FDM 3Dプリンターのオートレベリング機能とは
オートレベリング機能は、3Dプリンターのノズル(印字ヘッド)とビルドプレート(造形台)の距離を自動で調整する機能です。この距離が正確でないと、印字品質が低下したり、造形に失敗したりします。BLTouchなどのプローブ降下式センサや、歪みゲージ/ロードセル方式のノズルタッチ式(Bambu Lab X1C/X2D/P1S/P2S/H2系・A1系等) など、機種により異なる方式で複数ポイントのプレート高さを計測し、ファームウェアが自動補正します。Bambu LabのLiDAR(A1/X1Cカーボン等に搭載)は「最初の層の検査」「フローキャリブレーション」を担当する別機能で、ベッドレベリング(高さ計測)はロードセル系で行われます。
主要なレベリング方式の概要
- プローブ降下式(BLTouch/CR Touch/3DTouch 等):センサ先端のピンが伸縮してベッド表面に接触し、複数ポイントの高さを測定。Creality Ender 3 V3/K1 系・ELEGOO Neptune 4 系などで採用
- 誘導式センサ:金属ベッドとセンサの電磁的距離変化を読む方式。ガラス・PEI 単体板では使えない(金属ベッド前提)
- 歪みゲージ/ロードセル方式(ノズルタッチ式):ノズル自体をベッドに軽く接触させ、ヘッドに内蔵された歪みゲージ/ロードセルで反力を検出。Bambu Lab X1C/X2D/P1S/P2S/H2系/A1/A1 mini が代表例
- LiDAR/光学センサ:レーザー測距で初期層の状態を観察。Bambu Lab A1/X1 Carbon 等のLiDARは「ベッド高さ計測」ではなく主に 初期層検査・フローキャリブレーション 用
オートレベリングの設定手順
- 機械的準備:ビルドプレート表面の汚れやゴミを取り除き、清潔に保ちます
- センサー確認:プローブ/センサ(BLTouch、誘導式センサ、Bambu Labのノズルタッチ式ロードセル等)が正しく取り付けられているか確認します
- ファームウェア設定:プリンター本体の液晶メニューから「Auto Level」または「Bed Leveling」を選択
- 自動計測実行:「Start」を押すと、プリンターが自動的に複数ポイントを計測します
- 結果保存:計測完了後、設定を保存(通常は自動保存)します
よくあるトラブルと対策
オートレベリングが正常に機能しない場合は、まずセンサーの接続を確認してください。また、プレート表面の温度が安定していないと計測誤差が生じます。
オートレベリング後の確認
設定後は、テスト印字を実行して最初のレイヤーが均等に出ているか確認することが重要です。ノズルがプレートに近すぎたり遠すぎたりしていないか、視認して確認しましょう。
💡ワンポイント
毎回の造形前に必ずオートレベリングを実行することで、安定した造形品質が得られます。特に新しいフィラメントや造形プレートの交換後は欠かせない作業です。
