VOXELDANCE TANGOの基本的な使い方
VOXELDANCE TANGOは、Elegoo純正スライサー(Tango Elegoo Edition)として広く使われている光造形3Dプリンター用のスライサーです。Elegoo Saturn 4 Ultra系・Mars 5系などのコンシューマー機からプロ用大型機まで対応し、3Dモデルを光造形に適した層状データに変換します。CHITUBOXと UI が近く、Elegooプリンター専用機能(カメラプレビュー・Wi-Fi送信・スマートサポート等)に対応しているのが特徴です。スライサー比較記事もあわせてご参照ください。
インストールと初期設定
- 公式サイトからVOXELDANCE TANGOをダウンロードします
- インストールウィザードに従ってセットアップを完了させます
- 使用するプリンターモデルを選択し、造形パラメータを設定します
- 初期化完了後、ソフトを起動できます
基本的な操作フロー
まず3Dモデルファイル(STL形式など)を読み込みます。モデルの向きや位置を調整し、サポート材(造形時の支持構造)を自動配置します。露光時間やレイヤー厚といった造形条件を設定後、スライスを実行することで、プリンターに送信可能なデータが生成されます。初回はプリンターの推奨設定から始め、テスト造形で結果を確認してから本番データを作成することをお勧めします。
Tips:複数のモデルを同時造形する場合は、各モデルの位置関係に注意し、露光時に光が均等に当たるよう配置することで、造形品質を大幅に向上させられます。
① 初回プリンター登録(Elegoo機種選択・Wi-Fi連携)
初回起動時は使用するElegoo機種(Saturn 4 Ultra / Mars 5 / Mars 5 Ultra 等)をリストから選択します。プリンターが同一ネットワーク上にある場合は、本体のIPアドレスを入力するか自動検出機能で接続することで、TANGOからスライス済みデータを直接Wi-Fi送信できるようになります。プロファイルは機種ごとに用意されており、露光時間・リフト速度などの初期値が自動入力されます。
② スマートサポートの使い方
サポート材を自動生成する場合は、画面右側の「サポート」タブから「スマートサポート」を選択します。モデル形状を解析してオーバーハング部に最適な位置・密度でサポートを配置するため、手動配置よりも失敗率を下げやすい機能です。生成後は3Dビューアー上で個別に追加・削除でき、密度・タッチポイントの太さも調整可能です。
③ カメラプレビュー連携(対応機種のみ)
Saturn 4 Ultra / Mars 5 Ultra 等の内蔵カメラ搭載機では、スライス前のプレビュー画面でカメラ位置から見たアングルを確認できる連携機能があります。プリント開始後の進捗確認や、タイムラプス撮影と組み合わせた監視運用にも活用できます。対応有無は機種により異なるため、Elegoo公式 製品ページ仕様欄でご確認ください。
④ CHITUBOXとの違いと使い分け
TANGOはCHITUBOXとUIが似ていますが、Elegoo純正ならではの統合機能(カメラ連携・Wi-Fi送信・スマートサポート)が標準で組み込まれている点が大きな違いです。一方CHITUBOXはより多くのメーカー機種をカバーし、高度なサポート編集(マニュアル設定の自由度)に強みがあります。Elegoo機をメインに使うならTANGO、複数ブランドを併用するならCHITUBOX、というのが一般的な使い分けです。
出力ファイルの送信方法
スライス後、出力ファイル(.gooなどElegoo機専用形式)はWi-Fi経由でプリンターへ直接送信するか、USBメモリ・SDカードに保存して本体スロットに差し込みます。Wi-Fi送信はTANGO画面の送信ボタンから1クリックで完了し、ジョブキューに追加される動作となります。
