光造形3Dプリンターのレジンバットからレジンが漏れる場合
光造形3Dプリンターでレジンバット(樹脂液を入れるタンク)からレジンが漏れるトラブルは、造形品の失敗や機器の損傷につながるため早急な対処が必要です。ここでは、主な原因と対処方法をご紹介します。
レジン漏れの主な原因
- バットの破損・亀裂:耐久性の劣化により、レジンバットに細かい亀裂が生じることがあります
- FEPフィルム周りのシール劣化・ネジ緩み:多くのMSLA/LCD機種ではFEPフィルム自体が密閉の役割を担うため、フィルム周辺のネジ緩み、フィルムの劣化、機種によってはパッキン類の劣化が漏れの原因になります
- 不適切な装着:バットが正しく本体に装着されていない場合、隙間からレジンが漏れます
- バットの過度な満液:指定量を超えてレジンを入れすぎると、造形時の圧力で漏れやすくなります
対処手順
- プリンターの電源を切り、バットを取り外してください
- バットを清潔なクロスで拭き、亀裂がないか光に当てて確認します
- FEPフィルム周辺の固定ネジの緩みやフィルム自体の傷・劣化、機種により設けられているパッキン類の損傷を点検してください
- バットを本体に装着する際、カチッという音がするまでしっかり押し込み、正しく固定します
- レジン注入時は、メーカー指定の最大容量を超えないようにしましょう
予防と交換のポイント
レジンバットは消耗品であり、定期的な交換が必要です。シール部品が摩耗している場合は、専用の交換キットの利用をお勧めします。
漏れが発生した場合、新しいバットに交換することで問題のほとんどは解決します。定期メンテナンスとして、毎月の目視点検を習慣づけることで、トラブルを未然に防げます。
それでも解決しない場合
💡Tips:レジンバットの寿命を延ばすために、毎回の使用後は残ったレジンを回収し、バット内部をアルコールで軽く清掃することをお勧めします。これにより、レジンの粘度変化によるシール劣化を遅延させることができます。
