【2024年度版】超簡単! 今から3Dプリンターを始めるための5ステップを解説
現在、3Dプリンターは一般家庭でも手軽に利用できるようになり、趣味やプロジェクトなどに活用する方が増えています。
しかし、初めて3Dプリンターを導入しようとすると、どこから始めれば良いのか迷うこともあるでしょう。あるいは3Dプリンターが一般化してから時間が経過していることから「いまさら始めるなんて遅すぎるかな」と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
もちろん、3Dプリンターを始めるタイミングとして、2024年は決して遅くはありません。3Dプリンターは今後ますます活躍の場を広げていくことは間違いなく、その上でも今3Dプリンターを始めるというのは、ベストタイミングです。
この記事では、これから3Dプリンターを始めたい方に向けて、必要なステップを5つに分けて解説します。これを読めば、あなたもすぐに3Dプリントを楽しむことができるようになります!
1. 3Dプリンターの選び方
まず最初に、3Dプリンターを選ぶことから始めましょう。3Dプリンターにはさまざまな種類があり、それぞれの特性に応じた造形方法があります。代表的なものとして以下の3つがあります。
FDM(Fused Deposition Modeling)
FDM方式は、プラスチック素材(フィラメント)を溶かして層ごとに積み重ねる方式です。家庭用3Dプリンターとして最も普及しており、比較的安価で使いやすいのが特徴です。大きな造形物を作成したい場合や、初めて3Dプリンターを使用する方に適しています。
SLA(Stereolithography)
SLA方式は、液体樹脂にレーザーを照射して硬化させる方式です。高精細な造形が可能で、細かいディテールを表現したい場合に向いています。ただし、フィラメント方式に比べて少し高価で、後処理が必要です。
SLS(Selective Laser Sintering)
SLS方式は、粉末素材にレーザーを当てて焼結させる方式です。造形物の強度が高く、複雑な形状を作りやすいですが、価格が高く、業務用として使用されることが多いです。
初心者には、まずはFDM方式かSLA方式のプリンターを選ぶことをおすすめします。その上で価格帯や使用するフィラメントの種類、サポート体制などを考慮し、自分に合った機種を選びましょう。
以下の記事で、FDM方式とSLA(光造形)方式の違いについて、より詳しく解説しています。
【FDM方式VS光造形方式】 違いや選び方|初心者にも分かりやすく解説https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dbegin
また、以下の記事では2024年におすすめの家庭用3Dプリンターを紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
【2024年】おすすめ10選!3Dプリンターを比較・解説!
https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2024osusume?_pos=14&_sid=8d1033306&_ss=r
2. 3Dプリントに必要なもの一覧
3Dプリンターを購入しただけでは、すぐに3Dプリントを始めることはできません。以下のアイテムも準備しておくと、スムーズにスタートできます。
• フィラメントまたはレジン: プリンターで使用する材料です。FDM方式ならフィラメント(PLAやABSなど)、SLA方式ならレジンを準備します。
• スライサーソフト: 3Dデータをプリント可能な形式に変換するソフトウェアです。多くのプリンターに専用のスライサーソフトが付属していますが、フリーソフトもあります。
• 3Dモデリングソフト: 自分でデザインを行う場合に使用します。Tinkercad(無料)やFusion 360(無料プランあり)が初心者にはおすすめです。
• クリーニングツール: ノズルの詰まりやプリント後の清掃に使用します。ピンセットやブラシがあると便利です。
• ビルドプレートの接着剤: 造形物がプレートにしっかり固定されるように使用します。専用のスティックや、スティックのりで代用することも可能です。
弊社SK本舗ではフィラメント、レジンをはじめ3Dプリンターを使用するために必要なものを多種販売しております。
フィラメントの通販ページ
https://skhonpo.com/collections/filament
レジンの通販ページ
https://skhonpo.com/collections/3dprinter-resin
FDM方式向けの便利グッズの通販ページ
https://skhonpo.com/collections/conveniencegoods-fff
SLA方式向けの便利グッズの通販ページ
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3. 3Dデータの作り方、入手し方
3Dプリントには3Dデータが必要です。データの作成方法や入手方法は以下の通りです。
3Dモデリングソフトで自作
3Dデータを自分で作成する場合、モデリングソフトを使用します。初心者には、直感的な操作ができるTinkercadがおすすめです。オンライン上で動作し、基本操作を学ぶためのチュートリアルも豊富に用意されています。少し高度なデザインを行いたい場合は、Fusion 360やBlender(無料)などのソフトを使うと良いでしょう。
3Dモデリングの基礎知識については以下の記事でも解説しているのでご参考ください。
【2024年版】3Dモデリングの基礎知識と初心者がつまずきやすいポイント
https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/moderingkisozen?_pos=7&_sid=b0e55afc3&_ss=r
オンラインでデータをダウンロード
自分でデザインするのが難しい場合、オンラインで既成の3Dデータをダウンロードする方法があります。ThingiverseやMyMiniFactoryなどのサイトには、無料で利用できる3Dデータが数多く公開されています。気に入ったデザインを見つけたら、ダウンロードしてすぐにプリントすることができます。
その他、現在、3Dデータを無料(一部有料)で入手できるサイトについては以下の記事も参考にしてください。
2024年に3Dデータを無料でゲットするならここ!|おなじみサイトからこれから伸びそうなサイトまで紹介
https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/3dmuryodata2022
4. スライサーソフトの使い方
3Dデータを入手したら、それを3Dプリンターで印刷するための準備をします。その際に必要なのがスライサーソフトです。
スライサーソフトとは?
スライサーソフトは、3Dデータをプリンターが理解できる形に変換するためのツールです。具体的には、3Dデータを層に分割し、それぞれの層をプリンターに指示するコード(Gコード)に変換します。また、造形物の強度や品質に関わる様々な設定もここで行います。
基本的な使い方
1 データのインポート: ダウンロードした3Dデータをソフトに読み込みます。
2 配置とサイズ調整: プリントしたいサイズに調整し、プリントベッド上の配置を確認します。
3 設定の調整: プリント品質や速度、フィラメントの種類に応じた設定を行います。初心者は、基本設定を変更せずにプリントするのが良いでしょう。
4 Gコードの生成: 設定が終わったら、Gコードを生成します。このGコードをプリンターに送信して、プリントを開始します。
2024年におすすめのスライサーソフトについては以下の記事で解説しているので参考にしてください!
【2024年】おすすめのスライサーソフト6選|スライサーソフトの基本も解説!
https://skhonpo.com/blogs/3dprinter-practice/2022soft?_pos=12&_sid=8d1033306&_ss=r
5. 出力と後処理
最後に、実際にプリントを行い、完成品を仕上げる工程です。
プリントの開始
Gコードをプリンターに送信したら、いよいよプリントの開始です。造形物がしっかりとビルドプレートに定着しているか確認しながら、プリントの進行を見守ります。プリント時間は、造形物のサイズや設定によって異なりますが、数時間から数十時間かかることもあります。
後処理
プリントが完了したら、ビルドプレートから造形物を取り外します。FDM方式の場合、造形物の表面にサポート材が付着していることがあります。このサポート材は、ニッパーやペンチを使って慎重に取り除きます。
SLA方式の場合、造形物に付着した未硬化の樹脂を洗浄し、二次硬化を行います。アルコールを使って洗浄し、UVライトで追加の硬化処理を行うことが一般的です。
仕上げ
最後に、サンドペーパーや塗装を使って造形物を仕上げます。表面の凹凸を整えたり、色を塗ってオリジナルのフィギュアや部品を完成させたりすることで、作品がより一層引き立ちます。
以上が、家庭で3Dプリンターを始めるための5つのステップです。これらのステップに従えば、初めての方でもスムーズに3Dプリントを楽しむことができるでしょう。興味を持った方は、ぜひ挑戦してみてください!
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