SK本舗ユーザーのリレーコラム FDM編 #04 「AI 3Dモデリングでみんなクリエーター!」 MITSUKI

リレーコラム前任の宇佐まりさんからバトンをいただき、第4回はMITSUKIが担当させていただきます。
3Dプリンターは、高性能、低価格、マルチカラー化でどんどん手軽になってきました。ネット上に様々な3Dデータも公開されており、印刷するだけで十分楽しめるようになってきました。
一方で、3Dデータ制作にはスキルが必要なのでオリジナル作品制作には少しハードルがあります。しかし、AI 3D生成を活用すれば誰でもオリジナル立体作品をつくれるポテンシャルがあるんです!
こちらの記事では、AIモデリングと3Dプリントの昨今事情と、誰でも楽しめる方法を、私の作品事例でご紹介したいと思います。
AI 3D生成の現状
これまでジャンルを問わずいろんなAIを活用してきました。
画像や動画生成の進化は、皆さんも認識されてるかもしれませんが、2023年末頃から出始めてきたAI 3D生成も特にここ半年で飛躍的に進化しました。
例えばこちらは、左側は2024年9月、右は2025年9月に同じ画像で様々なサービスで3D生成し、一番良い結果だったものを並べています。画像の再現性、細部の緻密度合いなど1年で飛躍的に進化しました。

私が使ったことのあるAI 3D生成の有名どころサービスだけでもこれだけあります。それぞれ得意不得意があり登録必要ですが、どれも無料で試せるのでぜひ使ってみてください。
Hitem3D https://hitem3d.ai/
Hunyuan https://3d.hunyuan.tencent.com/
Rodin https://hyper3d.ai/
TRIPO https://www.tripo3d.ai/
Meshy https://www.meshy.ai/
サービスごとに様々な機能がありますが、基本的には2D画像から3Dデータを生成してくれます。
私はGemini、ChatGPT、Grokや画像生成AIを使ってオリジナルの画像をつくり、それを元に3D生成し3Dプリント作品を制作するプロセスを色んなジャンルで試してきました。
カワイイキャラクターから、リアルなフィギュアまで画像に近い状態で3D化してくれます。

シンプルデザインのキャラクター

ファッションモデルフィギュア
イラスト調の絵からも3D生成可能です。

アイデア次第で色んなものを3Dで楽しめます。コツは背景がシンプルな画像の準備です。どのサービスも大体数分で3Dデータを生成してくれます。サービスごとに得意な分野が違いますので、無料分で色々試してみましょう!





ペットの写真からキーホルダーを作ることもできます。
すべて画像1枚(AI生成画像か写真)からAIで3Dデータ生成し3Dプリントしています。スライサーで色を塗り分けてマルチカラー印刷したものもあります(一部筆塗り塗装)。
私もまだ試せていませんが、色数や色を調整し色が分かれた状態でスライサーにインポートできるサービスも出始め、より簡単で手軽にマルチカラー印刷でも楽しめるようになってきました。
とても手軽で楽しいAIによる3D生成ですが、今後もみなさんが気持ちよくAIを活用し、創作を楽しむために注意する点もあります。
使用する際は、著作権、肖像権、意匠権などに十分に配慮しましょう!
例えば、有名人の写真やデザイン自体に意匠権のあるロボットなど、そのまま引用し3D生成など二次利用した際は、権利に抵触する可能性があります。
何より、陶芸教室の様に自分でつくったオリジナル作品の方が、より楽しめますし愛着もわくので、ぜひオリジナル作品で楽しみましょう!
誰でも簡単!AIでオリジナル作品づくり
比較的簡単に、AIでオリジナル作品をつくれる方法を2つご紹介いたします。無料版やお試し期間で十分に楽しめる内容です。ぜひ試してみてください!
① 立体文字のつくり方
名前や言葉を3Dにして、キーホルダーやインテリアグッズをつくってみましょう!
①-1 画像準備
GeminiかChatGPTで画像生成します。(無料版でもできます)
「〇〇という文字をムチムチの立体文字の画像にして、文字はつや消しグレーで背景は白で」
〇〇の部分に、ひらがな、アルファベット、カタカナなどで好きな字を入れて入力してみてください。文字数が多かったり、漢字が含まれると再現できない場合があります!
(つや消し色の指示は形がわかりやすくなるためです)

3Dプリントするには、文字同士がくっついた方がいいのでくっついてない場合は「もっとムチムチにして」とお願いして、くっついた状態のムチムチ文字にしましょう!
①-2 立体生成
できた画像を、AIサービスで立体にしてみましょう。シンプルな形状ならどのサービスでも再現できますが、今回はRodin(ロダン)https://hyper3d.ai/ を使ってみましょう!

登録して、+マークから生成した画像をインポートし、生成ボタンをクリックすると3Dデータ生成がはじまります。
①-3 3Dデータ書出し
生成ボタンをクリックしてから少し待てば画面が出ます。左側の画面内でクリックしたままグリグリすれば3Dデータがプレビューできます。
「モデル確認」をクリックすればモデル形状を生成していきます。完了すれば、右下に「ダウンロードボタン」が出ます。そのままクリックすればOBJでデータが書き出されます。


①-4 スライサーにインポート
OBJデータをインポートし、大きさや厚み、サポートなど調整してみましょう。少し位置を下げて、テーブルに少しだけ埋まった状態でスライスすれば底面が平面になって、3Dプリントしやすくなります。


100円均一の金具をつければお名前キーホルダーも作れます。

② ラクガキからフィギュアのつくり方
自分で描いたラクガキや、子供の描いた絵から立体フィギュアをつくってみましょう!
②-1 ラクガキ準備
ラクガキを準備しましょう!下手でも大丈夫です。シンプルで単純な方がいいです!何かに描いて写真をとりましょう!私はポストイットにオバケをラクガキしました。

注意:手や足など線1本で描いてしまうと3Dプリントするには細くなりすぎます。
②-2 画像準備
ラクガキ写真を、GeminiかChatGPTに上げて、下記説明で3D画像をお願いしてみましょう。
「3DCGっぽい立体的な画像にして」
すると立体的な画像にしてくれるので、保存しましょう。

②-3 AI 3D生成
Hunyuan https://3d.hunyuan.tencent.com/ で3D生成してみましょう。
登録すると無料で試せます。(私は日本語翻訳してつかってます)
保存した画像をアップロードして生成ボタンをクリックすれば立体が生成されます。

②-4 データダウンロード
少し待てば、立体が生成されます。データ形式を選んで(OBJかSTL)ダウンロードしてみましょう。

②-5 スライサー、3Dプリント
スライサーにインポートして、設定や色塗りをやって3Dプリントしましょう!


あなたがデザインした、世界に一つのオリジナルフィギュアができました!
権利やAIサービスの使用範囲やライセンスなど気を付ける必要はありますが、ご自身でデザインしたデータを3Dプリントで作るのは本当に楽しいのです。
みなさんの創作のお手伝いになっていれば幸いです!
記事を最後までご覧いただきありがとうございました。
《SK本舗ユーザーのリレーコラムFDM編》
