Anycubic Kobra S1 Comboの初期セットアップガイド
Anycubic Kobra S1 Comboは、高速印刷と優れた造形精度を兼ね備えたFDM3Dプリンターです。本ガイドでは、購入後の初期セットアップから最初の印刷までの手順をご説明します。
1. 開梱と部品確認
まず、同梱物がすべて揃っているか確認してください。プリンター本体、電源ケーブル、ノズル、ビルドプレート、フィラメント、及びUSBケーブルなどの付属品が含まれています。
2. ハードウェアの組み立て
- プリンターを安定した平らな場所に設置します
- 電源ケーブルを接続し、コンセントに差し込みます
- ホットエンド(加熱ノズル)とビルドプレートが正しく装着されているか確認します
- フィラメント供給口にフィラメントをセットします
3. 電源起動とキャリブレーション
電源を入れると、自動的にホームポジション移動とビルドプレートのレベリング(高さ調整)が実行されます。この工程は正確な造形のために重要です。タッチスクリーン上で進捗を確認できます。
4. フィラメントのロード
ホットエンドを目標温度(通常200℃付近)に加熱したら、フィラメントを挿入します。フィラメントが正常に押し出されることを確認してください。
5. ACE Pro(多色ユニット)のセットアップ ※Combo購入者必須
Kobra S1 Comboには ACE Pro(多色対応ユニット)が付属します。本体セットアップ完了後、続けて以下の手順を実施してください。
- ACE Pro本体をKobra S1の上部に設置します(重量があるため水平を保ったまま置く)
- 付属の信号ケーブルで、プリンター側の4ピン端子とACE Pro側の6ピン端子を接続します
- フィラメントハブモジュールをプリンター背面に固定し、テフロンチューブ(PTFE、4本)をハブのポートに差し込みます
- 電源ケーブルをプリンターとACE Proにそれぞれ接続します
- フィラメントを各スロット(1〜4)のインレットに挿入すると、ACE Proが自動で予備ロードを行います
- タッチスクリーンの「フィラメント」メニューで各スロットの素材と色を設定します(Anycubic純正のRFIDフィラメントは自動判別)
- Anycubic Slicerで各パーツに色を割り当て、テスト多色モデルを印刷します
※ ACE Pro経由でのTPU(Shore A95以下)供給は不可です(チャネル内で座屈)。柔軟TPUはACE Proをバイパスして本体直接給給してください。詳細は Anycubic公式Wiki をご参照ください。
6. テスト印刷
付属のサンプルモデルをメモリカードから選択し、テスト印刷を実行します。最初の数層が正しく積層されているか観察することで、セットアップが成功しているか判断できます。PLA、PETG、ABSなど、用途に応じた材料選択が可能です。初心者向けにはPLAフィラメントをお勧めします。
Tips:初回セットアップ時は、環境温度が18℃以上の場所で作業することを推奨します。低温環境ではフィラメントの粘度が変わり、トラブルが増加する可能性があります。
