Q. Shining3D系の3Dスキャナー(EinScan H2 / Einstar Rockit / Einstar VEGA / Einstar 2)はどう違う?
A. 価格と運用形態で4階層に分かれます。プロ業務用ハイブリッド光源=EinScan H2(¥1,012,000・PC必須)、ワイヤレス一体型=Einstar VEGA(¥330,000・PC不要)、PC接続ブルーレーザー上位=Einstar Rockit(¥306,900)、コスパ最強エントリー=Einstar 2(¥207,900)。用途と予算で1台を絞る判断軸を本記事で解説します。
最終更新: 2026-05-16|SK本舗(Shining3D 正規代理店)確認済み
Shining3D(中国・杭州)は2004年創業の3Dデジタル化メーカーで、150カ国以上で3Dスキャナー・3Dプリンター・歯科CAD/CAMを展開している大手です。SK本舗ではShining3D製ハンディ3Dスキャナーを4機種扱っていますが、価格差が約5倍(¥207,900〜¥1,012,000)、光源方式・運用形態・対象サイズも機種ごとに大きく異なるため、「どれを選ぶか」で迷う場面が多い領域です。
本記事では、SK本舗で取り扱う EinScan H2 / Einstar VEGA / Einstar Rockit / Einstar 2 の4機種を、公式スペック(取得日:2026-05-16)に基づいて横並びで比較し、用途別・予算別の選び方を整理します。
Shining3D / EinScan / Einstar ブランド体系
まず混同しやすいブランド構造を整理します。Shining3Dは親メーカー、その下に2つのサブブランドがあります。
- EinScan:Shining3Dのフラッグシップ寄りスキャナーシリーズ。業務用・産業用・医療用など、プロユース向けの上位機種ライン。SK本舗では EinScan H2 を取り扱い。
- Einstar(EINSTAR):Shining3Dが2022年以降展開しているコンシューマー・メイカー向けサブブランド。3Dプリンタユーザー・個人クリエイター・小規模商用ユーザーを意識した価格帯と運用設計。SK本舗では Einstar VEGA、Einstar Rockit、Einstar 2 の3機種を取り扱い。
大まかには「EinScan = プロ業務 / Einstar = メイカー〜セミプロ」と理解しておくと、シリーズ間の住み分けが見えやすくなります。ただしEinstar VEGA・Rockit・2は価格・スペックともに本格的な業務利用にも耐える設計で、用途次第ではEinScan H2より適していることもあります。
結論:用途別おすすめと価格帯マップ
先に結論をまとめます。詳細スペックは後段の比較表で確認してください。
| こんな人・用途 | 推奨機種 | 価格帯(税込) |
|---|---|---|
| これから3Dスキャンを始めたい個人・メイカー。まずコスパで1台 | Einstar 2 | ¥207,900 |
| PCを持ち歩かず、出先・現場でその場でスキャンしたい | Einstar VEGA | ¥330,000 |
| ブルーレーザーの細かさで産業部品・治具をリバースエンジニアリングしたい | Einstar Rockit | ¥306,900 |
| 人体・文化財・大型造形物まで業務で日常利用するプロユース | EinScan H2 | ¥1,012,000 |
価格は2026-05-16時点・SK本舗 商品ページ取得値。在庫・納期はタイミングで変動します。
4機種主要スペック比較表(2026-05-16時点・公式情報)
スペックを4機種横並びで整理します。同じShining3D系列でも、対応モード・光源・PC接続要否で性格が大きく異なるのがわかります。
| 項目 | EinScan H2 | Einstar VEGA | Einstar Rockit | Einstar 2 |
|---|---|---|---|---|
| SK本舗 税込価格 | ¥1,012,000 | ¥330,000 | ¥306,900 | ¥207,900 |
| 在庫ステータス | 受注入荷 | 在庫あり | 受注入荷 | 在庫あり |
| 光源 | 白色LED + IR VCSEL (ハイブリッド) |
IR MEMS(HD) + IR VCSEL(Fast) |
38本ブルーレーザー(HD) + IR VCSEL(Rapid) |
17本ブルーレーザー(HD) + IR VCSEL(Rapid) |
| 最高精度 | 0.05mm(白色光) | 0.05mm 点間距離(HD) | 0.05mm(HD) | 0.05mm(HD) |
| 点間距離 | 0.2〜3mm(白色光) 0.5〜3mm(IR) |
0.05〜3mm(HD) 0.5〜10mm(Fast) |
0.05〜10mm(HD) 0.2〜10mm(Rapid) |
0.05〜10mm(HD) 0.2〜10mm(Rapid) |
| 最大スキャン速度 | 1,200,000点/秒 | HD:15fps/Fast:20fps | 2,800,000点/秒(HD) 4,800,000点/秒(Rapid) |
2,500,000点/秒(HD) 4,800,000点/秒(Rapid) |
| 最大視野(FOV) | 780×900mm(IR) | Fast:大型対応 (公式数値要確認) |
1170×1385mm(IR) | 1170×1385mm(IR) |
| 作業距離 | 200〜700mm(白色光) 200〜1500mm(IR) |
100〜350mm(HD) 270〜1500mm(Fast) |
100〜600mm(HD) 160〜1400mm(Rapid) |
100〜600mm(HD) 160〜1400mm(Rapid) |
| テクスチャカメラ | 5MP | 48MP | 5MP | 2.3MP |
| 運用形態 | PC接続必須 (Windows) |
一体型・ワイヤレス (PC不要・6.4型OLED内蔵) |
PC接続必須 (Windows/macOS対応) |
PC接続必須 (Windows/macOS対応) |
| 重量 | 約731g | 約535g | 約425g(電池込) | 約420g(電池込) |
| 出力フォーマット | OBJ/STL/ASC/PLY/P3/3MF | PLY/STL/OBJ/ASC | STL/OBJ/PLY/3MF/ASC | STL/OBJ/PLY/3MF/ASC |
| 代表用途 | 人体・文化財・医療 大型造形・産業部品 |
出先スキャン・現場 ホビー〜セミプロ |
産業部品・治具 リバースエンジニアリング |
3Dプリンタ素材作成 個人クリエイター |
出典:Shining3D公式(shining3d.com / einscan.com)、EINSTAR公式(einstar.com)の各機種スペックページ(2026-05-16取得)。SK本舗 商品ページ価格(2026-05-16取得)。一部スペックは公式記載のばらつきがあるため、購入前にメーカー公式での最新数値確認を推奨します。
各機種の位置づけと特徴
EinScan H2:ハイブリッド光源プロ業務機
EinScan H2は、白色LED構造化光と赤外VCSEL(垂直共振器面発光レーザー)の2系統光源を1台に統合した、Shining3Dのプロ業務向けハンドヘルドスキャナーです。白色光モードで精度0.05mm・視野420×440mmの小物高精細スキャン、IRモードで精度0.1mm・視野最大780×900mmの人体・大型対象スキャンを1台でカバーできるのが最大の差別化点です。
赤外VCSELを採用しているため、髪の毛・黒色対象・人体スキャンに強く、被写体に眩しさを与えにくいのも医療・身体スキャン用途で重宝されます。Shining3D公式が挙げる主用途は、文化遺産・医療・身体スキャン・歯科関連・自動車部品設計・リバースエンジニアリングなど。プロ業務で日常的にハンディスキャンを使う方の本命機です。
機種単体の詳細は EinScan H2とは?Shining3D光学式ハンドヘルドスキャナーの基本と選び方 に詳しく解説しています。
Einstar VEGA:ワイヤレス一体型「PC不要」機
Einstar VEGAは、4機種の中で唯一 PC不要のスタンドアロン運用 ができる一体型ハンディスキャナーです。本体に6.4型2K OLEDタッチスクリーン、8コアCPU、32GB RAM、512GB SSDを内蔵し、スキャン・編集・データ処理までを本体だけで完結できます。Wi-Fi 6でクラウド同期・PCへのワイヤレス転送・スマートTVへのキャスティングにも対応。
HDモードはIR MEMS、Fastモードは IR VCSELを使い分け、ホビーから本格的なリバースエンジニアリングまで幅広く対応。48MPのRGBカメラを搭載しており、4機種中でテクスチャ画素数は最大です。屋外100,000ルクス対応で、現場・出張先・展示会場での運用に強みがあります。
「PCを持ち歩きたくない」「現場でその場でデータを確認したい」「ホビー〜小規模商用で1台にまとめたい」というユーザーに最適な選択肢です。
Einstar Rockit:ブルーレーザー上位エントリー機
Einstar Rockitは、Laser HDモードで 38本のブルーレーザーライン(19本×2の交差パターン+7本の平行ライン)と、IR Rapidモードの IR VCSELを切り替えて使うエントリー〜中位機です。最大スキャン速度4,800,000点/秒(IR Rapid)と4機種中トップで、テクスチャカメラは5MPと十分な画素数を備えます。
ブルーレーザー方式はLED構造化光と比べて、産業部品・金属・治具のような特徴の少ない・反射しやすい対象に対しても安定した点群が取りやすいのが特徴です。最小スキャン体積はLaser HDで5×5×5mmまで対応し、小さな部品の細部再現にも向きます。Windowsだけでなく macOS(Tahoe 26.2)にも公式対応している点も他機種と差別化されています。
「産業部品のリバースエンジニアリング中心」「Macで運用したい」「マーカーフリーで効率良くスキャンしたい」ユーザーに向く構成です。
Einstar 2:コスパ最強のエントリー機
Einstar 2は、Einstar Rockitと同じ4,800,000点/秒(IR Rapid)の高速スキャンを実現しながら、価格を約10万円下げたコストパフォーマンス重視のエントリーモデルです。Laser HDは17本のブルーレーザー平行ライン(Rockitの38本に対して半分の本数)、テクスチャカメラも2.3MPとRockitより控えめにすることで価格を抑えています。
「これから3Dスキャンを始めたい個人・メイカー」「3Dプリンタユーザーが現物をスキャンしてプリント素材にしたい」「予算20万円台で本格スキャナーを1台」というニーズに直球で応える設計です。スキャンしたデータは SK本舗ELEGOO Saturn 4 Ultra・Bambu Lab P2S・H2C など、SK本舗で取り扱う3Dプリンタへ直接送って造形できる Scan-to-Print ワークフローと相性が良い1台です。
選び方フローチャート:3つの質問で1台に絞る
用途と運用環境で1台を絞り込む手順を整理しておきます。
質問1:PCを使わずに運用したい?
- YES(持ち歩きたくない・現場運用)→ Einstar VEGA に確定
- NO(PC接続でも問題ない)→ 質問2へ
質問2:人体・大型対象(900mm以上)や文化財・医療を業務で日常利用する?
- YES(プロ業務・日常運用)→ EinScan H2(プロ業務機・¥1,012,000)
- NO(部品・小〜中型・個人〜小規模商用)→ 質問3へ
質問3:産業部品のリバースエンジニアリング中心?それとも3Dプリンタ素材作成中心?
- リバース中心・Mac運用したい・38本レーザーが欲しい → Einstar Rockit(¥306,900)
- とりあえずコスパ重視・3Dプリンタユーザーで1台目 → Einstar 2(¥207,900)
購入後のソフトウェアサポート:EXScan / EXModel
4機種はそれぞれ専用ソフトウェアでスキャン制御・データ処理を行います。スキャナー本体だけでなく、ソフトウェアの使い勝手も購入前に把握しておきましょう。
- EinScan H2:EXScan H(スキャナー同梱)。グローバルマーカー / 特徴 / ハイブリッド / テクスチャの4アライメント、ヘアエンハンスメント・非剛体IRモードなどプロ機能を搭載。
- Einstar VEGA:本体内蔵の EinStar Soft でスキャン〜編集まで完結。クラウド連携・Wi-Fi転送・スクリーンキャスト機能あり。
- Einstar Rockit / 2:PC側で EXModel を使用。Windows / macOS両対応。Personalエディションが提供されておりホビーユースから入りやすい構成。
いずれの機種も無償でアップデートが提供されており、購入後の機能追加・バグ修正は継続的に行われています。並行輸入品の場合、地域別のソフトウェアライセンス制限でアップデートを受けられないケースがあるため、長期運用するなら正規代理店経由をおすすめします。
Scan-to-Print:スキャン→3Dプリント完結ワークフロー
3DスキャナーをSK本舗で買うメリットは、スキャン後のデータをそのままSK本舗で扱う3Dプリンタへ流し込める Scan-to-Print(スキャン→3Dプリント) ワークフローが組めることです。代表的な活用例を整理します。
- リバースエンジニアリング:廃番部品・自作治具・改造ベース車両の現物形状をEinScan H2・Einstar Rockitで高精度スキャン → OBJ/STLでCADに取り込み → Bambu Lab H2D / ELEGOO Saturn 4 Ultraで再出力
- フィギュア・アート複製:既存彫像・粘土原型をEinstar 2・Einstar VEGAで高精細スキャン → 光造形プリンタで縮尺を変えて出力
- 人体造形・カスタムフィット品:頭部・手足をEinScan H2のIRモード(眩しさが少ない)でスキャン → マスク・装具・カスタムフィット品をFDM/光造形で出力
- 文化財・記録:博物館収蔵品・地域文化財をEinScan H2でデジタル保存 → 教育用レプリカを3Dプリント
購入前の注意点:PC環境・在庫・正規代理店
1. PC環境(Einstar VEGA以外)
Einstar VEGA以外の3機種(EinScan H2 / Einstar Rockit / Einstar 2)はPC接続前提です。特にEinstar Rockit・Einstar 2はメーカー推奨が Windows 11 64bit / NVIDIA RTX 3060 Laptop GPU以上 / 32GB RAM(推奨64GB)/ 第13世代 Intel Core i7-13700H以上 と要求スペックが高めです(公式記載、2026-05-16取得)。手持ちのPCで動作するか購入前に確認しておきましょう。
EinScan H2はWin10/11対応で、RTX 2060以上 / 16GB RAM以上(推奨64GB)と若干緩やかですが、それでも本格的なGPU搭載PCが必要です。
2. 在庫・納期
2026-05-16時点で、Einstar VEGAとEinstar 2は在庫あり、EinScan H2とEinstar Rockitは受注入荷扱いです。受注入荷はメーカー手配後の入荷となるため、納期に1〜数週間かかるケースがあります。導入時期が決まっている場合は、早めにLINEまたは お問い合わせフォーム から納期相談をいただくとスムーズです。
3. 正規代理店経由のメリット
SK本舗はShining3Dの日本正規代理店として4機種を取り扱っています。並行輸入品は安く見えても、ソフトウェアアップデート・修理対応・保証で困るケースがあります。長期運用を考えるなら、正規代理店経由での購入をおすすめします。日本語での問い合わせ対応・初期セットアップ相談に対応可能です。
SK本舗で取り扱うShining3D系3Dスキャナー
Shining3D 商品コレクションを見るEinScan H2 / Einstar VEGA / Einstar Rockit / Einstar 2 | Shining3D 正規代理店
本記事の確認体制:SK本舗(Shining3D 正規代理店)が Shining3D公式(shining3d.com / einscan.com)、EINSTAR公式(einstar.com)の各機種スペックページをもとに4機種を横並びで照合しています。
最終更新:2026-05-16
一次ソース取得日:2026-05-16 (EinScan H2 公式スペック / Einstar VEGA 公式スペック / Einstar Rockit 公式スペック / Einstar 2 公式スペック)
※価格・在庫・納期は変動する可能性があります。最新情報はSK本舗 商品ページをご確認ください。
