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BASFフィラメントの特徴と印刷設定

BASFフィラメントの特徴と印刷設定について

BASFは世界有数の化学メーカーで、高品質な3Dプリンターフィラメントを Forward AM ブランド(Ultrafuseシリーズ)として提供しています。BASFフィラメントは優れた寸法精度と機械的強度が特徴で、多くのプロフェッショナルユーザーから信頼されています。フィラメントの保管環境も重要です。湿度に敏感な素材が多いため、乾燥した場所での保管やドライボックスの使用をお勧めします。

BASF Forward AM Ultrafuse 主要素材の印刷設定(公式TDS 抜粋)

BASFが提供する Ultrafuse シリーズの代表素材と、メーカー公式 Technical Data Sheet(TDS)の推奨印刷条件を下表にまとめます(一次ソース:BASF Forward AM 公式 TDS)。

素材 ノズル温度 ベッド温度 印刷速度の目安 乾燥/その他
Ultrafuse PLA 190〜220℃ 不要〜60℃ 40〜80 mm/s 乾燥保管推奨
Ultrafuse PLA PRO1 220〜230℃(高速印刷向け) 60〜70℃ 最大100 mm/s(高速対応グレード) 乾燥保管推奨
Ultrafuse ABS 240〜260℃ 90〜110℃ 40〜80 mm/s エンクロージャ推奨
Ultrafuse PAHT CF15(ナイロン+カーボン15%) 260〜280℃ 100〜120℃ 30〜80 mm/s 硬化鋼ノズル0.6mm以上推奨/印刷前乾燥(80℃で4〜8時間)/ファンOFF推奨/エンクロージャ推奨
Ultrafuse PET 220〜260℃ 60〜80℃ 40〜80 mm/s 吸湿性あり・乾燥推奨
Ultrafuse TPU 95A 220〜240℃ 30〜60℃ 20〜40 mm/s(ソフトTPU) ダイレクトドライブ推奨

※温度・速度はメーカー公式 TDS の代表値を抜粋した目安です。プリンター機種・ノズル径・ロットにより最適値は前後するため、必ず最新のBASF Forward AM 公式 TDS(forward-am.com)と、お使いのプリンターメーカーの推奨値を併用してください。

造形後の処理についても、素材に応じた適切な後処理(ABS系フィラメント限定のアセトン蒸気処理、耐熱グレードのアニーリング等)を行うことで、強度や表面品質を向上させられる場合があります。なお、BASFが扱う素材はPLA、PET、PA(ナイロン)、PAHT-CF、TPUなど幅広く、素材ごとに適切な後処理が異なるため、各製品のデータシートに従ってください。初めてBASFフィラメントをご使用される場合は、テストプリントから始めることをお勧めします。

トラブルシューティング

印刷中に層間剥離が発生する場合は、ノズル温度が低すぎる可能性があります。逆に、糸引きが多い場合は温度を少し下げてみてください。カーボン繊維入りグレード(PAHT CF15等)は必ず硬化鋼ノズルを使用してください。標準の真鍮ノズルでは数百時間で内径が拡大し、寸法精度が低下します。

Tip:同じ素材でも異なるロット番号のフィラメントは若干の特性差が生じることがあります。新しいロットを使用する際は、最適な設定を再度確認することをお勧めします。