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光造形3Dプリンターのビルドプレートレベリング方法

【Phrozen 現行ラインナップのご案内】 本記事で扱っている Sonic Mini 8K は2026年5月時点でSK本舗での新規取扱を終了しております。Phrozen ブランドは継続取扱中で、現行フラッグシップは Sonic Mighty Revo 16KSonic Mega 8K SSonic Mighty 12K です。既存ユーザー向けの参考情報として記事は維持していますが、新規購入をご検討の方は SK本舗 Phrozen 現行ラインナップ からお選びください。
後継機の目安: Sonic Mini 8K → Sonic Mighty Revo 16K / Sonic Mighty 12K

光造形3Dプリンターのビルドプレートレベリング方法

光造形3Dプリンターの造形品質を左右する最も重要な作業が「ビルドプレートレベリング」です。プレート面がレジン液面と平行になっていないと、造形物の歪みや剥離が発生します。SK本舗では多くのユーザーから質問を受けるため、実践的な方法をご説明します。

その前に:自動レベリング搭載機種かどうかを確認

ELEGOO Mars 5 / Saturn 4 Ultra 16K / Saturn 4 Ultra 12K、Anycubic Photon Mono M7 Pro / Photon Mono M7 Max、Phrozen Sonic Mighty Revo 16K など、近年の主要モデルは出荷時にメーカー側でレベリング校正済みで、ユーザー側の手動レベリングを想定していません。これらの機種で勝手に手動レベリングを試みると、かえってZセンサーの基準を狂わせる原因になります。お使いの機種が自動レベリング対応かどうかを公式マニュアルで先に確認し、対応機種では本記事の手動手順は適用しないでください。以下の手順は Phrozen Sonic Mini 8K、ELEGOO Mars 4 シリーズ、Anycubic Photon Mono X 6Ks など、手動レベリング前提の機種を対象にしています。

ビルドプレートレベリングが重要な理由

光造形プリンターでは、紫外線が照射されるレジン液の表面にビルドプレートが接触する距離が重要です。この距離が不均等だと、造形物の一部が露光不足または過剰露光となり、精度の低下につながります。

紙1枚法を用いた基本的なレベリング手順

レベリングは必ずレジンを入れる前に行います。レジンバットを取り外し、LCDスクリーン(またはマスクスクリーン)を傷つけないよう注意して作業してください。

  1. レジンバットを外す - 機種に応じてレジンバットを取り外し、LCDスクリーンを露出させます
  2. 紙をLCD面に置く - A4用紙またはレベリング用紙1枚をLCDスクリーン上に平らに置きます
  3. ビルドプレートを下降 - プレートを締結ネジが緩んだ状態でホーム位置までゆっくり下降させ、プレート底面を紙に当てます
  4. 抵抗を感じる位置で固定 - 紙を横に引いたときに軽い抵抗を感じる高さでプレートを固定し、締結ネジを締めてゼロ位置を保存します
  5. 複数箇所で確認 - 紙を四隅と中央で動かし、どの位置でも同等の抵抗が得られるか確認します
  6. 紙を引き抜いてレジンバットを戻す - ゆっくり紙を抜き、レジンバットを元に戻してから造形を開始します

より精密なレベリング方法

高精度が必要な場合は、シックネスゲージ(隙間ゲージ)や機種専用のレベリングシートを使用することをおすすめします。決まった厚みのゲージを挟んで各位置の抵抗感を揃えることで、紙1枚法より均一なレベリングが可能です。

レベリング後の確認ポイント

  • 造形物の底面がベタ付かずに剥離していることを確認
  • 初層の造形品質が安定していることを確認
  • 月1回程度の定期的なレベリング確認を実施

トラブルシューティング

造形物が途中で剥離する場合や底面が粗い場合は、レベリング不良の可能性があります。特に古いビルドプレートを使用している場合は、表面の歪みを確認し、必要に応じてSK本舗で新しいプレートの購入をご検討ください。

Tips:レベリング時の重要なポイント

プレートを急激に動かすとレジンが跳ねて不正確な測定になります。手動コントロール時は「ゆっくり」を心がけ、特に紙を挟む際は焦らず丁寧に作業することが成功のコツです。