Q: Mars 5 Ultraの印刷可能サイズ
結論
ELEGOO Mars 5 Ultra の造形可能サイズ(ビルドボリューム)は、ELEGOO公式値で 153.36 × 77.76 × 165 mm(X × Y × Z)です。7インチ 9K LCD(8520 × 4320)と XYピクセル 18μm により、この範囲内の細かいディテールをきちんと拾えます。前モデルのMars 5(143.43 × 89.6 × 150 mm)と比べ、X・Zは拡大していますが、Y方向はやや狭くなっている点に注意してください。
公式スペック・詳細
ELEGOO公式の Mars 5シリーズ比較ページに基づく造形関連スペックです。
| 項目 | Mars 5 Ultra |
|---|---|
| 造形可能サイズ | 153.36 × 77.76 × 165 mm |
| LCDサイズ | 7インチ モノクロLCD |
| LCD解像度 | 9K(8520 × 4320) |
| XYピクセルサイズ | 18 × 18 μm |
| 光源 | COB(405nm、均一性92%) |
| 最高印刷速度 | MAX 150 mm/h(Tilt Release Technology) |
| レベリング | ワンクリック自動レベリング(機械式センサー) |
| LCD保護 | 9H硬度 強化ガラス |
| 接続 | USB + Wi-Fi |
| AIカメラ | 搭載 |
選び方/注意点
- 数字の読み方:光造形では X と Y がLCDの有効表示エリア、Z はZ軸ステージの移動可能距離に対応します。Mars 5 Ultra は Y が77.76mmと細長い形状なので、横長のモデルを寝かせて配置する場合はXを長辺に使うと効率的です。
- 実用上のクリアランス:公称値いっぱいまで使うとサポート材・リフト動作の余裕が減るため、初めての方は各辺2〜5mm程度マージンを取った設計が安全です。
- 高さ165mmのメリット:ミニチュアを縦積み(縦配置で複数出力)できる高さがあり、テーブルトップミニ10〜20体単位のバッチプリントが現実的です。傾斜配置と組み合わせると取り数が伸びます。
- 大型モデルは分割前提:A4サイズのような大きな造形は物理的に不可能です。165mmを超えるフィギュア等は、パーツ分割→接着が基本。どうしても一体で出したい場合は、より大型のSaturnシリーズ・Jupiterシリーズを検討してください。
- 18μmの活かし方:XYピクセル18μmは、1mm角の中に55×55の階調があるイメージです。表面のディテールはレジン粘度・露光時間・温度管理でも大きく変わるため、解像度を活かすには印刷条件の追い込みも必要です。
- Mars 5との違いに注意:Mars 5(非Ultra)は 143.43 × 89.6 × 150 mm で形状が異なります。既存のMars系スライサープロファイルをそのまま使い回すとビルドプレート範囲外エラーになることがあるので、プロファイルは必ずMars 5 Ultra用に切り替えてください。
サイズを活かすコツ
- 配置は「斜め配置」を基本に:光造形では水平配置より15〜30度程度の傾斜配置の方が、吸盤効果(サクション)を避け、表面積の広い底面を消せるため、失敗率が下がる傾向があります。Z方向165mmを活かして高さを使う設計が結果的にサイズメリットにつながります。
- バッチプリントで時間効率を上げる:光造形は同時造形点数が増えても1層あたりの所要時間はほぼ変わりません。ビルドプレートに複数モデルを並べるほうが単位時間あたりの取り数が上がります。
- 高さを使うか面を使うかの判断:細身モデルは縦積み/2段以上の縦並び、広い面を持つモデルはX方向(153mm)に寝かせる方が向きます。
- 重量が増えた場合の注意:造形物の総重量が増えるとZ軸の動作負荷が上がるため、ビルドプレートの緩みがないか事前確認するとトラブルを防げます。
まとめ
Mars 5 Ultraの造形可能サイズは 153.36 × 77.76 × 165 mm。高さ方向が165mmに拡大したことで、ミニチュア・フィギュアのバッチプリントに向く「縦に強い」機種となっています。これ以上の大きさが必要な場合は、上位のSaturnやJupiterシリーズが選択肢になります。SK本舗では全機種を日本語サポート付きで取り扱っています。
関連FAQ
- Mars 5 Ultraと Mars 5 の違い
- Mars 5 Ultraで使える水洗いレジン
- ELEGOO Jupiterの対象ユーザーは?
