最終更新日:

FDM 3Dプリンターの印刷が途中で停止する原因と対策

FDM 3Dプリンターの印刷が途中で停止する原因と対策

FDM(熱溶解積層方式)3Dプリンターが印刷途中で停止する場合は、材料供給、温度、電源、データ、検知機能のどこで止まったかを切り分けます。停止直後に無理に工具を入れると故障やけがにつながるため、まず安全を確保してください。

まず確認すること

  • 画面に表示されたエラーコードやログを記録する
  • ノズルやホットエンド周辺に触れる前に、メーカー手順に従って一時停止または電源を切る
  • 高温状態のノズルへピンセットなどの金属工具を差し込まない

主な原因と対策

1. フィラメント供給の詰まり

材料が削れている、ギアに粉が溜まっている、ノズル内部に残渣がある場合は供給が止まります。アンロード機能、クリーニングニードル、コールドプルなど、機種のマニュアルに沿った清掃方法を使ってください。

2. フィラメント切れ・センサー検知

フィラメント切れセンサー搭載機では、材料切れやセンサー誤検知で停止します。材料端、スプールの絡み、センサー部の粉詰まりを確認し、必要に応じて再ロードします。

3. ベッドからの剥がれ

AI検知機能付きの機種では、造形物の剥がれやスパゲッティを検知して停止する場合があります。多くの機種では停止せず空打ちするため、定着不良が出た時点で早めに中断します。

4. 電源・通信・データ不良

USB接続、SDカード、Wi-Fi転送、スライスデータの破損でも途中停止します。別のメディアで再出力し、同じ層で止まる場合はG-codeを再生成してください。

再開前の確認

再開できる機種でも、造形物が冷えて収縮していると段差が残ります。重要な造形では無理に再開せず、原因を取り除いてから再プリントする方が安定します。