光造形3Dプリンターでサポート材が折れる原因と対策
光造形3Dプリンターでの造形時、サポート材(モデルを支えるための補助構造)が折れてしまうことは珍しくありません。これにより造形失敗やモデルの損傷が発生します。本記事では、折れの主な原因と対策方法を解説します。
サポート材が折れる主な原因
- サポート材の設計不良:太さが細すぎる、または形状が不適切で強度が不足している状態
- レジンの粘度と露光時間:レジンの種類や硬化速度が適切でなく、造形中に過度な応力が発生
- 造形角度の問題:モデルの配置角度が悪く、サポート材に集中的な力がかかっている
- 剥離力の増加:FEP膜(レジンバット底面に張られたフッ素樹脂フィルム)の汚れや劣化により、造形物を引き上げる際に異常な力が必要になる
- 造形速度の設定ミス:速度が速すぎると、サポート材が硬化に追いつかず脆くなる
サポート材の折れを防ぐ対策
- サポート材の最適化:スライスソフトの設定でサポート材の太さを増やし、本数を適切に配置する
- 造形角度の調整:モデルの向きを変え、サポート材にかかる応力を分散させる
- レジンの選択:SK本舗で扱う汎用レジンや強度タイプなど、用途に応じた適切なレジンを選定する
- FEP膜の定期的な交換:膜が汚れたり傷ついたりすると剥離力が増加するため、消耗品として定期的に新しいものに交換してください
- 造形速度の低速化:特に重いモデルやデリケートなサポート設計の場合は、造形速度を低めに設定
- テストプリントの実施:本造形前に小さいサンプルで動作確認する
トラブルが続く場合
上記の対策を試しても改善しない場合は、プリンター本体の精度低下やレジンの品質問題も考えられます。SK本舗では、最適なレジンの選定やプリンター設定のアドバイスも可能です。
Tips:予防的メンテナンス
毎回の造形後にバットとFEP膜を清掃し、レジンを撹拌することで、造形品質の安定性が大幅に向上します。特にFEP膜は光造形で最も消耗しやすい部品のため、ストックを用意しておくことをお勧めします。
