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光造形3Dプリンターの造形物がベタつく(硬化不良)原因と対策

光造形3Dプリンターの造形物がベタつく原因

光造形プリンターで造形した物体がベタつく(硬化不良)場合、主な原因は以下の通りです。

  • 露光時間の不足:レジンの種類・色・粘度に対して露光時間が短いと、各層の硬化が不十分になりベタつきの原因になります
  • レジンの劣化・古化:開封から時間が経ったレジンや直射日光・高温下で保管されたレジンは硬化性能が落ちます
  • 二次硬化の不足:造形直後の未硬化層は二次硬化(UV照射)で仕上げる必要があります。照射時間・距離が不十分だと表面にベタつきが残ります
  • 洗浄不十分による未硬化樹脂の残留:IPAや水洗い後に未硬化樹脂が表面に残ったまま硬化させると、ベタつきの原因になります
  • LCDパネル・光源の劣化:長期間使用したLCDパネルや光源の出力低下により、必要な紫外線量が造形面に届いていない場合があります
  • 環境温度の低下:室温が低い(目安として20℃未満)環境ではレジンの粘度が上がり硬化性能が下がります

具体的な対策

  1. 露光時間を見直す:レジンメーカー推奨値を起点に、失敗する場合は0.5秒ずつ延長してテストします
  2. レジンを新しいものに交換する:開封後長期間経過したレジンや変色・分離が見られるレジンは使用を控えます
  3. 二次硬化をしっかり行う:専用のキュア機または紫外線ライトで、造形物の全面が均等に照射されるよう時間と向きを調整します
  4. 洗浄工程を見直す:IPAや水洗いの際に、細部まで未硬化樹脂が残らないようブラシやエアブローも併用します
  5. LCD・光源の状態を確認する:プリンター付属のLCDテスト機能で表示ムラや点灯異常がないか確認します
  6. 作業環境を整える:造形時は室温20℃以上を目安にし、必要に応じてレジンを軽く温めて粘度を下げます

それでも解決しない場合

上記対策を試しても問題が解決しない場合は、プリンター自体の故障が考えられます。その際はメーカーサポートへのご相談をお勧めします。

Tips:硬化不良は見た目で判断しにくい場合があります。造形物の硬さを指で押して確認し、へこむようであれば硬化が不十分な証拠です。