仕様・価格確認:2026年9月24日|SK本舗

Shining 3Dのハンディ3Dスキャナーは、価格だけで選ぶと必要なPCや運用が合わないことがあります。ここでは、現在SK本舗で取り扱うEINSTAR 2・EINSTAR VEGA・EINSTAR Rockit・EinScan Rigilを比べます。
対応PCを用意して始めるならEINSTAR 2、本体だけで操作したいならVEGA、マーカーを貼る手間を減らしたいならRockit、体積精度の公表値を基に検討するならRigilが候補です。これは用途から絞るための目安で、同じ対象物を使った実機比較の順位ではありません。
EinScan H2は販売終了のため、現行4機種の比較から外しました。すでにお持ちの方はH2の参考情報をご覧ください。
ハンディ3Dスキャナーはどうやって形をデータにする?

対象物に光を当て、反射をカメラで捉えて表面の位置を計算します。複数方向のデータを合わせ、点群やメッシュとして保存します。EINSTAR 2・Rockit・Rigilは青色レーザーとIRを搭載し、VEGAはIRのMEMS/VCSELを使い分けます。
形状を3DプリントするならSTLなど、色も扱うならOBJ・PLYなど、受け取り側のソフトに合う形式を選びます。STLは通常、色の情報を持ちません。穴や薄い部分の修正が必要な場合もあります。
「0.05mm」だけで精度を比較してよい?

点間距離と寸法精度は別の値です。点間距離は取り込む点の間隔、精度は基準となる寸法との一致を評価する指標です。たとえば10.00mmに対して10.03mmと測ったときの差は0.03mmです。
今回確認したEINSTAR 2・VEGA・Rockitの公式仕様表にはAccuracy値がありません。最小点間距離の0.05mmを、寸法誤差0.05mmとは読み替えられません。RigilはLaser HDの体積精度を公表していますが、単フレーム精度とは測定範囲・条件が異なります。
- 値の名称:Accuracy、Precision、Resolutionのどれか。
- 測定範囲:単フレームか、全体をつないだ体積精度か。
- 条件:光源モード、対象の大きさ、マーカー、表面処理、校正。
- 用途:形を残すのか、寸法の合否を判断するのか。
検査用途では、必要な許容差に加えて評価方法や証明書の要件も確認します。公称値があることだけで、その検査に使えるとは判断できません。キャリブレーションの確認事項も参考にしてください。
EINSTAR 2・VEGA・Rockit・Rigilの違いは?

価格はSK本舗の税込掲載価格(2026年9月24日)。Rockit・Rigilは受注入荷です。価格・在庫・納期は変わるため、購入時は各商品ページをご確認ください。解像度と作業距離はモード別の値です。
| 項目 | EINSTAR 2 | EINSTAR VEGA | EINSTAR Rockit | EinScan Rigil |
|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 207,900円 | 330,000円 | 306,900円 | 968,000円 |
| 運用 | PC接続(有線・ワイヤレス) | 本体単独/PCでの後処理 | PC接続(有線・ワイヤレス) | 本体単独/PCワイヤレス/PC有線 |
| 光源 | 青色レーザー17本+IR VCSEL | HD:IR MEMS Fast:IR VCSEL |
38本クロス+7本平行レーザー+IR VCSEL | 青色クロス・平行レーザー+IR VCSEL 本数は下記の表記差を参照 |
| 点間距離 | Laser HD 0.05〜10mm IR 0.2〜10mm |
HD 0.05〜3mm Fast 0.5〜10mm |
Laser HD 0.05〜10mm IR 0.2〜10mm |
Laser HD 0.05〜10mm IR 0.2〜10mm |
| 寸法精度の公式記載 | 確認した仕様表にAccuracy値なし | 確認した仕様表にAccuracy値なし | 確認した仕様表にAccuracy値なし | Laser HD:体積精度 最大0.04+0.06 mm/m IR:公式表記に差あり(下記参照) |
| 作業距離 | レーザー100〜600mm IR 160〜1400mm |
HD 100〜350mm Fast 270〜1500mm |
クロス100〜600mm 平行100〜400mm IR 160〜1400mm |
Laser HD 170〜550mm IR 160〜1500mm |
| カラーカメラ | 2.3MP | 48MP | 5MP | 5MP |
| 出力形式 | STL / OBJ / PLY / 3MF / ASC | PLY / STL / OBJ / ASC | STL / OBJ / PLY / 3MF / ASC | STL / OBJ / PLY / 3MF / ASC / LAS |
| 重量 | 420g(バッテリー込み) | 535g(通常モデル) | 420〜425g(公式表記差) | 870g(バッテリー込み) |
| 購入前の確認 | 対応PC・マーカー運用 | 本体で必要な処理ができるか | 対応PC・対象の追跡条件 | 要求精度・対象物・ソフト構成 |
仕様確認:2026年9月24日。EINSTAR 2公式仕様/EINSTAR VEGA公式仕様/EINSTAR Rockit公式仕様/Rigil公式製品ページ/Rigil公式仕様。
RigilのIR Rapid体積精度は、SHINING 3D製品ページで「0.1+0.3 mm/m」、EINSTAR公式仕様ページで「0.1+0.4 mm/m」と異なります。クロスレーザーも製品・仕様ページの「25+25本」に対し、マニュアル v1.1.1は「38本」と記載しています。対象モデル・構成を確定できないため、異なる値を同じ条件の仕様として混ぜていません。該当値が導入要件になる場合は、ご注文前に構成をご確認ください。
Rockitの重量は公式仕様表が425g、米国公式商品ページが420g(いずれもバッテリー込み)です。本記事では表記差を併記しています。
得意なことと、購入前に確認したいこと

EINSTAR 2
PCを使って始める
レーザーとIRを使い分けられます。
対応PCが必要。Laser HDはマーカーを使う運用を確認します。
価格・構成を確認
EINSTAR VEGA
PCを持たずにスキャン
本体の画面でスキャン・処理ができます。
本体価格だけでなく、必要な後処理・データの受け渡し方法も確認します。
価格・構成を確認
EINSTAR Rockit
マーカーを貼る手間を減らす
形状の特徴を使うレーザースキャンに対応します。
特徴の少ない面や繰り返し形状では、マーカーなしで追跡できるか事前確認が必要です。
価格・構成を確認
EinScan Rigil
体積精度の公表値で検討
本体単独・PCワイヤレス・PC有線を選べます。
公称精度は検査結果の保証ではありません。求める許容差・校正・評価方法を確認します。
価格・構成を確認各機種はどんな使い方に向く?
EINSTAR 2

対応PCを用意でき、レーザーと赤外線の使い分けから始めたい方の候補です。Laser HDの最小点間距離は0.05mm、IRは0.2mm。Laser HDではマーカーを使う運用、IRでは特徴・テクスチャなどの追跡方式を確認します。
本体だけでスキャンする機種ではありません。PC代も含めた導入費と、EXStar Hubの現行動作環境をご確認ください。
EINSTAR 2の商品・納期を確認/EINSTAR 2メーカー公式仕様
EINSTAR VEGA

現場へPCを持ち込みにくい場合の候補です。本体の画面で操作でき、細部向けのHDと広い範囲向けのFastを使い分けます。カラーカメラは48MPですが、この画素数は形状の寸法精度を表す値ではありません。
本体で完結する処理と、PCソフトStarVisionを使う後処理を分けて確認しましょう。通常モデルと限定モデルでは重量が異なり、この比較表は通常モデルの535gです。
EINSTAR VEGAの商品・納期を確認/EINSTAR VEGAメーカー公式仕様
EINSTAR Rockit

マーカー貼付を減らす運用を検討したい方の候補です。38本のクロスレーザーと7本の平行レーザー、IRを搭載し、レーザーでも形状の特徴を使う追跡に対応します。
ただし、滑らかな平面や似た形の繰り返しなど、特徴が乏しい対象で常にマーカー不要になるわけではありません。対象物・必要な処理量とPC構成を合わせて確認します。
EINSTAR Rockitの商品・納期を確認/EINSTAR Rockitメーカー公式仕様
EinScan Rigil

本体単独・PCワイヤレス・PC有線の3方式を使い分ける機種です。Laser HDの体積精度はメーカー公称で最大0.04+0.06 mm/m。形状の確認やリバースエンジニアリングの候補として、対象物と必要な精度から検討できます。
マーカーを貼らないLaser+IRのハイブリッドスキャンは、公式製品ページではPCソフトEXScan Rigilでの提供と説明されています。本体単独の全モードで同じ機能が使えるとは限りません。IR体積精度とレーザー本数は公式ページ間の表記差もご確認ください。
EinScan Rigilの商品・納期を確認/EinScan Rigilメーカー公式仕様
用途から候補を絞るには?

まず「対象物の写真と大きさ」「残したい細部」「PCを使える場所か」を整理します。寸法を測る場合は、必要な許容差も決めておきます。透明・鏡面・黒い対象や細い突起は、材質・表面状態によってスキャン結果が変わるため、対象物での確認が必要です。
他ブランドも含めて選ぶならRevopoint・Shining 3D・Crealityの比較へ。候補が決まらない場合は、写真・寸法・用途・PC構成を添えて機種選びを相談できます。
よくある質問
EINSTAR 2とRockitの違いは?
どちらもPCを使う青色レーザー+IRの機種です。EINSTAR 2のLaser HDはマーカー運用を確認します。Rockitはレーザーで形状の特徴を使う追跡にも対応しますが、対象物によってマーカーが必要になる場合があります。
VEGAとRigilはPCなしで使えますか?
どちらも本体単独でのスキャン・処理に対応しています。PCを使う追加機能や、大きいデータを扱う場合の運用は別途確認してください。
Rigilの価格はいくらですか?
2026年9月24日のSK本舗掲載価格は968,000円(税込)です。受注入荷のため、最新の価格・納期はRigilの商品ページでご確認ください。
EINSTARの0.05mmは寸法精度ですか?
今回確認したEINSTAR 2・VEGA・Rockitの公式仕様にある0.05mmは、最小の点間距離です。寸法精度の保証値ではありません。
対応PCとソフトはどこで確認できますか?
EINSTAR 2・RockitはEXStar Hub、VEGAのPC後処理はStarVision、RigilのPC運用はEXScan Rigilを使います。OS・CPU・GPU・メモリの条件は機種・ソフトの版によって異なるため、商品ページとメーカーの現行ダウンロード案内を合わせてご確認ください。
黒い物や光沢のある物はスプレーなしで撮れますか?
材質・表面状態・光源モードによって異なります。スプレーなしで撮れる場合もありますが、透明・鏡面などは表面処理が必要な場合があります。対象物へ処理できない場合は、購入前に写真と用途を添えてご相談ください。
スキャンしたデータはそのまま3Dプリントできますか?
穴・厚み・実寸・法線などを確認し、必要に応じて修正してからスライサーに読み込みます。スキャナーの基本ガイドもご覧ください。
3Dデータの配布・活用例は3D Data Japanでもご覧いただけます。
仕様確認:2026年9月24日。EINSTAR 2公式仕様/EINSTAR VEGA公式仕様/EINSTAR Rockit公式仕様/Rigil公式製品ページ/Rigil公式仕様。
