
絶版おもちゃのパーツも復活!3Dスキャナーでレゴのレアパーツを再現する試み
「大好きなおもちゃのパーツをもう一度手に入れたい!」そんな願いを簡単にい叶えられる時代が、3Dプリントと3Dスキャニング技術の発展によって、少しずつ近づいている。今回注目するのは、生産中止になり、レアパーツとして高値で取引されるレゴの「ヤギ」やDUPLOの「ヒツジ」の再現に挑戦した一人のホビイストの事例だ。
レゴの「幻のパーツ」を3Dプリントで再現する挑戦
世界中に熱狂的なファンを持つレゴ。その中でも、生産が終了し、市場にほとんど出回らないレアなパーツはコレクターの間で高額で取引されている。例えば、レゴの「ヤギ」は、オークションやフリーマーケットでは50ユーロ(約8000円)以上の値がつくこともある超レアパーツとして知られている。
そんな「幻のパーツ」を自宅で再現することはできないだろうか? そう考えたのがRacingBrickのBalazs氏だ。彼は3Dスキャニングと3Dプリントの技術を用いて、「DUPLOのヒツジ」と「レゴのヤギ」を複製する試みを始めた。使用したのは、Creality社のCR-Scan Otterという3Dスキャナーだ。
今回、Balaz氏が使用したのは
課題となったのはレゴ特有の光沢
CR-Scan Otterは、ホビイスト向けのコンパクトな3Dスキャナーで、小さなオブジェクトも高精度にキャプチャすることが可能だ。しかし、レゴのパーツの複製には意外な難しさが伴うことになった。特に、レゴ特有の光沢のある反射性プラスチックは、3Dスキャナーの精度を大きく低下させる原因となった。
Balazs氏は、工夫を重ねながらスキャンを進めた。例えば、スキャナーが正確に対象物を読み取れるよう、3Dプリントしたトラッキングポイント(位置合わせのための印)を活用する方法を試した。これによって、複雑な形状でも精度を向上させることができることがわかった。
結果として、彼はそれらの再現に成功。のみならず、彼はさらにメタリックグリーンの恐竜の顎や、多色成形のDUPLOパーツの複製にも挑戦し、3Dスキャナーとプリンターを活用すれば「既製品にはないカスタマイズ」も可能であることを証明するに至った。
よりスムーズな「再現」のための今後の課題
一方で、Balazs氏の試みは、3Dスキャナーと3Dプリンターが持つ課題も浮き彫りにした。特に以下の点は、レゴパーツの複製を難しくしている。
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反射素材の読み取り精度
光沢があるレゴパーツはスキャナーが誤認識しやすく、精密な形状を複製するのに複数回のスキャンが必要となる。 -
小さなディテールの再現性
特に「ヤギ」のような小型で複雑な形状のパーツは、細部の再現が難しく、完璧なコピーを作るには高度な後加工が求められる。 -
色の再現
現在の3Dプリンターは単色のフィラメントを使用するため、レゴ特有の鮮やかな多色パーツを再現するのは困難。
これらの課題から、「3Dスキャナーでレゴパーツを完璧に再現する」ことはまだ簡単ではないこともわかった。しかし、非商業目的での使用やカスタマイズ、補完的なパーツの作成には十分に実用的だと言える。
3Dプリントで蘇る絶版おもちゃの可能性
レゴのような生産中止パーツだけでなく、他のおもちゃのパーツやフィギュアのアクセサリーなども3Dプリント技術で再現することが可能だろう。例えば、壊れてしまった古いプラモデルの部品や、絶版となったおもちゃのパーツを自宅で再現することで、以下のようなメリットが生まれる。
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思い出のおもちゃの修復
壊れたパーツを3Dプリントで作り直すことで、大切なおもちゃを元通りに修復できる。 -
カスタマイズの可能性
既製品にはないカラーや形状を作成し、自分だけのオリジナルパーツを作る楽しさを得られる。 -
コスト削減
レアパーツを高額で購入する代わりに、自宅で手軽に複製することでコスト削減ができる。
未来の「ものづくり」への期待
Balazs氏の試みは、3Dスキャニングと3Dプリントの技術が趣味のものづくりを大きく変えつつあることを示している。特に、レゴのような精密で個性的なパーツを複製することは、「作りたいものを自由に作れる時代」の到来を予感させてくれる。
ただし、現時点ではまだ技術的な課題も多く、完全に「誰でも簡単にコピーできる」状態には至っていないが、3Dスキャナーの精度やプリンターの機能が今後さらに進化することで、手に入らないおもちゃや絶版パーツを自分の手で復元することが当たり前になるかもしれない。
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