歯科医院の3Dプリンターは、歯科の工程では医療機器として届け出られた装置と材料で使われています。受付のサインや収納など、診療・歯科技工に使わない院内の備品なら、一般用の3Dプリンターで作る方法があります。歯科の工程に使う材料・装置のご相談は、グループ会社の株式会社デザインツールが窓口です。
この記事の要点
- 診療・歯科技工物の製作工程(模型を含む)には、医療機器として届出等された材料と装置をご使用ください。
- 歯科用として届け出られた光造形機の使い方は、製品ごとの添付文書と取扱説明書で確認します。使用目的や使う材料を指定している製品もあります。
- 診療・歯科技工に使わない院内の備品は、一般用の3Dプリンターで作れます。
歯科医院の3Dプリンターは、何に使われていますか?
歯科の工程では、歯科修復物などのCAD/CAMに使う装置として、医療機器の届出がされた3Dプリンターが使われています。

届出された装置と材料で
例:3Dプリンタ SmaPri ML(届出番号39B2X10004000035)の使用目的は「技工所又は技工室内に設置して歯科修復物のコンピュータ支援設計(CAD)又はコンピュータ支援製造(CAM)に用いる」です。
診療・技工に使わない小物
受付のサイン、ペン立て、ケーブルの整理、パンフレット立てなど。
同じ添付文書には「使用目的以外で使用しないこと」「造形物の製作には、指定する光硬化性樹脂材料を…使用すること」とも書かれています(2026年10月10日確認)。記載は製品ごとに異なるため、お使いの装置の添付文書をご確認ください。
院内の備品は、どうやって作りますか?
一般用の3Dプリンターを別に使うのが手軽です。歯や口腔の形をした物、診療で使う道具、子どもが口に入れるおそれのある物は対象にしません。材料・タンク・洗浄液は、歯科の工程用と分けておくと取り違えを防げます。

院名サイン・案内表示スタンド
受付の案内札、診療時間の表示スタンド、順番札など。
小物の整理・パンフレット立て
ペン立て、ケーブルホルダー、壁掛けのパンフレット立てなど。
受付サイン・ペン立てなど、診療・歯科技工に使わない一般備品の作り方は「3Dプリンターで受付サイン・ペン立てを自作|店舗・オフィスの備品」で、試作から本番まで紹介しています。
歯科の工程に使う材料・装置は、どこで相談できますか?
歯科向け3Dプリンター・関連消耗品は、グループ会社の株式会社デザインツールが窓口です。届出品の確認方法は「歯科の3Dプリンター・レジンは医療機器?」で解説しています。
よくある質問
歯科用の光造形機で、院内の備品を作ってもよいですか?
お使いの装置の添付文書と取扱説明書で、使用目的と使える材料を確認してください。院内の備品は、一般用の3Dプリンターで作る方法もあります。
院内の備品づくりには、どんな3Dプリンターが向いていますか?
細かい文字やなめらかな表面のサインは光造形、大きめの収納やスタンドはFDMが向いています。詳しくは受付・オフィスの備品の記事をご覧ください。
次に読む・相談する
SK本舗が販売する3Dプリンター・レジンは医療機器ではなく、歯科材料としての届出・承認・認証を受けていません。この記事は、歯科の診療・技工工程への使用を案内するものではありません。
