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FDM 3Dプリンターで第1層が定着しない原因と対策

FDM 3Dプリンターで第1層が定着しない原因と対策

FDM 3Dプリンターで最も多いトラブルが「第1層(ファーストレイヤー)の定着不良」です。第1層がベッド(造形台)に密着しないと、造形物全体が失敗に終わります。ここでは、主な原因と対策をご説明します。

第1層が定着しない主な原因

  • ノズル高さの不適切さ:ノズルとベッドの距離が広すぎたり狭すぎたりしている状態
  • ベッドの水平が取れていない:ベッドが傾いていると一部分だけ密着する
  • ベッド表面の汚れ:油分やホコリが付着している
  • ベッドの温度が低い:材料がベッドに吸着しない状態
  • 造形台の劣化:フィルムやシートが傷んでいる

確認・調整の手順

  1. ベッドの水平を取る:紙を使ってノズルとベッド全体の距離を均等にします。A4用紙1枚分(約0.1mm)の隙間が目安です
  2. ベッド表面をクリーニング:イソプロピルアルコール(IPA)やぬるま湯で丁寧に洗い、完全に乾燥させます
  3. ベッド温度を確認:使用する材料に応じた適切な温度に設定します(PLA:50~60℃、ABS:90~110℃など)
  4. ノズル温度をテスト:初期層の速度を落とし(標準の50%程度)、フィラメントの流出を確認します
  5. テスト印刷を実施:小さなパターン印刷で第1層の密着状態を確認します

部材の見直し

ベッド温度が安定しない・造形台の劣化が疑われる場合は、消耗品の交換も有効です。PEIシートやスプリングスチール製フレキシブルベッドなど、お使いのプリンターに対応する部材はSK本舗でも取り扱いがあります。購入前に型番・サイズの適合を必ずご確認ください。

予防のコツ

毎回の印刷前にベッド高さの簡易確認を行い、1週間ごとに表面をクリーニングすることで、ほとんどのベッド密着不良を防げます。第1層がしっかり定着すれば、造形成功率は大幅に向上します。