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FDM 3Dプリンターの継ぎ目(シーム)が目立つ場合の対策

FDM 3Dプリンターの継ぎ目(シーム)が目立つ原因と対策

FDM 3Dプリンターで造形物に目立つ継ぎ目やシーム(各層の始点・終点に生じる縦のライン状の跡)が生じるのは、よくあるトラブルです。造形品の表面品質に影響するため、適切な対策が必要です。機種別の推奨設定を参考にすることで、より効率的にシーム対策ができます。

シームが目立つ主な原因

  • 始点・終点の温度ムラ:層ごとの始点で樹脂が一瞬溜まり、跡が残りやすい
  • リトラクション設定の不足/過剰:戻し量や速度が合っていないと糸引きやスジが出る
  • 始点位置(シーム位置)が一直線に揃う設定:縦線として目立ちやすい
  • 外壁速度・温度のばらつき:高すぎる速度や温度差で凹凸が強調される

シームを目立たなくする対策

  1. シーム位置を「Random」または「Aligned(裏側)」に変更:スライサー(Bambu Studio / Cura / OrcaSlicer / PrusaSlicer等)でシーム位置の設定を見直します
  2. リトラクション距離・速度を機種推奨値に調整:Bambu Lab系のダイレクトドライブは0.4–0.8mm、ボーデン式は4–6mm程度が目安
  3. 外壁速度をやや下げる:50mm/s前後まで落とすことで滑らかになりやすい
  4. ノズル温度を5–10℃下げる:糸引きやポチッとした跡が改善する場合がある
  5. 「Wipe on retract」「Coasting」をオン:始点の樹脂溜まりを軽減

機種別の参考設定

Bambu Lab・Creality K1系などCoreXY/高速機では、シーム位置を「Aligned」かつ造形物の角に隠す設定が標準的に効果的です。Ender 3系のボーデン式では、リトラクション距離を5mm前後・速度40mm/sに調整した上で、シームを「Random」にすると目立ちにくくなります。最適値は素材ロットや機械個体差で変わるため、テストプリントで確認してください。

おすすめTips

造形品を複数個出力してテストプリントを行い、異なるノズル温度や速度で比較検討することが、最適な設定発見の近道です。小さなテスト片から始めることで、材料の無駄を最小限に抑えながら品質向上を目指せます。