Sunlu PETGフィラメントの印刷設定と注意点
本記事はSunlu PETGフィラメントを使用される方向けの一般的な印刷設定ガイドです。なお、SK本舗ではSunlu PETGの取り扱いを終了しており、現在はBambu Lab/eSUN/Kexcelled/BASF Ultrafuse などのPETG系フィラメントを正規代理店として取扱中です。設定値の考え方はこれら他社PETGにも応用いただけます。最新の取扱商品は フィラメントコレクション でご確認ください。
推奨される温度設定
Sunlu PETGフィラメントは、ノズル温度230~250℃、ベッド温度70~90℃での印刷を推奨しています。PETGは高温のフィラメントのため、低すぎる温度では造形不良につながります。お使いの3Dプリンターの個体差に合わせて、10℃単位で調整することをお勧めします。
糸引き(stringing)対策
PETGは樹脂素材特有の粘性により、糸引きが発生しやすいという課題があります。以下の対策を実施してください:
- リトラクション設定:リトラクト距離を5~8mm、速度を40~60mm/sに設定
- ノズル温度の最小化:造形品質を保ちながら、可能な限り低い温度で運用
- 印刷速度の低下:通常より20~30%遅い速度(40~50mm/s)での印刷
- Z軸ホップ:有効にすることで、移動中のノズルと造形物の接触を防止
ベッド密着のコツ
PETGは適切なベッド密着が重要です。以下の手順で準備してください:
- プリント面を中性洗剤(食器用洗剤)または99%イソプロピルアルコールで清掃し、皮脂・離型剤の汚れを除去(PEI/マグネティックフレックスプレートにアセトンは推奨しません)
- ベッドレベル調整を丁寧に行い、ノズルとベッドの距離を均一に(厚さ0.1mm程度)
- 初層の印刷速度を20~30mm/sに低下させ、密着性を高める
- 可能であれば、ビルドプレートシートやPEIシートの使用を検討
その他の注意点
PETGは吸湿性があるため、使用前に60℃、2~3時間のドライヤー処理が有効です。SK本舗では、フィラメントドライヤーや各種調整工具も販売しており、これらを活用することで、より高品質な印刷結果が期待できます。
トラブル時の確認事項
層間の剥離や色ムラが発生する場合は、ノズルの詰まりを疑い、定期的なクリーニングとノズル交換を検討してください。SK本舗で購入可能なメンテナンス用品を活用し、常にプリンターを良好な状態に保つことが成功の鍵です。
Tips
最適な初層パラメータを事前に試しサンプルを作成することをお勧めします。同じブランドのフィラメントでも、色によって特性が異なる場合があるため、本格印刷の前に少量のテスト出力を行うと、後々のトラブルを大幅に削減できます。
