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macOS Big SurでChituboxが使えない場合の対処方法

※ 本記事の対象範囲: 本記事は元々「macOS Big Sur(macOS 11/2020年リリース・Apple公式サポートは2023年9月終了)」でChituboxが起動しないケースの対処方法を扱っていますが、現在はmacOS 13〜16(Ventura/Sonoma/Sequoia/Tahoe)での起動トラブルにも応用できる汎用手順として再構成しています。最新のmacOS環境でChituboxが起動しない場合の対処手順も以下に追記しています。

macOSでChituboxが起動しない/動作しない場合の対処方法

Chituboxは光造形3Dプリンター向けのスライサーソフトで、macOS版が提供されています。macOSの大型バージョンアップ直後やインストール直後にChituboxが起動しない・正しく動作しないケースがあります。以下の手順で順番に切り分けてください。

対処方法(macOS全般・現行版)

  1. Chituboxを最新版にアップデートする:macOSの大型アップデートに対応するパッチが Chitubox公式ダウンロードページ に出ていることが多いです。現行はChitubox Basic V2.x/Chitubox Pro V2.x系。macOS Big Sur(macOS 11)はバージョン1.7.0以降、macOS Monterey(macOS 12)以降の対応は各バージョンのリリースノートで確認してください
  2. 「開発元未確認」のブロック解除:macOSは未署名/未公証アプリの起動をデフォルトでブロックします。Finderで Chitubox.app を Control+クリック→「開く」を選択するか、システム設定 →「プライバシーとセキュリティ」 →「このまま開く」を選択して許可します
  3. Apple Silicon(M1〜M4)端末ではRosetta 2 を導入:ChituboxのmacOS版がIntel向けバイナリのみのリリースの場合、Apple Silicon搭載Macでは softwareupdate --install-rosetta でRosetta 2 を入れたうえでアプリを「Rosettaを使用して開く」設定にする必要があるケースがあります(Universal対応版が出ている場合は不要)
  4. 古いバージョンの完全アンインストール→再インストール:自動アップデートに失敗した場合、Finderで /Applications/Chitubox.app をゴミ箱へ移動し、~/Library/Application Support/~/Library/Preferences の Chitubox 関連フォルダも削除してから、公式サイトから最新版を手動インストールします
  5. システム要件を満たしているか確認:詳細は Chituboxを使うには?必要なPCスペック(最低要件・推奨要件) をご参照ください。GPU・メモリ・ディスク空き容量が要件を満たしていないと正常に起動しない場合があります

バージョン確認方法

Chituboxを起動し、メニューバーの「Chitubox」→「About Chitubox」をクリックすることで、現在のバージョン番号が表示されます。アップデート前後でこの番号を控えておくと、不具合再現時の切り分けに役立ちます。

それでも解決しない場合

macOSが大型アップデート直後(例:Tahoe/Sequoia 等の最新版)でChituboxの対応リリースが間に合っていない場合は、Chitubox公式コミュニティ/公式 GitHub で同じ症状が報告されていないかご確認ください。光造形機の純正スライサー(ELEGOO Slicer/Anycubic Photon Workshop 等)を一時的に代替として使う方法もあります。

macOS Big Sur(macOS 11)に関する補足

本記事の元主題である macOS Big Sur(2020年リリース)は、Apple公式サポートが2023年9月で終了し、2026年5月時点では現行から数世代前のOSとなります。Big Sur固有の課題としては、Chituboxバージョン1.7.0以降が必須です。Big Sur以前の旧バージョン(1.6.x以前)はBig Surでの動作がサポート対象外でした。Big Sur利用継続中の方は、可能であればmacOSを最新版にアップデートすることをおすすめします(最新macOSでは Apple のセキュリティパッチが継続提供されます)。