Creality Otter Liteは、コンパクトで初心者でも扱いやすい3Dスキャナーです。本記事では、USB/Wi-Fi接続による初期セットアップ、専用ソフトCreality Scanのインストール、キャリブレーション、スキャン実行、点群データのメッシュ化からSTLエクスポートまで、3Dプリント用モデル制作の基本手順を解説します。
Creality Otter Liteは手に持って対象物のまわりを動かす3Dスキャナーで、PCとはUSB 3.0ケーブルでつなぐか、付属のバッテリーハンドル「Lite Bridge」に取り付けてWi-Fi 6(5GHz)で無線接続し、専用ソフトのCreality Scanで操作します。基本の流れは次の4段階です。
- 付属の校正ボードでキャリブレーションします
- 新規プロジェクトで、対象(物体、顔、人体)と大きさ、追跡方式(形状、テクスチャ、マーカー)を選びます
- 距離表示が緑になる位置(作業距離120〜1200mm)を保ち、スキャナーをゆっくり動かして全体を撮ります
- 点群を統合してメッシュ化し、STL、OBJ、PLY形式で書き出します
スマートフォンのCreality Scanアプリ(iOS、Android)とLite Bridgeを使えば、PCなしでもスキャンできます。本体の仕様と同梱品はOtter Lite の商品ページにまとめています。
Creality Otter Liteの基本的な使い方は?
Creality Otter Liteは、コンパクトで高精度な3Dスキャナーです。対象物を立体データ化でき、3Dプリンター用のモデル制作に最適です。初めての方でも簡単に操作できるよう設計されています。
セットアップと初期設定
- Otter Lite本体をUSB 3.0ケーブルでPCに接続します(無線で使う場合は、付属のLite Bridgeに取り付けてWi-Fi 6で接続します)
- 専用ソフトウェア「Creality Scan」をパソコンにインストールします
- Creality Scanの[デバイス]画面から、付属の校正ボードを使ってキャリブレーション(精度合わせ)を実行します
- テスト用の小物でスキャンテストを行い、精度を確認します
スキャンの実行方法
対象物をスキャナーの前に置き、ソフトウェアから「スキャン開始」を選択します。付属のターンテーブルに載せて回せば、全方向から撮りやすくなります。手持ちで撮るときは対象物を動かさず、スキャナーのほうをゆっくり動かします。
スキャンデータの処理
スキャン完了後、Creality Scanで点群データをメッシュ化(立体モデル化)します。データはSTL形式(OBJ、PLYも可)でエクスポートでき、他のスライサーソフトでも利用できます。
よくあるトラブルと対策
- スキャン精度が低い:照明環境を整え、光沢面には消光スプレーを使用してください
- 接続が不安定:USBケーブルの交換やWi-Fi強度の確認をしましょう
- 小さい部分がスキャンできない:スキャナーを近づけて撮るか(作業距離は120mmから)、複数回のスキャンを組み合わせます
Tip:白や黒の単色物体よりも、適度なテクスチャ(色・模様)がある対象物の方がスキャン精度が高まります。
よくある質問
Otter LiteはPCなしで使えますか?
使えます。付属のLite Bridgeに本体を取り付け、スマートフォンのCreality ScanアプリからLite BridgeのWi-Fiに接続すると、スマートフォンだけでスキャンできます。対応の目安は、Android 10.0以降、iOS 15以降です(Creality公式)。
Otter Liteのキャリブレーションはいつやればいいですか?
しばらく使っていなかったとき(目安は1週間)と、高い精度が必要なスキャンの前です。校正ボードはスキャナーごとに固有で、別の機体のものとは共用できません。高精度で撮るときは、30分の予熱をしてから校正するようメーカーが案内しています(Creality公式Wiki)。
