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水洗いレジンの印刷設定ガイド【機種別の推奨露光時間】

Q. 水洗いレジンの印刷設定ガイド【機種別の推奨露光時間】
A. 水洗いレジンの印刷設定方法を詳しく解説。露光時間、層厚、サポート密度などの最適な設定値と調整方法をご紹介します。

最終更新: 2026-05-04|SK本舗確認済み

水洗いレジンの印刷設定ガイド

水洗いレジンは、通常のレジンと異なる特性を持つため、適切な印刷設定が必要です。このガイドでは、高品質な造形物を実現するための最適な設定方法をご紹介します。

水洗いレジンの特徴と設定のポイント

水洗いレジンは、後処理(洗浄)時に有機溶剤の代わりに水を使用できるため、環境配慮型の素材として注目されています。ただしキュア特性やレジンの組成が通常のレジンと異なるため、3Dプリンターの設定は水洗いレジン向けに調整する必要があります。

推奨される印刷設定

  1. 露光時間:水洗いレジンは通常のレジンよりやや長めの露光時間が必要になるケースが多いため、標準レジンの設定値を起点にテストプリントで微調整してください(銘柄によっては標準より長い/同等のいずれもあり得ます)
  2. 層厚の設定:0.05~0.1mmの層厚がおすすめです。薄すぎると造形時間が長くなり、厚すぎると精度が低下します
  3. リフト/リトラクト速度:初回は各プリンターのデフォルト値からスタートし、造形失敗が出る場合のみ段階的に下げる運用をおすすめします
  4. サポート密度:造形物の形状や重量に応じて調整します。剥離・倒れが出る場合はサポートを増やすかサイズを上げて対応してください

機種別のおすすめ設定値(初期目安)

水洗いレジンは銘柄差が大きく、最終的な数値はテストプリントで詰める必要がありますが、層厚 0.05mm 時の出発点としては以下のレンジが目安になります(各機種の純正スライサー/ChiTuBox/Voxeldance Tango等のデフォルト値を起点に、必要に応じて±20%で調整してください)。

  • ELEGOO Mars 5 / Mars 5 Ultra クラス(モノクロLCD・高出力LED):通常露光 1.8〜2.6秒、ボトム露光 25〜35秒。
  • ELEGOO Saturn 4 Ultra / Saturn 4 Ultra 16K(モノクロLCD・Tilt Release):通常露光 1.6〜2.4秒、ボトム露光 20〜30秒。
  • Phrozen Sonic Mighty Revo 16K / Sonic Mega 8K S / Sonic Mighty 12K(現行モノクロLCD):通常露光 2.0〜3.0秒、ボトム露光 30〜40秒。(※Sonic Mini 8K / Mighty 8K はSK本舗での新規販売を終了しています。既存ユーザーは同一パラメータが目安となりますが、銘柄ごとにテスト出力で詰めてください)
  • Anycubic Photon Mono M7 / M7 Pro / M7 Max(モノクロLCD):通常露光 1.8〜2.5秒、ボトム露光 25〜35秒。(※Photon Mono M5s / M5s Pro はSK本舗での新規販売を終了しています。既存ユーザーは同一パラメータが目安となりますが、機種・銘柄ごとにテスト出力で詰めてください)

上記はあくまで初期目安です。各レジンのボトル/ラベル記載の推奨値が優先されるため、まずレジンメーカーの公開する機種別パラメータ表を確認した上で、テストパターン(XPファインダー等)で詰めてください。

洗浄時のポイント

水洗いレジンは水で洗浄できますが、ぬるま湯(40~50℃程度)を使用すると、より効率的に硬化していないレジンを落とせます。洗浄後は、紫外線(UV)光源で十分にキュアすることが重要です。

トラブル対策

  • 造形物がベッドに付着しやすい場合:露光時間を短縮するか、ビルドプレートの傾斜角度を調整してください
  • 細部が潰れてしまう場合:サポート密度を下げるか、露光時間をさらに短縮してみてください
  • ドロップアウト(造形失敗)が発生する場合:レジンタンク内の撹拌不足が原因の可能性があります。造形前に十分に混ぜてください

Tips

設定値の最適化は試行錯誤が重要です。まずはテスト用の小さなモデルで複数の設定を試し、ご自身のプリンターと水洗いレジンの相性を把握することをお勧めします。成功した設定はメモして保存しておくと、今後の造形に役立ちます。


本記事の確認体制:SK本舗が公式マニュアル・公式サポート情報をもとに確認しています。

最終更新:2026-05-04

一次ソース取得日:2026-05-04