AMSとは?Bambu Labのマルチカラー・自動供給システム
AMS(Automatic Material System)は、Bambu Labが開発したフィラメント自動供給ユニットです。複数のフィラメントを自動で切り替えながらマルチカラー印刷・マルチ素材印刷を実現し、さらに湿気管理も行えるのが特徴です。2026年5月時点で AMS(初代)/AMS 2 Pro/AMS HT/AMS lite の4モデルがラインナップされています(最新ラインアップは Bambu Lab公式 Compare all AMS をご確認ください)。
結論:AMSは「色替え」「素材替え」「湿気管理」を自動化するユニット
AMSは単なるスプールホルダーではありません。指定された色・素材をプリンターへ自動供給し、層ごと・パーツごとに切り替えを行います。本体内に乾燥剤スロットを備え、湿気に弱い素材でも品質を保ちやすいのが特徴です。Bambu純正フィラメントにはRFIDタグが付いており、素材・色・推奨設定を自動認識します。
AMS 4モデルの違い
| モデル | スロット数 | 特徴 |
|---|---|---|
| AMS(初代) | 4 | 密閉型、基本の湿気管理 |
| AMS 2 Pro | 4 | 乾燥機能強化、外部電源で最適化可能 |
| AMS HT | 1 | 高温乾燥対応、AC電源必須、単色供給 |
| AMS lite | 4 | A1/A1 mini専用、オープン型(乾燥剤非搭載) |
機種別の対応と最大色数
プリンター機種により、接続できるAMSの種類・台数が異なります。
- A1 / A1 mini:AMS lite を1台のみ。最大4色。
- A2L(2026年6月発売の大型機):AMS全シリーズ対応(AMS lite/AMS 2 Pro/AMS/AMS HT)で、公式では最大19色・19材質の多色造形に対応。A シリーズながら接続できるAMSの幅が大きく広がっています。
- P1P / P1S / X1 / X1C / X1E:AMS/AMS 2 Pro/AMS HTを合計4台まで接続可能。AMS HTや小型ユニット混在も可。
- P2S:AMS 2 Pro最大4台+AMS HT最大4台=8台構成で、最大20スロット運用。
- H2S:AMS 2 Pro最大4台+AMS HT最大8台=12台構成で、最大24色運用。
※ 接続構成・最大色数はファームウェア更新で変更される可能性があります。最新の正確な仕様は Bambu Lab公式wiki Multi-model AMS compatibility guide および各機種のFAQで毎回ご確認ください。本記事は2026年5月時点の参考情報です。
A2L で多色を始めるなら「Combo」が手軽
A2L には、AMS lite を同梱した「Combo」構成と、本体のみ(AMS別売)の構成があります。まず4色のマルチカラーから始めたい方は Combo が手軽です。将来さらに色数・素材数を増やしたくなったら、AMS 2 Pro や AMS HT を追加して拡張できます(公式で最大19色・19材質)。価格・予約状況は A2L 製品ページ(予約受付中/入荷次第お届け)をご確認ください。
AMSの注意点
- 色替え時のパージ:色替え時にフィラメントを押し出して捨てる「パージ」が発生し、数グラム〜数十グラム消費します。
- TPU等の柔軟素材:AMS lite およびAMSではTPU・TPE・PVAなど柔軟/吸湿性の高い素材の使用は推奨されません。単色の直接供給が安全です。
- サードパーティフィラメント:RFIDタグがないため、素材と色を手動入力する必要があります。
- AMS HT:高温乾燥が必要な素材(PA・PC等)向け。複数スロット供給ではなく、1スロット専用ユニットです。
AMSを使うべきケース・見送るべきケース
使うべき:マルチカラー表現がしたい/素材を頻繁に切り替える/湿気管理を自動化したい/長時間印刷の自動供給を使いたい。
見送ってよい:単色印刷しかしない/TPU主体でAMS liteを使っている/パージ廃材を抑えたい。
まとめ
AMSはBambu Labの強みの一つで、マルチカラー・マルチ素材の印刷を手軽に実現します。A1シリーズはAMS lite、X1/P1系は従来のAMS/AMS 2 Pro/AMS HT、P2S/H2Sはさらに多台数接続という形で、機種に合わせて選ぶのが基本です。なお、2026年6月発売の大型機A2LはAシリーズながらAMS全シリーズ(AMS lite/AMS 2 Pro/AMS/AMS HT)に対応し、公式で最大19色・19材質まで拡張できるのが特徴です。
