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光造形3Dプリンターのレジンバット取り付け・取り外し方法

光造形3Dプリンターのレジンバット取り付け・取り外し方法

レジンバットとは

レジンバット(レジンタンク/レジンVATとも呼ばれます)は、光造形3Dプリンターでレジン液を保持する容器です。一般的にアルミなどの金属フレームと、底面に張られた透明なFEPフィルム(機種によりnFEP/ACF等、代替素材のフィルムの場合もあります)で構成されており、紫外線硬化型レジンを注ぎ込んで使用します。底面のフィルムは消耗品で、傷や白濁が進行した場合は交換が必要です。

取り付け手順

取り付けの基本フローです。具体的なロック機構や挿入方向は機種により異なるため、製品付属マニュアルを優先してください。

  1. 電源を切り、本体を冷ます:プリンターの電源を切り、本体・LCD周辺が完全に冷めるまで待ちます。
  2. マウント部の清掃:プリンター本体側のバットマウント部(LCD周辺・固定用ネジ穴)にレジン残渣や粉塵がないか確認し、汚れがあればキムワイプ等で軽く拭き取ります。
  3. バット底面の取り付けピン/ガイドを確認:バット側の固定用ピン・スリットの位置を確認し、本体マウントとの向きを合わせます。
  4. マウント部に垂直に挿入:バットを傾けずに垂直に下ろし、FEPフィルムやLCDガラス面を擦らないように静かに着座させます。
  5. 機種固有のロック機構で固定:以下は機種別の例です。お使いの機種マニュアルに従ってください。
     ・ELEGOO 系(Mars 5 / Saturn 4 Ultra 等):両側のサイドノブを締めて固定
     ・Phrozen 系(Sonic Mighty Revo 16K / Sonic Mega 8K S / Sonic Mighty 12K 等):本体側面のトラベルロック/固定ネジを締める
     ・Anycubic 系(Photon Mono M7 系):手前のロック爪/フリップロックを倒して固定
  6. 固定確認:軽く左右に動かしてガタつきがないことを確認します。固定が緩いまま造形を開始するとレジン漏れ・FEP破損の原因になります。

※ 「カチッと音がする」固定方式は一部機種に限られます。すべての機種でこの感触があるわけではないため、機種ごとのマニュアルに従ってください。

取り外し手順

  1. 電源を切る:プリンターの電源を切り、造形完了後すぐの場合は数分待って熱を逃がします。
  2. 残レジンを別容器に移すまたは排出:バット内のレジンを元のボトルへ戻す、または専用容器に移します。レジンが残ったまま外すとこぼれや汚染の原因になります。
  3. ロック解除:機種固有のロック機構(ELEGOO 系=サイドノブを緩める、Phrozen 系=固定ネジを緩める、Anycubic 系=爪を起こす等)を解除します。
  4. バットを静かに垂直に引き上げる:FEPフィルムやLCD面を擦らないよう、まっすぐ持ち上げます。
  5. 洗浄:取り外したバットは異なるレジンで汚染しないよう、すぐにIPAで洗浄します。レジンを共用しない場合でも、空のまま放置するとフィルム端に残ったレジンが硬化して固着するため、必ず洗浄してください。

重要な注意点

  • 装着時は必ずプリンターの電源を切った状態で作業してください。誤った装着は造形失敗やプリンター破損の原因になります。
  • FEPフィルム面に絶対に触れない・押さない:取り付け/取り外しの際、フィルム面に指や工具で触れると寿命を縮めます。フレーム部分のみを持って扱います。
  • 異物混入を避ける:取り付け前にマウント部・バット下面に硬化片・粉塵が挟まっていないことを確認してください。挟まったまま固定するとFEPが破断します。
  • バット内部に気泡が生じた場合や、バット底面の光学面が傷ついた場合は、造形精度が低下するため交換してください。

メンテナンスのヒント

レジンバットを長く使用するため、使用後は必ずIPAなどで丁寧に洗浄し、完全に乾燥させて保管してください。底面フィルム(FEP/nFEPなど)は消耗品のため、傷や白濁が進行した場合は交換が必要です。