光造形3Dプリンターの露光テストで光が均一でない場合
光造形3Dプリンターで露光テスト(LCDテスト)を実施した際に、画面の一部だけ暗い・縞が出る・輝度ムラがあるといった症状が出ることがあります。多くは汚れや消耗部品の劣化が原因で、以下の順番で切り分けると改善するケースが大半です。
主な原因と対処法
- LCDパネル表面の汚れ・指紋:マイクロファイバークロスを少量のイソプロピルアルコール(IPA)で湿らせ、パネル表面を優しく拭き取ります。硬いヘラや強い溶剤は厳禁です。
- LCDとLEDの間の異物・ホコリ:エアダスターなどで除去します。LCD表面に気泡やシミのような影が見える場合は、LCD自体の経年劣化の可能性があります。
- FEP(nFEP)フィルムの曇り・劣化:フィルムが白濁・擦り傷・硬化痕で曇ると、局所的に透過率が落ちて輝度ムラとして現れます。FEPフィルムの交換をご検討ください。
- LCDパネル自体の寿命:モノクロLCDでも使用時間が増えるとバックライトやドット抜けが発生します。輝度ムラが拭き取りや清掃で改善しない場合は、LCDパネル交換の検討時期です。
- LEDアレイ・光源ユニットの不具合:特定ブロックが暗い場合は、本体内部のUV LEDの一部不点灯や放熱不良が疑われます。無理に分解せず、メーカーまたはSK本舗サポートへご相談ください。
日常メンテナンスの目安
- 毎回の造形後:ビルドプレートとVAT周辺の清掃
- 月1回程度:LCDパネル表面の拭き取りと露光テストによる輝度確認
- 3か月ごと:FEPフィルム状態の確認(擦り傷・白濁・硬化痕の有無)
さらに詳しく知るには
機種ごとのトラブルシューティングについては、メーカーの取扱説明書または仕様書をご参照ください。それでも改善しない場合は、メーカーサポートへのご連絡をお勧めします。
