RERFテストとは?
RERF(Resin Exposure Range Finder)は、UV光硬化型レジンの最適な露光時間を調べるためのテストプリントです。Anycubicが公式配布するデータが広く使われていますが、同様の露光時間テストは各メーカーからも提供されています。1回のプリントで異なる露光時間を設定した複数の検証モデルを同時に造形できるよう設計されています。3Dプリンターで使用するレジンは、露光時間が短すぎると未硬化になり、長すぎると収縮や反り返りが発生します。自分の環境に最適な露光時間を見つけることで、高品質で耐久性のある造形物が実現します。
RERFテストの必要性
レジンの硬化度は、光源の種類・距離・波長、レジンの色や粘度、周囲の温度など多くの要因に左右されます。メーカー推奨値は参考値に過ぎず、実際の環境で最適な時間は異なります。RERFテストを実施することで、自分のプリンターとレジンの組み合わせに最適な露光時間を科学的に決定できます。
RERFテストの実施手順
- メーカー公式が配布するRERF用のテストファイル(Anycubicの場合は公式Wikiから入手)をダウンロードする。Anycubic以外の機種では、同様の「露光時間比較テストモデル」を利用します
- 1回のプリントで、複数の露光時間が割り当てられた検証モデルを同時に造形する
- 造形後はIPA等で洗浄し、UV硬化機で後硬化させる
- 各モデルの寸法精度・硬化具合を確認し、最適な露光時間を特定する
- 最適値をスライサーのレジンプロファイルに反映させる
テスト結果の判断ポイント
硬化不足の場合は造形物が脆く、ヤスリで簡単に削れます。逆に露光時間が長すぎると、サポート材が外しにくくなり、表面に白い結晶が付着することがあります。理想的な硬化状態は、適度な硬さがあり、サポート材が無理なく外せる状態です。SK本舗で扱うレジン商品には、推奨露光時間の目安が記載されていますので参考にしてください。
RERFテストの活用シーン
- 新しいレジン銘柄を使い始めるとき
- 季節が変わり室温が大きく変動したとき
- プリンター本体を新調したとき
- 光源(LED等)の劣化が疑われるとき
よくある失敗例と対策
テスト段階で露光時間の間隔が大きすぎると、最適値を見落とす可能性があります。0.5~1秒単位での細かなテストを推奨します。また、同じレジンボトルでテストを行う方が、バッチによる硬化特性の差異を避けられます。SK本舗ではレジン選びをサポートする記事も多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。
💡 TIPSです!
RERFテストの結果は、温度の変化に応じて微調整が必要な場合があります。特に冬場は硬化時間が長くなる傾向があるため、季節ごとに簡単な確認テストを行うと安定した品質が保ちやすくなります。
