Anycubic光造形プリンターのレベリング方法
光造形プリンターのレベリング(調平)は、造形品質を左右する最も重要なメンテナンス作業です。特にAnycubic製プリンターでは、正確なレベリングが成功率を大きく高めます。ここでは、初心者でも実施できるレベリング手順をご紹介します。
レベリングが必要な理由
レベリングは、プリンターの造形ベッド(ビルドプレート)とLCD画面の平行度・距離を均等に調整することです。この距離が不正確だと、造形物の剥がれやズレ、失敗につながります。
必要な準備物
- 薄い紙(A4用紙推奨)
- レベリング用治具(Anycubic純正または互換品)
- IPA(イソプロピルアルコール)で清潔にした造形ベッド
レベリング手順
- プリンター電源をONにし、ホーム位置に移動させます
- プラットフォームをLCD画面方向へ下降(ホーム動作)させ、接触直前の位置で止めます
- 造形ベッドの下に薄い紙を挿入し、軽く引っかかる程度の抵抗感を確認します
- ベッドの四隅を順番に調整し、全体で均等な抵抗感を得ます
- 調整後、プリンターのメニューから「レベリング完了」を設定します
レベリング後のポイント
レベリング完了後は、最初の数層が正常に硬化することを確認してください。もし造形物がベッドに密着しない場合は、レベリングが浅すぎる可能性があります。
レベリングのコツ
ビルドプレートを交換した場合や、輸送・移設で衝撃が加わった際に再度レベリングを行うと、安定した造形品質が保たれます。通常使用では、造形失敗が続くなどの兆候が出てから見直す運用で十分です。また、レジンの種類によって最適なレベリング距離が異なることもあるため、メーカーの推奨値を確認することをお勧めします。
