Bambu Lab が2026年8月13日(日本時間では同日夜)、公式フォーラムとティーザーページで新製品「R1」を予告しました。公式ページが「Bambu Lab 初のレーザー彫刻・カッティング機」と位置づける製品で、単体(スタンドアロン)型の専用機になるとみられます。告知されている時期は「Coming September」——9月に来るのが詳細発表なのか、予約開始なのか、発売なのかまでは明かされていません。
今回明かされたのは、ビジュアル1枚と数行のテキストだけです。レーザーの方式も出力も、加工エリアも価格も、現時点では一切公表されていません。
コンシューマー向け3Dプリンターで世界最大級のシェアを握るとされる Bambu Lab が、H2D 以来続けてきた「プリンターにレーザーを統合する」路線から一歩踏み出し、レーザー専用機という新しいカテゴリーに入ってくる——今回のティーザーは、その方針表明として読むのが正確だと考えています。
この記事の要点
- R1 の公式情報は「名前・カテゴリー・9月」だけです(2026年8月17日時点)。スペック・価格・正確な日付はすべて未公表で、現時点で出回っている具体的な数字は推測です。
- R1 は Bambu Lab 初のレーザー専用機になるとみられます。公式ページの位置づけは「Bambu Lab 初のレーザー彫刻・カッティング機」。これまでのレーザーは H2D / H2S などプリンターへの統合構成でした。
- R1 の日本展開・SK本舗での取扱は未定です。確定し次第お知らせします。
目次
R1 の公式情報は、画像1枚と4行のテキストだけ
発端は2026年8月13日、Bambu Lab 公式フォーラムの Announcements カテゴリに公式アカウント名義で投稿されたトピック「Bambu Lab R1: a new Ray of making, coming September」です。本文は次の4行だけでした。
ONE MORE TOOL.
More power. Made simple.
Something new is warming up in the Lab.
Stay tuned at bambulab.com/R1
(もうひとつの道具。より強力に、よりシンプルに。Lab で何かが温まりつつある。続報は bambulab.com/R1 で——出典:Bambu Lab 公式フォーラム・2026年8月13日投稿。和訳はSK本舗)
添付されたビジュアル(冒頭の画像)には、暗闇の中で木の板に細い垂直のビームが当たり、Bambu Lab のロゴが切り抜かれていく様子が描かれ、「A new Ray of making.」「Coming September」の文字が重ねられています。機体そのものは一切写っていません。
誘導先の公式ティーザーページ(bambulab.com/R1)も開設済みで、ページの説明文では R1 を「Bambu Lab 初のレーザー彫刻・カッティング機」と位置づけ、「3Dプリントからレーザーへ、より多くの素材でのものづくりへ」という趣旨が書かれています(2026年8月17日確認)。ページの中身は現時点でメール登録フォームが中心で、スペックの記載はありません。
告知はごく短いものでしたが、反響は大きく、フォーラムの該当トピックは公開から5日で閲覧5,200・書き込み95件まで伸びています(2026年8月18日時点)。海外メディアも相次いで報じています(Makers101・3D Printing Cost Calculator の記事はいずれも2026年8月13日付)。All3DP は R1 を「初のスタンドアロン(単体)型レーザー」という特徴付けで伝えており、本記事で「専用機・単体型」と書くのはこの各メディアの整理に沿ったものです。公式自身の確認できる文言は「初のレーザー彫刻・カッティング機」までです。
R1 のレーザー方式も価格も、まだ何も分かっていない
強調しておきたいのは、ハードウェアに関する公式情報がゼロだという点です。海外メディアの Makers101 は「確認できたこと・できていないこと」を切り分けた記事を出しており、未公表項目としてレーザー方式(ダイオード / CO2 / ファイバー / UV)・出力(W数)・加工エリア・価格・9月以降の具体的な日付を列挙しています。3D Printing Cost Calculator も「スペックも価格も正確な日付も無い」と明記しています。筐体や排気まわりの安全設計、Bambu Suite などソフトウェアとの連携についても、公式の言及はまだありません。
フォーラムでは早くも「ビジュアルのビームが可視光に見えるからダイオード式では」といった読み合いが始まっていますが、これはあくまでユーザーの観察に基づく推測です。フォーラムや SNS では今後の日程についての憶測も飛び交っていますが、公式の告知で確認できるのは「Coming September」だけです。9月に来るのが詳細発表なのか、予約開始なのか、発売なのかも含めて、続報待ちになります。
「モジュール統合」から「専用機」へ──Bambu レーザーの流れ
R1 の位置づけを理解するには、Bambu Lab がレーザーをどう扱ってきたかを振り返るのが早道です。同社のレーザーは一貫して「3Dプリンターへの統合モジュール」でした。
2025年3月の H2D 発表時、Bambu Lab は「プロ品質の3Dプリント、レーザー彫刻・カット、プロッターをひとつのコンパクトなシステムに束ねるオールインワンのパーソナル製造ハブ」という構想を掲げました。米国公式価格では H2D Laser Full Combo が 10W 版 $2,799・40W 版 $3,499(いずれも2025年3月の発表時点)と、レーザー込み構成が上位の柱になっています。R1 のティーザーページにも「私たちはあなたのパーソナル製造ハブを作っている」という趣旨の一文があり、この構想の延長にあることは公式の言葉からも読み取れます。
では、なぜ統合路線の先に専用機なのか。公式の説明はまだありませんが、統合型には構造上の性格があります。プリンターとレーザーがひとつの筐体と駆動系を共有するため、印刷とレーザー加工は同時にできず、使うたびに用途を切り替える前提になります。レーザーを使い込むユーザーほど専用機が欲しくなる、という需要は自然に生まれます。R1 がその受け皿だとすれば、統合型で入門したユーザーの「2台目」を狙う布石とも読めます——どの制約をどこまで解消してくるのかは、9月の続報の見どころです。
もうひとつの見どころは市場の構図です。レーザー加工機のデスクトップ市場は、これまで専業メーカーが築いてきました。コンシューマー3Dプリンターの中心にいる Bambu Lab が専用機を出すとなれば、レーザー側の勢力図にも影響が及ぶ可能性があります。3Dプリンターとレーザー加工機の両方を扱う店としては、この越境がどんな価格帯・どんな完成度で来るのかを注視しています。
R1 の続報(9月)までに見ておきたいポイント
続報で真っ先に確認したいのは、先ほどの「未公表」欄がどう埋まるかです。特に次の3点は、既存のレーザー加工機ユーザー・検討中の方の判断を大きく左右します。
続報でチェックしたい3点
- 方式と出力——ダイオードか CO2 かで、切れる素材(透明アクリルの可否など)がまったく変わります。統合型の 10W / 40W とどう差別化してくるかも見どころです。
- 安全設計と排気——単体機なら密閉筐体・排気ダクト・集塵まわりを専用設計にできます。家庭やオフィスでの使いやすさはここで決まります。
- 価格と日本展開——ティーザーページは日本語版も公開されていますが、日本での発売時期・価格への言及はなく、いずれも未定です。SK本舗での取扱も現時点では未定で、確定し次第お知らせします。
「9月まで待てない、いまレーザー加工を始めたい」という方には、すでに国内で買える選択肢があります。統合型なら、SK本舗でも取り扱っている Bambu Lab H2C Laser Full Combo(10W / 40W)が「1台でプリントもレーザーも」という現行の答えです。レーザー専用機を最初から検討したい場合は、SK本舗は xTool の正規代理店として単体型レーザー加工機も取り扱っています(xTool 取扱機種一覧。価格・在庫は各商品ページをご確認ください)。R1 の続報を見てから比較する、という順番でも遅くはありません。
なお、同じ週には Bambu Lab のスライサー「Bambu Studio」2.8.2 の正式リリースもありました。ソフト側の動きは別記事で整理しています。R1 の国内取扱が決まった際のご案内や新商品情報は、SK本舗 LINE公式アカウントで配信しています。
よくある質問(FAQ)
Q. Bambu Lab R1 とは何ですか?
A. Bambu Lab が2026年8月13日に予告した新製品で、公式ページは「Bambu Lab 初のレーザー彫刻・カッティング機」と位置づけています。単体型の専用機になるとみられ、詳細は9月の続報待ちです。
Q. Bambu Lab R1 の発売日はいつですか?
A. 未公表です。公式の告知は「Coming September」のみで、9月に来るのが詳細発表・予約開始・発売のどれなのかも明かされていません(2026年8月18日時点)。
Q. Bambu Lab R1 の価格やスペックは分かっていますか?
A. 一切公表されていません。レーザー方式(ダイオード / CO2 など)・出力・加工エリア・価格はすべて今後の続報待ちで、現時点でネット上に出ている具体的な数字は推測です。
Q. Bambu Lab R1 は日本で購入できますか?
A. 日本での展開は未定です。SK本舗での取扱も現時点では未定で、確定し次第サイトとLINE公式アカウントでお知らせします。
Q. R1 を待たずにレーザー加工を始める方法はありますか?
A. あります。3Dプリンターと兼用する統合型なら Bambu Lab H2C Laser Full Combo(10W / 40W)、レーザー専用機なら xTool の各機種(SK本舗は正規代理店)が現行の選択肢です。
参考情報(出典リンク集)
| 出典 | 内容 | 確認日 |
|---|---|---|
| Bambu Lab 公式フォーラム | R1 ティーザー告知の一次ソース(2026年8月13日投稿・本文とビジュアル) | 2026年8月17日 |
| Bambu Lab R1 公式ティーザーページ | 「Bambu Lab 初のレーザー彫刻・カッティング機」の位置づけ・メール登録フォーム | 2026年8月17日 |
| All3DP | 「初のスタンドアロン型レーザー」とする報道 | 2026年8月17日 |
| Makers101 | 確認できた事実と未公表項目の切り分け(2026年8月13日付) | 2026年8月17日 |
| 3D Printing Cost Calculator | 「スペック・価格・正確な日付は無い」とする報道(2026年8月13日付) | 2026年8月17日 |
| Bambu Lab 公式ブログ(H2D発表) | 「パーソナル製造ハブ」構想・H2D Laser Full Combo の米国価格(2025年3月) | 2026年8月17日 |
| 3D Printing Industry | H2S Laser Full Combo(10W)の仕様・価格(2025年8月) | 2026年8月17日 |
| SK本舗:H2C Laser Full Combo 商品ページ | H2C の現行レーザー構成(10W / 40W)の確認 | 2026年8月17日 |
※本文中の米ドル価格は各発表時点の米国公式価格です。日本国内の価格・仕様とは異なる場合があります。R1 の仕様・発売時期に関する記述は2026年8月17日時点の公表情報に基づいており、今後の公式発表で変わる可能性があります。
