Q: Saturn 4 Ultra 16Kで1回に印刷できるサイズは?
結論
ELEGOO Saturn 4 Ultra 16Kの造形エリアは211.68 × 118.37 × 220 mm(幅×奥行×高さ)。容積に換算すると約5,510cm³(5.5L)で、家庭用光造形3Dプリンターとしては大型クラス。フィギュアなら1/7スケール級を1体、ミニチュア兵士(28mm)なら数十体を一度にまとめて造形できます。
公式スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 造形サイズ(X×Y×Z) | 211.68 × 118.37 × 220 mm |
| 造形容積 | 約5,510 cm³ |
| LCD | 10インチ 16Kモノクロ |
| LCD解像度 | 15,120 × 6,230 pixels |
| XY解像度 | 14 × 19 μm |
| Z軸精度 | 0.02 mm |
| 積層ピッチ | 0.01〜0.2 mm |
実際に入るものの目安
フィギュア・キャラクター系
- 1/7スケール美少女フィギュア:全高200mm前後。パーツを分割すれば1体をまとめて造形可能
- 1/12スケールキャラクター:全高130mm前後。複数体同時造形もOK
- ヘッド単体(1/4〜1/3ドール用):Z軸220mmあるため縦置きでそのまま
TRPG・ウォーゲームミニチュア
- 28mmヒロイックスケール:造形面211.68×118.37mm=約250cm²に30〜40体をまとめて敷き詰め可能(プレート密度次第)
- 32mm歩兵:約25〜30体
- 54mmヒストリカル:約8〜12体
ジュエリー・アクセサリー
- 指輪(直径20mm前後):造形プレート全面で50〜80個を一気に
- イヤリング等の小物:100個以上のバッチ生産も現実的
模型・プロップ系
- 1/35AFVモデル:車体全長180〜200mmクラスのMBTが1両まるごと
- 鉄道模型(HOゲージ):客車・貨車1両をフル造形
- 小型コスプレプロップ:手のひらサイズのアクセサリー、銃口パーツ等
解像度と「どこまで細かく造れるか」
10インチ16K LCD(15,120×6,230px)によるXY解像度14×19μmは、業界最小クラスの画素ピッチ。0.02mmのZ軸精度と組み合わせることで、肌の質感・布の織り目・紋章の彫り込み・1mm以下の文字まで物理的に再現可能です。28mmミニチュアの顔、フィギュアの目のハイライト、ジュエリーの石座といった「細部こそが価値」の用途で差が出ます。
大きいものを造形する際の工夫
- パーツ分割設計:造形エリアに収まらない大型フィギュアは、首・腕・胴体で分割して出力→接着が定石。Z軸220mmを活かして縦長パーツを優先配置すると分割数を減らせます
- 斜め配置でサイズ対応:対角線を使えば実効的に長い寸法を確保できます(ただしサポート材の量と造形時間は増加)
- 中空化(Hollow):大型パーツはスライサー上で中空化+排出穴を設けることでレジン消費量を削減し、変形リスクも低減
注意点
- 上記はあくまでプレートに物理的に収まるパーツ数・サイズの目安です。実際はサポート材の設置スペースと剥離時の安全マージン(縁から3〜5mm)を確保する必要があります
- Z軸220mmのフル高さで造形する場合、印刷時間は10〜15時間に及びます(後述のFAQ参照)
- 一度に敷き詰めすぎるとピール(剥離)時の負荷が増え、造形失敗の原因になります。特に初めての大量バッチは70〜80%程度の充填率から始めるのが安全です
まとめ
Saturn 4 Ultra 16Kの造形エリア211.68×118.37×220mmは、光造形機の中で最もバランスの良いサイズの一つ。フィギュア・ミニチュア・模型・ジュエリーといった王道用途で、「大きなものを1つ」でも「小さなものを大量に」でも対応できます。16K解像度と組み合わせることで、サイズと精度を両立できる点が本機の大きな強みです。
