FDM 3DプリンターのZ軸バンディングとは
Z軸バンディング(横縞)は、3Dプリント造形物の表面に規則的な横縞模様が現れるトラブルです。これは主にZ軸(高さ方向)の動きに問題があるときに発生し、印刷品質を大きく損なわせます。SK本舗でも多くのご相談を受ける一般的なトラブルの一つです。
Z軸バンディングの主な原因
- Z軸リードスクリュー(ネジ)の汚れ・摩耗:潤滑油の不足や異物付着
- Z軸モーターの不具合:電子ノイズやモーター駆動の不安定性
- ベッドレベリング不良:ノズルとベッドの距離が一定でない
- フィラメントの圧力変動:押出の不安定さ
- 電源供給の問題:プリンター全体への電力供給が不安定
改善方法5つのステップ
- Z軸リードスクリューの清掃・潤滑:プリンターの電源を切り、リードスクリューをクリーニングクロスで丁寧に拭き、Z軸向けのグリス(シリコングリスまたはホワイトリチウムグリス)を薄く塗布します。CRC-556やWD-40などの浸透潤滑剤はホコリを吸着して逆効果になるため使用しないでください
- ベッドレベリングの再調整:プリンターの説明書に従い、ノズルとベッド間の距離を正確に再度調整してください
- Z軸モーターケーブルの確認:ケーブルの接触不良がないか、マザーボード接続部を確認します
- フィラメント圧力の確認:エクストルーダー(押出装置)の圧力設定を確認し、必要に応じてスライサーソフトで押出倍率を調整
- スムーズロッドの清掃:Z軸を支えるスムーズロッドも清掃し、スムーズな動きを確認
定期的なメンテナンスが予防策
Z軸バンディングは予防が最も効果的です。特に月1回程度の簡易清掃と、3ヶ月に1回の本格的なメンテナンスが理想的です。
それでも改善しない場合
上記の対策を試しても改善しない場合は、Z軸モーターそのものの故障や、マザーボードの電子ノイズが考えられます。その場合はプリンターのメーカーサポートや、SK本舗にご相談いただくことをお勧めします。
Tips:Z軸バンディングの予防テスト
新しいフィラメントやプリンター設定を試す際は、まず小さなテストモデル(高さ20mm程度のキューブ)で確認することで、問題を早期に発見できます。
