最終更新日:

【2026年版】Einstar 2 vs Einstar VEGA vs Einstar Rockit 完全比較ガイド|SHINING 3D 正規代理店徹底解説

本記事の結論
対応PCを用意して使うEINSTAR 2、スキャナー本体で操作するVEGA、マーカーを貼る手間を減らしたいROCKITという運用の違いから選びます。ROCKITは無線接続でもPCが必要で、特徴の少ない対象物ではマーカーを使う場合があります。購入前に対象物・PC構成・納期を確認してください。

ROCKITの購入を検討している方へ:EINSTAR ROCKITの価格・対応PC・仕様を確認する。現時点の価格は商品ページを基準にし、使用日が決まっている場合は納期もご確認ください。

Einstar 2
Einstar 2
¥207,900 税込
商品ページを見る
Einstar VEGA
Einstar VEGA
¥330,000 税込
商品ページを見る
Einstar Rockit
Einstar Rockit
¥306,900 税込
商品ページを見る

3機種の住み分けサマリー

SHINING 3D の EINSTAR シリーズは2026年現在、用途特性で明確に住み分けされた3機種体制です。

  • Einstar 2 小型・フィギュア・卓上3Dプリンター連携 ─ 420g、17本平行ブルーレーザー+IR VCSEL、Laser HD 点距離 0.05mm(Shining3D 公式仕様)
  • Einstar VEGA 建築・現場でのスタンドアロン運用 ─ PC・スマホ不要、HD/高速デュアル、作動距離はHD 100〜350mm/Fast 270〜1500mm
  • Einstar Rockit レーザーで形状追跡を使いたい用途 ─ 38本クロス+7本平行レーザー。PCが必要、マーカーの要否は対象物によります

3機種スペック比較表

SHINING 3D の公式技術仕様を基に、選定で迷いやすい項目を整理しました。

横にスクロールして各機種を比較できます。

項目 Einstar 2 Einstar VEGA Einstar Rockit
光源方式 17本平行ブルーレーザー+IR VCSEL VCSEL+MEMS 38本クロス+7本パラレル+IR VCSEL
解像度(点間距離) Laser HD:0.05〜10mm
IR Rapid:0.2〜10mm
HD:0.05〜3mm
Fast:0.5〜10mm
Laser HD:0.05〜10mm
IR Rapid:0.2〜10mm
最大スキャン速度 Laser HD:最大2,500,000 points/s
IR Rapid:最大4,800,000 points/s
HD:最大15fps
Fast:最大20fps
Laser HD:最大2,800,000 points/s
IR Rapid:最大4,800,000 points/s
最小スキャンボリューム Laser HD:10×10×10mm
IR Rapid:50×50×50mm
確認した公式仕様表に記載なし Laser HD:5×5×5mm
IR Rapid:50×50×50mm
作動距離 Laser HD:100〜600mm
IR Rapid:160〜1400mm
HD:100〜350mm
Fast:270〜1500mm
Laser HD:クロス100〜600mm/平行100〜400mm
IR Rapid:160〜1400mm
ワイヤレス Wi-FiでPCに接続(PC必須) 本体でスキャン・保存(スキャン時はPC不要) Wi-FiでPCに接続(PC必須)
本体重量 420g(バッテリー込み) 535g(通常版) 425g(バッテリー込み、メーカー仕様表)
屋外耐性 Laser HD:110,000Lux未満
IR Rapid:70,000Lux未満
屋外スキャン対応(照度の数値条件は確認した仕様表に記載なし) Laser HD:110,000Lux未満
IR Rapid:70,000Lux未満
マーカー Laser HD:マーカー/グローバルマーカー
IR Rapid:形状・テクスチャ等にも対応
形状・テクスチャ・マーカー・ハイブリッドから選択 Laser HD:マーカー・グローバルマーカー・形状による追跡
特徴の少ない面はマーカーを検討
価格(税込) ¥207,900 ¥330,000 ¥306,900

仕様の出典:EINSTAR 2/VEGA/ROCKIT(2026年9月28日確認)。作動距離はスキャナーと対象物の距離で、対象物の大きさではありません。点間距離と寸法精度、fpsとpoints/sはそれぞれ別の指標です。VEGAの重量は通常版の値です。ROCKITは一部公式販売ページに420gの記載もあります。価格はSK本舗の税込掲載価格です。最新の価格・注文条件は各商品ページをご確認ください。

Einstar 2 ─ 最軽量・万能型ハンディスキャナー
Einstar 2 製品全景

Einstar 2 は2025〜2026年に展開された EINSTAR シリーズの新主力機です。初代Einstarから光源方式が刷新され、17本の平行ブルーレーザーとIR VCSELを統合したハイブリッド光源を採用しました。明るい部屋で精度を取りに行きたいときはレーザー、黒い物体や髪・布などのテクスチャが乏しい対象はIR、と対象物に合わせて光源を切り替えられます。

1. 手のひらサイズの携帯性と完全ワイヤレス

本体重量は約420g。3Dスキャナーとしては業界最軽量クラスで、片手で長時間スキャンしても疲労が少ない設計です。バッテリーは最大3時間連続駆動でき、PC接続のケーブルも不要です(処理用PCは別途必要)。展示会・出張先・現場でも取り出してすぐ使えるのが Einstar 2 のキャラクターです。

2. 小型部品から大型物まで、対象と距離を確認

対応サイズは最小10×10×10mm(Laser HDモード)から大型物まで。小型のジュエリーパーツ・歯科関連の模型からバイク・自動車・小型建造物までを1台でカバーします。Laser HD 点距離 0.05mm の高精細データから、大型物のおおまかな計測まで、用途を選びにくいのが強みです。

3. Laser HD/IR Rapidの高速取り込み

Laser HDモードは最大2,500,000 pts/s、IR Rapidモードは最大4,800,000 pts/sで点群を取得します。被写体に対してスキャナーを動かす速度に余裕があり、慣れていなくてもデータの取りこぼしが起きにくい設計です。スキャンに時間がかかる従来機で挫折した経験のある人ほど、Einstar 2 の速度感は新鮮に感じるはずです。

Einstar 2 詳細 1
Einstar 2 詳細 2
Einstar 2 詳細 3

推奨用途

  • 3Dプリンティング向け原型データ取得(フィギュア・ガレージキット・カスタム造形)
  • 製品デザイン・プロダクト設計のリバースエンジニアリング
  • 自動車・バイクのカスタムパーツ計測
  • 文化財・骨董品・アート作品のデジタルアーカイブ
  • 教育機関の実習・研究室での基礎スキャン教育
Einstar 2 商品ページへ
Einstar VEGA ─ PC不要のスタンドアロン型
Einstar VEGA

Einstar VEGA は EINSTAR シリーズの中で最も思想がユニークな1台です。最大の特徴は「PC・スマホ・タブレットが一切不要」という点。本体に8コアプロセッサーと32GB RAM、内蔵OSとWi-Fiを備え、コントロール・スキャン・データ保存を本体だけで完結できます。

1. スタンドアロン運用が切り拓く現場用途

従来の3Dスキャナーは「ノートPC+接続ケーブル+電源」のセットでの運用が前提でした。VEGA はこの構成を覆し、本体だけを持って現場に行ける設計になっています。建築現場、製造ライン、博物館の収蔵庫、災害現場の調査など、PCを広げにくい環境での運用に強みがあります。

2. HD/高速のデュアルモード

  • HDモード(作動距離100〜350mm):精密スキャン向け。小型部品・人物の顔・装飾品など、ディテール重視のときに使用
  • 高速モード(作動距離270〜1500mm):大型物体向け。家具・人体全身・車両の一部・小型建造物などをスピーディに取り込む

3. VCSEL+MEMS光源と20FPS

光源はHDモードがInfrared MEMS、FastモードがInfrared VCSELです。メーカー公表のフレームレートはHD最大15fps、Fast最大20fps。異なる機種・モードの数値だけで、作業全体の所要時間は判断できません。屋外スキャンにも対応していますが、対象物の表面や光の当たり方を確認してください。

Einstar VEGA 詳細 1
Einstar VEGA 詳細 2

推奨用途

  • 建築・建設現場での部分計測(柱・梁・既設配管などのスキャン)
  • 製造業の現場品質管理(PCを置けないライン横での寸法確認)
  • 博物館・文化財のフィールド調査
  • 医療・歯科関連の出張スキャン
  • 小規模事業者のスキャンサービス受注
Einstar VEGA 商品ページへ
Einstar Rockit ─ レーザーで形状の特徴を追跡
Einstar Rockit

Einstar Rockit は3機種の中で最も光源構成が攻めた1台です。38本のクロスブルーレーザー、7本のパラレルブルーレーザー、IR VCSEL という3系統の光源をデュアル切替で運用し、屋内外・大型物・複雑な形状を一気にカバーします。

1. 屋外スキャンはモード別の照度条件を確認

ROCKITのメーカー公表値はLaser HDが110,000ルクス以下、IR Rapidが70,000ルクス以下です。照度条件だけで他機種との優劣や取得成功は決まりません。対象物の反射、形状、光の当たり方、PC構成を合わせて確認してください。メーカー仕様表(2026年9月28日確認)。

2. 38本クロスレーザーの面取り込み

EINSTAR Rockitは38本のクロスレーザーと7本の平行レーザーを搭載し、レーザーでも形状の特徴を使う追跡に対応します。ただし、特徴の少ない面や繰り返し形状ではマーカーが必要な場合があります。レーザー本数だけで寸法精度や欠損の少なさは判断せず、対象物・モード・PC構成を確認してください。公式仕様(2026年9月24日確認)。

3. PCへのワイヤレス接続と交換式バッテリー

ROCKITは内蔵Wi-Fiと交換式バッテリーを使うワイヤレス機です。無線接続でも処理用PCとEXStar Hubが必要で、USB Type-Cによる有線接続も使えます。対応PC・Macの条件を購入前に確認してください。

Einstar Rockit 使用シーン 1
Einstar Rockit 使用シーン 2
Einstar Rockit 使用シーン 3

推奨用途

  • 自動車部品・モーターサイクル・産業機器のリバースエンジニアリング
  • 彫像・モニュメント・大型造形物の屋外スキャン
  • AR/VRコンテンツ制作向けの実物デジタル化
  • 建築外装・記念碑・公共芸術作品の保存アーカイブ
  • 映像制作・特殊造形のフォトグラメトリ代替
Einstar Rockit 商品ページへ(お見積)

用途別おすすめ判定

EINSTAR シリーズ3機種の住み分けを、よくある用途で整理しました。

横にスクロールして各機種を比較できます。

用途・シーン 推奨機種 選定の決め手
フィギュア・小型部品・ジュエリー Einstar 2 本文の最小スキャンボリューム・点間距離・PC構成を確認
自動車パーツのリバースエンジニアリング Rockit(レーザーで形状追跡)/ Einstar 2(レーザーはマーカー運用) マーカー貼付の可否、形状、PC構成で比較。両機とも屋外に対応
建築・建設現場の部分計測 VEGA PC不要・スタンドアロン運用
人体・コスチューム・カスタム造形 Einstar 2 / VEGA 対象規模が小〜中ならEinstar 2、全身ならVEGA高速モード
屋外の彫像・モニュメント・記念碑 Rockit 形状の特徴を使うレーザー追跡。屋外照度条件はEINSTAR 2と同じ掲載値
教育機関・研究室の入門機 Einstar 2 価格・対応サイズ・運用のバランス

こんな方に向いています

Einstar 2 を選ぶべき人

  • 3Dプリンター(光造形・FDM)と組み合わせてリバースエンジニアリングや原型データ取得をしたい
  • 初めての3Dスキャナーで、フィギュア・小型雑貨・ジュエリーから始めたい
  • 屋内外で使用し、Laser HDではマーカーを使う運用ができる
  • 20万円台でEinstarシリーズに入りたい
  • 軽量で長時間スキャンする予定がある

Einstar VEGA を選ぶべき人

  • PC・タブレットを現場に持ち込みたくない
  • 建築現場・製造ライン・博物館収蔵庫など、機材を広げにくい環境でスキャンする
  • 対象物との作動距離に合わせてHDモード(作動距離100〜350mm)とFastモード(270〜1500mm)を切り替えたい
  • 移動が多く、機材構成を最小化したい小規模事業者
  • クラウド保存・本体保存を組み合わせたワークフローを構築したい

Einstar Rockit を選ぶべき人

  • 対象物の形状を使うレーザー追跡を屋内外で検討したい
  • 自動車・バイク・産業機械など、複雑な曲面の大型対象を扱う
  • マーカーを対象物に貼れない・貼りたくない(文化財・展示品・モニュメント)
  • 3時間連続運用+バッテリースワップで継続スキャンが必要
  • AR/VRコンテンツ制作のためにリアル空間を高密度デジタル化したい

SK本舗で購入するメリット

SK本舗(skhonpo.com)は SHINING 3D 正規代理店です。EINSTAR シリーズの3機種すべてを取り扱っています。

1. 正規代理店ルートの安心感

並行輸入や個人輸入では、購入後の保証・修理・初期不良対応で困るケースが少なくありません。SK本舗は正規代理店として、日本国内での保証・サポート窓口を提供します。初期セットアップから運用上のつまずきまで、日本語で相談できる体制があるのは長期運用で効いてきます。

2. 3Dデータ配布サイト「3D Data Japan」との連携

SK本舗は3Dデータ配布サイト 3D Data Japan を運営しています。EINSTAR シリーズでスキャンしたデータの活用例、ターゲットモデル、スキャン後の3Dプリント向け加工サンプルなどを順次公開しています。スキャナー単体の購入で終わらず、「スキャン→加工→造形→販売」のワークフローを一気通貫で組みたい人には、SK本舗を選ぶ意味があります。

3. 法人窓口・複数台導入の見積対応

研究機関・製造業・教育機関での複数台導入や、Einstar Rockit のように受注入荷扱いの機種についても、SK本舗の法人窓口で見積・納期相談に対応しています。リードタイム・支払条件・分割納品など、法人特有の要件にも柔軟に応じます。

4. 3Dプリンター本体との同時提案

SK本舗は Bambu Lab・ELEGOO・Anycubic・Phrozen など3Dプリンター本体9ブランド〈8社の正規代理店+SKオリジナル〉の販売実績もあります。「スキャナーで取り込み→3Dプリンターで再現」というフルセットを1社で組めるのは、ユーザーから見れば情報の窓口を一本化できるメリットです。

よくあるご質問

Q1. Einstar 2 と Rockit の価格差(¥99,000)に見合う性能差はありますか?

ROCKITを検討するポイントは、レーザーでも形状の特徴を使って追跡できることです。マーカーを貼る手間を減らせる可能性がありますが、特徴の少ない面ではマーカーが必要になる場合があります。価格差の判断には本体に加えて対応PCも含め、対象物で必要な運用を確認してください。

Q2. Einstar VEGA は本当にPCがなくても運用できますか?

はい、本体に8コアプロセッサー・32GB RAM・内蔵OS・Wi-Fiを備え、スキャン・データ保存(本体+クラウド)まで完結します。ただし、取得したデータを本格的に編集・加工する段階では、Geomagic等のCADソフトが動くPCが別途必要になります。「現場での取得」と「事務所での編集」を分けて運用する設計です。

Q3. 旧Einstar(初代)から Einstar 2 に買い替える価値は?

17本平行ブルーレーザー+IR VCSELのハイブリッド光源、対象物に応じたモードの選択、高速な点群取り込みなど、初代Einstarからの進化幅は大きいです。特に黒い物体・反射する物体・テクスチャの乏しい対象でのデータ取得安定性が向上しています。実機での違いをご確認希望の場合は、SK本舗ショールームでデモをご案内できます。

Q4. スキャンしたデータはどの形式で出力できますか?

Einstarシリーズは OBJ・STL・PLY 等の汎用3Dデータ形式に対応しています。SK本舗で取り扱う光造形3Dプリンター(ELEGOO Saturnシリーズ・Phrozen Sonic Mighty 等)やFDM機(Bambu Lab P2S/X2D等)のスライサーにそのまま読み込めます。

Q5. デモ機の貸出はありますか?

法人・教育機関のお客様向けに、SK本舗ショールームでの実機デモをご案内しています。導入検討段階での現物確認、サンプル対象物のスキャンテストなどに対応可能です。詳しくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

Q6. Einstar Rockit の納期はどこで確認できますか?

受注入荷の表示がある場合は、使用予定日と台数を添えて納期をご相談ください。最新の販売価格・注文条件はROCKITの商品ページでご確認いただけます。

Q7. 3機種ともマーカーは必要ですか?

EINSTAR 2のLaser HDはマーカー/グローバルマーカーによる位置合わせです。IR Rapidは形状やテクスチャによる追跡にも対応します。VEGAは形状・テクスチャ・マーカー等から選択します。ROCKITはレーザーでも形状による追跡に対応しますが、特徴の少ない面ではマーカーが必要な場合があります。貼付できない対象物は、購入前に機種・モード・対象物の条件を確認してください。

関連記事・参考リンク

※ EinScan H2(2026年9月販売終了)は精度 0.05mm(白色光)を公式に公表していました。EINSTAR 系 3 機種(Einstar 2 / VEGA / Rockit)は精度を公式非公表のため、本記事では点距離(解像度)のみ記載しています。