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光造形3Dプリント造形物の下地処理方法

光造形3Dプリント造形物の下地処理方法

光造形3Dプリンターで出力した造形物は、そのままでは表面がざらざらしており、塗装やコーティングの品質が低下します。美しい仕上がりを実現するには、適切な下地処理が不可欠です。

下地処理の基本的な流れ

光造形造形物の下地処理は、大きく3つのステップで行います。

  1. 洗浄:出力直後の造形物に付着したレジンやサポート材を除去します
  2. 乾燥:完全に水分を取り除きます
  3. 研磨・サンディング:表面を平滑にして塗装の下地を整えます

各工程の詳細

洗浄工程:レジンの種類によって洗浄液が異なります。通常UVレジンはイソプロピルアルコール(IPA)または専用洗浄液を使用し、水洗いレジンのみ水(またはぬるま湯)での洗浄が可能です。通常レジンを水で洗浄すると未硬化レジンが流出し環境負荷の原因となるため、必ずレジンの種別を確認してください。歯ブラシや柔らかいスポンジで細部まで優しくこすり、洗浄を行います。使用済みの洗浄液・汚水は紫外線照射で硬化させた後、自治体のルールに従って廃棄してください。

乾燥工程:洗浄後は十分な乾燥が重要です。放置による自然乾燥、またはドライヤーの冷風で水分を完全に除去してください。湿った状態での研磨は仕上がりが悪くなります。

研磨工程:240番~2000番程度のサンディングペーパーを使い分けて、段階的に表面を平滑にします。粗い番手から始め、徐々に細かい番手へ進めることがポイントです。

仕上がりを左右するポイント

  • 研磨時は一方向に動かすことで、均一な仕上がりが得られます
  • 細かい番手(1000番以上)での仕上げ研磨が、塗装の美しさを大きく左右します
  • 研磨後は再度洗浄し、研磨粉を完全に除去してください
  • 高精細な造形物は、より細かい番手での研磨が必要な場合があります

Tips:プライマーの活用

下地処理後の最後に、サーフェーサーやプライマーを吹き付けることで、さらに平滑な塗装面が実現できます。これにより、最終的な塗装仕上げの品質が格段に向上します。