最終更新日:2026年7月5日
Polymaker PolyMide CoPA 徹底ガイド|高耐熱・高負荷のナイロン、乾燥が成否を分ける上級素材

ギア、摺動部、高負荷の機構部品——金属の代わりになるような“本気の実用パーツ”に使えるのがナイロン系のPolyMide CoPAです。強度・靭性・耐熱(公称最大180℃)に優れる一方、ナイロンは吸湿しやすく、乾燥が成否を分ける上級素材。この記事では、CoPAの実力と、失敗しないための乾燥・設定を正規取扱店のSK本舗が整理します。
結論を先に
- ギア・摺動部・高負荷パーツ → PolyMide CoPA
- ナイロン6/6,6のコポリマー。高強度・高靭性・耐熱(公称最大180℃)・耐摩耗。高負荷の機構部品に。
- 前提 → 徹底乾燥(100℃/8時間)と経験
- ナイロンは吸湿が激しく、印刷前の徹底乾燥が必須。扱いには経験が要る上級素材です。初めての機能材ならPETGやPolyMax PLAから。
PolyDryer(〜約73℃)は乾いたナイロンのドライ保管には有効ですが、吸ってしまったナイロンの100℃フル再乾燥は範囲外。高温タイプの乾燥機が要ります。価格・在庫は変動するため最新は商品ページで。
この記事でわかること
- CoPAの実力(ナイロン6/6,6・耐熱180℃・耐摩耗)
- 成否を分ける乾燥(100℃/8時間)とアニール
- 印刷設定・向く用途/向かない用途
PolyMide CoPAとは? 高負荷に応えるナイロン
PolyMide CoPAは、ナイロン6とナイロン6,6のコポリマー(共重合体)です。優れた強度・靭性・耐熱性(Polymaker公称で最大180℃)に加え、耐摩耗性を備え、ギアや摺動部、高負荷の機構部品に向く上級素材です。要求の厳しい用途にも応える機械的特性を備えます。ノズル250〜270℃・ベッド25〜50℃で、エンクロージャは推奨(ただしドアは開放し、ベッド/雰囲気温度は50℃以下に保つのが推奨)です。

成否を分ける“乾燥”
ナイロン系は特に吸湿しやすく、湿ったまま印刷すると気泡・糸引き・強度低下といった不具合が出ます。CoPAは印刷前に100℃/8時間の乾燥が必須で、機械特性を引き上げたい場合はアニール(80℃/6時間)も推奨されています。
PolyDryerとの関係。Polymaker純正のPolyDryerは温度域が〜約73℃のため、乾いているナイロンを印刷中に湿気らせないドライ保管・給線には有効ですが、しっかり吸ってしまったナイロンの100℃フル再乾燥は範囲外です。ナイロンをメインに使うなら、100℃対応の高温乾燥機も検討してください。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 素材 | ナイロン6/6,6 コポリマー |
| 耐熱 | 最大180℃(Polymaker公称) |
| ノズル温度 | 250〜270℃ |
| ベッド温度 | 25〜50℃ |
| 印刷速度 | 50〜200mm/s |
| 乾燥 | 100℃/8時間(必須) |
| アニール | 80℃/6時間(機械特性向上・推奨) |
| エンクロージャ | 推奨(ドア開放・雰囲気50℃以下) |
| 容量/価格 | 0.75kg/¥10,120税込 |
向いている人
- ギア・摺動部・高負荷の機構部品
- 高耐熱・耐摩耗が要る実用パーツ
- 乾燥・保管の環境を整えられる中〜上級者
向かないかも
- 乾燥設備がなく手軽に刷りたい(吸湿で失敗しやすい)
- はじめての機能材(→PETG/PolyMax PLA)
▶ Polymaker PolyMide CoPA の商品ページを見る(¥10,120税込・Black)
よくある質問(FAQ)
PolyMide CoPAはどんな用途に向きますか?
ナイロン6/6,6のコポリマーで、高強度・高靭性・耐熱(公称最大180℃)・耐摩耗性に優れます。ギア・摺動部・高負荷の機構部品など、本格的な実用パーツに向く上級素材です。
CoPA(ナイロン)は乾燥が必要ですか?
必須です。ナイロン系は特に吸湿しやすく、印刷前に100℃/8時間の乾燥が必須です。乾燥が不十分だと気泡・糸引き・強度低下が出ます。機械特性を上げたい場合はアニール(80℃/6時間)も推奨されています。
PolyDryerでCoPAを乾かせますか?
PolyDryerの温度域は〜約73℃のため、乾いているナイロンを印刷中に湿気らせないドライ保管・給線には有効ですが、しっかり吸ってしまったナイロンの100℃フル再乾燥は範囲外です。ナイロンをメインに使うなら100℃対応の高温乾燥機も検討してください。
CoPAは初心者でも扱えますか?
扱いには経験が要る上級素材です。徹底乾燥(100℃/8時間)やエンクロージャなどの環境が前提になります。はじめての機能材なら、まずPETGやPolyMax PLAから始めるのがおすすめです。
まとめ
PolyMide CoPAは、ナイロンならではの高強度・高靭性・耐熱(公称最大180℃)で、ギア・摺動部など本格的な機構部品に応える上級素材です。成否を分けるのは乾燥。100℃/8時間の徹底乾燥を前提に、環境を整えてから臨むと失敗が減ります。PolyDryerはドライ保管には有効ですが100℃フル乾燥は範囲外という点も押さえておきましょう。価格・在庫は商品ページでご確認ください。
