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印刷速度で選ぶFDM 3Dプリンター比較

【2026年最新ラインナップ】 ELEGOOの現行フラッグシップは光造形が Saturn 4 Ultra 16KMars 5、FDM が Centauri Carbon 2Neptune 4 Plus です。本記事内で旧モデル(Mars 3/Saturn 3 系等)が中心に紹介されている場合は、新規購入をご検討の方は最新機種もあわせてご比較ください。

FDM 3Dプリンターの印刷速度とは

FDM(熱溶解積層造形)3Dプリンターの印刷速度は、一般的にノズルの移動速度「mm/s(ミリメートル毎秒)」で表されます(体積ベースで表す場合はmm³/s)。速度が高いほど短時間で造形できます。ただし、速度を上げるほど造形品質が低下する傾向があるため、用途に応じた選択が重要です。

  • エントリーモデル:30〜50mm/s(趣味用・試作向け)
  • 中堅モデル:50〜100mm/s(バランス型)
  • 高速モデル:100〜200mm/s 以上(生産向け)
  • CoreXY型高速モデル:公称300〜500mm/s 以上(メーカー公称・素材/形状により実効速度は変動)

代表的な機種と速度レンジ(参考)

SK本舗で取扱中の代表的なFDM機の公称速度レンジは以下の通りです。「公称最大」と「常用速度」は異なる点にご注意ください。実用上は素材種別/レイヤー厚/モデル形状で最大速度は出ません。

機種カテゴリ 公称最大速度(メーカー値) 常用推奨速度(PLA・標準層厚)
Creality Ender 3 系(ベッドスリンガー) 公称80〜100mm/s 前後 50〜80mm/s
Bambu Lab A1 mini / A1(ベッドスリンガー) 公称500mm/s 程度 100〜200mm/s
Bambu Lab P2S(CoreXY) 公称500mm/s 程度 200〜300mm/s
Bambu Lab X2D・H2D・H2S・H2C(CoreXY) 公称500mm/s〜(機種別に公式tech-spec参照) 200〜400mm/s
ELEGOO Centauri Carbon 系(CoreXY) 公称500mm/s 程度 150〜300mm/s

※「公称最大」はベンチマーク条件・特定の標準形状での値で、実用造形では多くの場合常用推奨速度の範囲が現実的な選択肢になります。具体的な最大速度・加速度は各メーカー公式 tech-spec ページを一次ソースとしてご確認ください。

速度選択のポイント

  1. 用途を決める:試作品なら中速、量産なら高速モデルを検討
  2. 品質とのバランスを考慮:高速化すると層間シマが目立つため、後処理の手間も増加
  3. フィラメント選択PLA は高速印刷に向き、TPU など柔軟性素材は低速推奨
  4. ベッド・本体の安定性:振動が少ない機種(特にCoreXY型)ほど高速印刷に対応可能
  5. 機構タイプを理解する:ベッドスリンガー型(A1 / Ender 3 等)はベッドが前後動するため、ベッドサイズ重量で実用最大速度が頭打ちになりやすい。CoreXY型(P2S / X2D / H2 / Centauri Carbon 等)はヘッドのみが動く構造のため高速化に有利

速度以外の重要な性能

よくある失敗と対策

高速設定で印刷した結果、造形物が歪む、層がズレるといった問題が発生することがあります。初心者は 70〜100mm/s 程度から始めて、品質が安定したら徐々に速度を上げる ことをお勧めします。

💡 Tip:同じモデルで複数の速度で試し印刷し、仕上がりと時間のバランスを見つけることで、お手持ちの機種の最適な運用方法が分かります。