Q. 3Dプリント造形物の接着で適した接着剤は?
A. レジン同士はUV硬化レジン(同素材で再硬化)、PLA/ABSなどFDM樹脂は瞬間接着剤(シアノアクリレート系)または2液エポキシ。透明レジンの透明度を保つにはUV接着、強度優先なら2液エポキシが目安です。アセトンはABSのみ可、レジン・PLAには使用禁止です。
最終更新: 2026-05-04|SK本舗(正規代理店)確認済み
3Dプリント造形物の接着方法【接着剤の選び方】
3Dプリント造形物に適した接着剤とは
3Dプリンターで製造されたレジン造形物やフィラメント造形物は、素材に応じて使用する接着剤を選ぶ必要があります。一般的な木工用ボンドでは接着性能が不十分な場合が多いため、素材に特化した接着剤を選択することが重要です。
接着剤×素材マトリクス(早見表)
| 接着剤種類 | 適した素材 | 強度 | 透明度の保持 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| UV硬化レジン | レジン同士 | ★★★★ | ★★★★ | 同じレジン使用、UV照射で硬化 |
| 瞬間接着剤(シアノアクリレート) | PLA/ABS/PETG | ★★★ | ★★(白化リスク) | 換気必要、皮膚接触注意 |
| 2液エポキシ | 全素材 | ★★★★★ | ★★★ | 硬化時間 5分〜30分タイプ等あり |
| 溶剤系(アセトン等) | ABS のみ | ★★★ | 不可 | レジン・PLA・FEP・PEIには使用禁止 |
⚠ 素材を間違えると接着不良・素材溶解の原因に。光造形レジンに瞬間接着剤を使うと白化、PLAにアセトンを使うと変質します。
素材別の接着剤選択ガイド
UV硬化レジン造形物の場合:第一推奨は未硬化の同種レジン+UV照射(造形物と同じ素材で接合するため、強度・透明度ともに維持しやすい方法です)。第二推奨は2液エポキシ(強度優先・全素材対応・透明レジンにも比較的安全)。瞬間接着剤(シアノアクリレート)は推奨外です。光造形レジンに使用すると表面が白化(ブルーミング)し、特に透明・クリアレジンでは外観品質を著しく損なうリスクがあります。
FDM方式(フィラメント)造形物の場合:PLA樹脂やABS樹脂でできた造形物には、プラスチック専用接着剤が効果的です。素材の種類に応じて、対応する接着剤を確認してから使用してください。UV硬化レジン専用の接着剤からフィラメント素材対応品まで、素材に応じた最適な製品がお選びいただけます。不確実な場合は、商品説明やレビューを参考にして、ご自身の造形物素材に対応した接着剤を選んでください。
よくある失敗と対策
- 接着不足:接着面の準備不足が原因。サンドペーパーで表面処理を必ず実施してください
- 接着剤の垂れ:塗布量が多すぎる可能性。少量ずつ塗る習慣をつけましょう
- 硬化不足での分離:完全硬化まで時間が必要です。焦らず指定時間の経過を確認してください
Tips:表面処理が接着成功の鍵
どのような接着剤を使用しても、接着面の表面処理(サンドペーパーがけ)が最も重要な工程です。造形物表面の層状跡を軽く磨くことで、接着性能は大幅に向上します。
本記事の確認体制:SK本舗(正規代理店)が各接着剤メーカーの公式仕様および3Dプリンター素材メーカーの取扱説明書をもとに確認しています。
最終更新:2026-05-04
一次ソース取得日:2026-05-04
