2021年版・子供向け3Dプリンター3選|教育、遊戯、創作に最適なマシンはどれか
子供が3Dプリンターを始める上で
今後、3Dプリンティングはますます一般社会にも浸透していく。おそらく、2020年代後半以降は、かつてのプログラマーのような形で3Dモデラーが注目の職業となっていくことだろう。
子供の頃から3Dプリンターに慣れ親しんでおくことは様々な意味で有意義だ。創作意欲の向上、あるいは最新テックに対する順応性を養う上でも、できるだけ早いうちから3Dプリンターに触れておくことが、今後ますます大きな意味を持つようになる。
とはいえ、子供の頃からいきなり本格的な3Dプリンターを扱うとなると、いささかハードルが高い。「なにこれ、難しい」と思われて、むしろ苦手意識だけが残ってしまったら本末転倒だ。
そこで今回は本格的な3Dプリンティングには向かないが、子供が3Dプリンターに慣れ親しむには最適の子供向け3Dプリンターを紹介したい。
もちろんお値段もお手頃なものをピックアップ。これからお子さんに3Dプリンターを始めさせたいという方は是非参考にしてみてほしい。
Banggood Easythreed K5
まず一つ目の子供向け3Dプリンターは、BanggoodのEasythreed K5だ。
注目いただきたいのは、この可愛いビジュアル。どこかロボットみたいで、子供心をくすぐるだけではなく、大人視点でもインテリアに取り入れたいキュートさがある。綺麗なLEDイルミネーションが点滅する様子は近未来の子供部屋をさえ彷彿させてくれる。
3Dプリンターの入門書的な位置付けにあたるマシンで、使い方自体もいたってシンプル。ビルドボリュームは8×8×8cmと小さめだが、子供が小さなおもちゃを出力するにいは十分なサイズだ。熱溶解積層方式で、品質も高い。
1キー印刷が可能なため、子供にとっては「魔法のロボット」のように見えるかもしれない。値段も15000円前後とお安く、レビューも上々。今なら最もオススメの子供向け3Dプリンターの一つだ。
購入はこちら→Banggood Easythreed K5
ToyBox
二つ目はToyBoxだ。こちらは今年あのワーナーブラザーズとライセンス契約したことでも知られる。
Toyboxは数年前にクラウドファンディングで調達した15,500ドル以上の資金によって、子供向け3Dプリンターとして開発されたものだ。重さは3キロ未満、印刷容量は7×8×9cmの3Dプリンターで、無毒なPLA素材を使用しているなど、どんな家庭でも安心して、かつ手軽に使える仕様となっている。また操作をスマホで行えるのも便利だ。
なんせ嬉しいのはToyBoxアプリをスマホに入れることでワーナーブラザーズ関連のキャラクターのおもちゃの3Dデータが無料でダウンロードできてしまうことだろう。CEOいわく「Toyboxは安全な3Dプリンターで家庭でのおもちゃ印刷を提供する唯一のプラットフォーム」とのこと。
値段はEasythreed K5よりやや高めだが、アプリも込みと思えばお安いか。公式ホームページより購入することができる。
購入はこちら→ToyBox
LONENESSL 3Dプリンター
3つ目はLONENESSLの3Dプリンターだ。
こちらもそのブルーとレッドの鮮やかな2トーンデザインから「子供向け」を強くアピールしている。
熱溶解積層方式で、基本操作が非常に簡単。様々な3Dモデルをダウンロードして出力可能となっており、「子供が夢中で遊んでいる」と評価も上々だ。
停電などが発生しても印刷を続行できる機能があり、日本でこそあまりピンとこないかもしれないが、まだ停電が珍しいことではない諸外国ではそういう面でも評判は高い。
ビルドボリュームは8×8×8cm、Wi-Fi機能はなくSDカードでのデータ移動となっている。値段は15000円前後とお求めやすく、3Dプリンターのコトハジメとしては様々な面で「丁度いい」と言えるだろう。
購入はこちら→LONENESSL 3Dプリンター
次世代に求められる3Dプリンティングの知識
いかがだっただろうか。
子供向け3Dプリンターは世界市場においても、まだそれほど活況を呈しているわけではない。バラエティも限られている。ここにはまだ一般家庭に3Dプリンターがそれほど普及していないという事情もあるだろう。
ただ、今後3Dプリンターが普及度を高めていくことは間違いない。そして冒頭にも書いたように、3Dプリンティングの知識や技術は、必ずや次世代において非常に重要なものとなってくる。
まだまだ児童教育に3Dプリンターが浸透していない今だからこそ、早いうちから着手しておけば、やがて周囲に差をつけることだってできるはずだ。本記事を参考に3Dプリンティングの早期教育にも関心を持っていただけたら嬉しい。