最終更新日:

光造形3Dプリンターの保管・長期保管方法

光造形3Dプリンターの保管・長期保管方法

光造形3Dプリンターを長期間使用しない場合、適切な保管方法を取ることで機器の劣化を防ぎ、次回使用時に問題なく動作させることができます。

保管前の準備手順

  1. レジン抜き:タンク内に残っているレジンを完全に取り出し、容器に戻します。乾燥したレジンはFEPフィルムを傷つけるため、必ず除去してください
  2. タンク・FEPフィルムの清掃:IPA(イソプロピルアルコール)を使用して、タンク内部とFEPフィルム表面を柔らかい布でやさしく拭き取ります(LCDパネル表面は基本的に乾いた柔らかい布のみで清掃し、IPAの直接噴霧は避けます)
  3. FEP保護:FEPフィルムは紫外線と傷に弱いため、保護シートを貼付するか専用カバーで覆います
  4. ビルドプレートの清掃:造形後の樹脂を完全に除去し、乾燥させます

長期保管時のポイント

  • 温度・湿度管理:15~25℃、湿度40~60%の環境を保つ
  • 光の遮断:直射日光や蛍光灯の光が当たらない暗い場所に保管
  • 電源管理:長期保管中はプラグを抜いておき、再稼働前に動作確認を行う
  • 消耗品の交換準備:保管前にFEPフィルムや交換用レジンを確認しておく

保管期間別の対応

1~3ヶ月程度の短期保管では上記の基本手順で問題ありません。3ヶ月以上の長期保管では、上記の基本手順に加えて、FEPフィルムの状態確認と必要に応じた交換、ビルドプラットフォーム表面のサビ・腐食チェック、IPA等の消耗品の期限確認もあわせて実施しておくと、再稼働時のトラブルを減らせます。

よくあるトラブルと対策

保管中にレジンが硬化してしまう、FEPフィルムが曇る、などのトラブルは事前の準備で予防できます。SK本舗で提供している交換用FEPフィルムやIPA、保護カバーなどを活用することで、長期保管後も機器を最良の状態で運用できます。

保管後の再起動

長期保管後、プリンターを再度使用する際は、必ずテスト造形を実施してください。光学系の位置ずれやレジンの劣化がないか確認することで、品質の安定した造形を実現できます。

Tips:レジンボトルも同じく冷暗所で保管し、開封後は密閉容器で保存することで、長期間の品質維持が可能です。