Q. ABSのアセトンベーパー処理で表面を滑らかにする方法
A. ABS樹脂をアセトンベーパー処理で滑らかに仕上げる方法を解説。手順、必要な材料、安全対策をご紹介します。
最終更新: 2026-05-04|SK本舗確認済み
ABSのアセトンベーパー処理で表面を滑らかにする方法
ABS樹脂は3Dプリント後、表面が粗い状態です。アセトンベーパー処理はアセトンの蒸気を使ってABS表面を部分的に溶かし、ツヤのある滑らかな仕上げが得られる後処理方法です。SK本舗でも推奨される一般的なテクニックで、プロトタイプやフィギュアの品質向上に最適です。
必要な材料と準備
- アセトン(純度99%以上を推奨)
- アセトンに侵されない容器(耐薬品性のあるガラス容器、または金属缶。一般的なPSやPET素材のプラスチック容器はアセトンで溶けるため使用不可)
- 3Dプリント済みのABS製パーツ
- ネット状の台(アセトン液に直接浸からないよう支える)
- 屋外または強制換気(窓開け+送風)のある作業環境。アセトン蒸気は引火性が高いため、火気・電気スパーク源から離れた場所で作業してください
アセトンベーパー処理の手順
- 容器の底に5〜10mm程度のアセトンを注ぎます(容器底をわずかに覆う量で十分です)
- ネット状の台をセットし、その上にABSパーツを置きます(液に直接触れないように注意)
- 容器に蓋をのせ軽く閉じ(完全密閉しない:蒸気圧の蓄積を避ける)、10〜30分置きます(処理時間は希望する滑らかさで調整)
- パーツを取り出し、屋外または換気の良い場所で30分以上乾燥させます
- 表面が滑らかになっているか確認します
注意点と安全対策
アセトンは揮発性・引火性の強い化学物質です。必ず屋外または十分に換気された環境で、火気厳禁で作業してください。スパークが発生しうる電気機器(一般的な扇風機・換気扇スイッチなど)から離し、静電気にも注意が必要です。保護手袋と保護メガネを着用し、皮膚・目への付着を避けてください。長時間の処理は過度に表面を溶かす可能性があるため、短時間から始めることをおすすめします。アセトンは多くのプラスチック素材を溶かすため、容器は耐薬品性のあるガラス・金属を選んでください。
仕上がりのコツ
初回は短時間(10分程度)でテスト処理を行い、仕上がりを確認してから時間を延ばすことをおすすめします。処理を繰り返すことで、さらに滑らかな表面を実現できます。
本記事の確認体制:SK本舗が公式マニュアル・公式サポート情報をもとに確認しています。
最終更新:2026-05-04
一次ソース取得日:2026-05-04
