使用済みレジンのろ過・再利用方法
3Dプリンター用のレジンは、造形後に微細な硬化物やサポート材の破片がタンク内に残ることがあります。適切にろ過することで、使用済みレジンを再利用でき、コスト削減と廃棄量の削減につながります。
ろ過が必要な理由
造形時に剥離した硬化片や浮遊粒子が残ったまま次回造形を行うと、LCD/FEPの局所的な損傷や、新しい造形の失敗(気泡・ムラ・ノッチ欠陥)の原因となります。ろ過用の不織布フィルター(塗装用100~190メッシュ程度)で未硬化レジンを濾すと、これらの不純物を除去でき、残ったレジンを再利用できます。
ろ過の基本手順
- 黄色のUVカット環境下で作業する(一般蛍光灯の部屋でも可、直射日光は避ける)
- ニトリル手袋・換気を必ず行う
- レジンタンクの未硬化レジンを、フィルターをセットした別容器へゆっくり注ぐ
- タンク内に残った硬化片はキッチンペーパー等で拭き取る
- 拭き取りに使ったキッチンペーパー・ろ過残渣には未硬化レジンが付着しているため、そのまま家庭ごみに出さず、必ず直射日光下またはUVライト下で30分以上硬化させてから可燃ゴミとして廃棄する(Formlabs等の主要メーカー指針でもUV硬化後の廃棄が必須とされています)
- ろ過後のレジンは元のボトルまたは清潔な保管容器へ戻す
また、ろ過後も微細な粒子が残る場合があるため、重要な造形の前にはテストプリントで品質を確認してください。定期的なメンテナンスが、長期的な造形品質の維持に重要です。
