため、手荒れなどの心配も無い点は嬉しい。

 

水洗いレジンのデメリットとしては、造形物がひび割れやすく、ベタつきが出やすい点が挙げられる。SK本舗の「SK水洗いレジン」では、ひび割れが起きにくくベタつきを抑えた仕上がりになるため、初心者の方でも扱いやすいと思われる。

 

ただ、水洗いレジンはノーマルレジンよりもやや高価になる点は避けられない。試作や大量の造形物はノーマルレジン、ちょっとしたパーツの出力には後処理が楽な水洗いレジンと使い分けるのがおすすめだ。

 

 

耐久性が必要な工作にはタフレジン

 

耐久性が必要な高強度の造形物を出力したい場合にはタフレジンを使おう。

 

一般的には、強度が必要な工作物にはレジンを用いる光造形方式の3Dプリンターよりも、樹脂フィラメントを積層していくFDM方式の3Dプリンターの方が向いていると言われている。

 

一般的な光造形方式とFDM方式の3Dプリンターの特徴を比較してみよう。

 

寸法精度

光造形方式の方が寸法精度は高い

サイズ

FDM方式の方が大きなものを作れる

強度

FDM方式の方が高強度

 

FDM方式の3Dプリンターでは、強度は高い反面、寸法精度が光造形方式のものよりも落ちてしまうのが一般的だ。

 

3Dプリンター用のタフレジンは「高強度レジン」とも呼ばれ、一般的なノーマルレジンよりも高い強度を誇る。耐久性が必要だが、寸法精度にもこだわりたいという場合にタフレジンは頼れる素材となる。

 

タフレジンを使用した工作では、カラビナや魚釣りのルアーなどを作った事例もあり、幅広い用途に利用することが可能だ。

 

 

柔軟性が必要な工作にはフレキシブルレジン

 

柔軟性が必要な工作物を出力するにはフレキシブルレジンがおすすめだ。

 

フレキシブルレジンは、柔軟性や弾性に優れ曲げる力にも強いため、造形物の柔軟性が高くなる特徴がある。弾力の目安としては、プラスチック消しゴムよりも柔らかく、シリコンのような弾力を持つ製品が多い。

 

フレキシブルレジンでは、硬度の高い部品と組み合わせて使う柔軟性が必要なパーツや、小さい子どものおもちゃを作ることも可能だ。

 

また、同じく柔軟性の高い3Dプリンター用レジンとして、ゴムのような弾力を持つゴムライクレジンもあるので、造形物に求める柔らかさによってレジンを選ぼう。

 

 

鋳型製作にはキャスタブルレジン

 

ロストワックス鋳造の鋳型を製作したい方はキャスタブルレジンを使おう。

 

キャスタブルレジンは蝋が配合されたレジンとなっており、ロストワックス鋳造での鋳型の消失性が高く、精度の高い鋳造が可能だ。キャスタブルレジンを用いることで、3Dデータからダイレクトに鋳型を作ることが可能となり、ジュエリー製作などの工程を短縮できる。

 

ただし、SK本舗の「SKキャスタブルレジン」では、金・シルバーの鋳造は可能だがプラチナの鋳造には対応していないため注意して欲しい。

 

 

造形後の後処理の方法もレジンで変わる

 

3Dプリンターは、造形物を出力して終わりではなく後処理が必要になる。

 

出力品の洗浄に用いられる無水エタノールは危険物にあたるので、取り扱いや廃棄については注意が必要だ。3Dプリンターの出力後の後処理には、必ず手袋を着用して行うようにしよう。また、造形後の後処理の方法も、素材に使うレジンの種類で変わってくる。

 

ここでは、3Dプリンターでの出力後のあと処理の流れを解説する。

 

 

サポート材を除去する

 

出力品を二次硬化させる前に、サポート材の大部分を取り除いておこう。

 

まず、最も大きいサポート材を指で取り外す。指が入らない場所はニッパーなどの工具を活用しよう。

 

ただし、出力品によっては、洗浄・二次硬化のステップを経てからサポートを取り外すこともある。ノーマルレジンなどでの出力の場合、二次硬化まで完了すればヤスリ等で切削することもできるため、より滑らかに仕上げることができる。

 

造形物によってサポート材を除去するタイミングを分けよう。

 

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3Dプリンター初心者必読! サポート材設置のつまづきやすいポイントと最低限必要な知識

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造形物の洗浄

 

出力品には硬化していないレジンが付着しているため、出力した造形物を洗浄する必要がある。

 

一般的な3Dプリンター用レジンでの出力の場合、洗浄用アルコールなどを利用して未硬化レジンを除去する。無水エタノールなどのアルコールのほか、専用の洗浄液なども利用できる。SK本舗では洗浄液問して「SKレジンウォッシング」を取り扱いしている。

 

造形物の洗浄の手順は以下の通り。

 

・底の深いタッパーなどの容器に洗浄液を入れる

・洗浄液の中に出力物を入れる

・ハケや歯ブラシなどで未硬化レジンを除去する

 

この際、洗浄液に浸けすぎたり、強くこすり過ぎたりすると、造形物を痛めてしまう可能性があるため注意が必要だ。

 

水洗いレジンを使用すれば、出力品の洗浄を水道水で行うことができるため、洗浄の手間を大幅に軽減できる。洗浄の流れはアルコールを使用する場合と同様だが、水と中性洗剤で洗浄ができるため、廃液に溶けだしたレジンを取り除けばそのまま排水溝に流すことができる。

 

初心者やアルコール洗浄が面倒という方は、水洗いレジンを選択するのも良いだろう。

 

 

造形物の二次硬化

 

出力品を二次硬化させることで、強度・耐久性を高め、造形物が変形するリスクを抑えることができる。

 

洗浄後の出力物には水分が含まれている可能性があるため、二次硬化の前に1日程度自然乾燥をさせておこう。二次硬化はアルミホイルの上に造形物を乗せて、数分間UVライトを当てる方法などがある。また、日光に当てておくだけでも二次硬化は可能だ。

 

SK本舗では、二次硬化専用の「SK2次硬化機」も取り扱いしているので、活用してみて欲しい。

 

 

プリンターの清掃

 

出力を行った後はプリンターに残ったレジンなどを清掃しておくようにしよう。

 

特に、プラットフォームやトレーにはレジンが残りやすいため、洗浄用アルコールなどを使用してレジンをしっかり落としておこう。この際にも、水洗いレジンを使用しておけば、水で洗い流すことができるので手間を軽減できる。

 

洗浄の流れは3Dプリンターによっても異なるため、説明書の指示に従って、正しい手順で行うようにしたい。

 

 

3Dプリンター用レジンの注意点

 

3Dプリンターの取り扱いでまず覚えておくべきなのは、レジンを素手で触らないようにすることだ。

 

レジンを素手で触ってしまうと、皮膚に炎症を起こしてしまったり、レジンアレルギーになってしまったりする可能性がある。レジンを取り扱う際には、出力前から洗浄時まで必ず手袋を着用して行うようにしたい。

 

万が一、皮膚にレジンが付着してしまった場合、アルコール、または薬用石鹸で洗い流すようにしよう。この際、皮膚についたレジンが硬化を始めてしまうと、レジンが発熱して火傷になるリスクがあるので、迅速に処理をするようにしよう。

 

また、ここでは、その他の3Dプリンター用レジンの注意点について解説する。

 

 

3Dプリンターとの相性を考慮してレジンを選ぶ

 

3Dプリンターとレジンには相性があり、相性の合う3Dプリンター用レジンを選ぶ方が、より強度をアップできると言われている。

 

一般的には、3Dプリンターの純正のレジンが相性が良いと言われているが、社外品のレジンが全て相性が悪いという訳ではない。

 

自分の3Dプリンターと相性の良いレジンを見つけるには、複数のレジンで実際に出力して体感で選ぶのが近道だ。

 

 

紫外線を避けて保管する

 

3Dプリンター用レジンは、紫外線が当たると硬化する性質があるため、太陽光に当てると硬化がはじまってしまう。

 

レジンの瓶は紫外線を避けるように工夫されてはいるが、直射日光の当たる場所などに置いておくのはいただけない。レジンを保管する際には、紫外線の当たらない冷暗所に保管しておくようにしよう。

 

また、未硬化の造形物だけではなく、硬化後の造形物も紫外線に当てるのは避けたい。二次硬化が済んだ造形物でも、強い紫外線の直射日光に当てると硬化が進み、黄変やひび割れが出ることがあるので注意が必要だ。

 

 

レジンの交換に注意

 

光造形方式の3Dプリンターでは、3Dプリンター用レジンの貯まったタンクにプラットフォームが下がり、レジンを硬化させることで造形を行う。

 

特徴の異なるレジンを使用したい場合には、タンク内に残ったレジンを取り除き、新しいレジンを入れることになるが、ここで注意が必要なのがプラットフォームに残った前のレジンだ。

 

プラットフォームも未硬化のレジンが残っていると、次回の出力に悪影響を及ぼしてしまうため、レジンを交換する際には、タンク・プラットフォームを洗浄用アルコールなどで清掃していくようにしよう。

 

 

洗浄液の取り扱いに注意

 

ノーマルレジンなどの一般的なレジンの洗浄には洗浄用アルコールを使用する。

 

アルコールは気化しやすく引火する可能性があるため火気には充分に注意しておこう。また、換気にも充分に気をつけておきたい。

 

アルコールは排水溝に流さずに、地方自治体の定める廃棄方法に沿って廃棄をするようにしよう。

 

アルコールをキッチンペーパーなどで吸い取って可燃ごみに捨てる方法もあるが、火気には充分な注意が必要だ。

 

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3Dプリンター用レジンは用途で使い分けよう!

 

 3Dプリンターの造形物の硬度や透明度、弾力性などは、用いるレジンの種類によって大きく変わってくる。

 

3Dプリンターで思い通りの作品を作るには、様々な種類のレジンの特性を知り、使い分けることが重要と言って過言ではないだろう。

 

また、出力後の後処理の手間や工程などもレジンの種類によって変わる。初心者なら、洗浄の手間が少ない水洗いレジンを使用するのがおすすめだ。

 

弊社SK本舗のホームページでは、各種レジンでの実際の出力の様子なども動画で確認できるので、レジン選びのお役に立てて欲しい。