AMS・フィラメント自動供給のトラブルシューティング
Bambu Lab製AMS(Automatic Material System)などのフィラメント自動供給システムは便利な機能ですが、時折トラブルが発生します。本記事では、よくある問題と解決方法をご紹介します。
フィラメントが供給されない場合
最初に確認すべき点は、フィラメントが正しく装填されているかです。
フィラメント詰まりや引っかかりが起きる
フィラメントが詰まる原因は、湿度やノズル温度の不適切な設定が多いです。以下の対応をお試しください:
- フィラメントドライヤーで事前乾燥(特にPLA・PETG・TPU・ナイロンなどは吸湿しやすい)
- ノズル温度設定をフィラメントの推奨温度で確認
- フィラメント経路内のゴミや劣化フィラメントを取り除く
- 定期的にノズルクリーニングを実施
AMS側でフィラメントが認識されない場合
Bambu Lab純正フィラメントが認識されない、あるいは色・素材が自動判別されない場合は、以下を順に確認してください。
- RFIDタグの汚れ・破損:スプール側面のRFIDタグ(NFC領域)に油分・粉塵が付着していると認識されません。柔らかい布でタグ表面を軽く拭き取ってください。タグ自体が剥がれていれば手動登録に切り替えます
- サードパーティ製フィラメントの手動登録:RFID非搭載の他社フィラメントは自動判別されません。AMS本体のタッチスクリーンまたはBambu Studioのフィラメント設定で、各スロットの素材種別(PLA/PETG/ABS等)と色を手動で登録してください
- 湿度センサー・乾燥剤の状態:AMS内部の湿度センサーが警告を出している場合、底部の乾燥剤(シリカゲル)が吸湿飽和している可能性があります。Bambu Lab公式の乾燥剤交換手順に沿って補充してください
- スプール幅・回転抵抗:スプール幅が約190〜200mmを超える場合や巻きがきつい場合、AMSスロット内で回転がスムーズにならず認識エラーや供給不良が起きます。スプール側で巻き直すか、外部スプールホルダーの使用を検討してください
- PTFEチューブの折れ込み・摩擦:AMSハブからプリンタ本体への供給チューブ(PTFE)が折れ曲がっていると、フィラメント送り出しの抵抗が増えセンサーが供給エラーとして検知することがあります。チューブ経路を直線に近い形に整えてください
- フィラメント検出センサーの清掃:センサー部に屑が詰まっている場合、エアダスターで清掃します
詳細は Bambu Lab公式Wiki のAMSトラブルシューティングページをご参照ください。
Tip:定期的なメンテナンスが重要
フィラメント自動供給システムのトラブルは、定期的なクリーニングと正しい保管で事前防止できます。特に湿度管理と温度設定が安定した動作の鍵となります。
