Q: Mars 5 Ultraと Mars 5 の違い
結論
ELEGOO Mars 5 Ultraと Mars 5 は同じ「Mars 5シリーズ」ですが、中身はまったくの別機種です。大きな差は次の5点。(1) LCD解像度が9K(18μm)対4K(35μm)、(2) 最高印刷速度が150mm/h 対 70mm/h、(3) Ultraのみ Tilt Release(傾斜剥離)技術、(4) Ultraのみ Wi-Fi・AIカメラ搭載、(5) 造形サイズも異なる。細かなミニチュアや作品性を重視するなら Mars 5 Ultra、コストを抑えて基本性能だけ押さえたいなら Mars 5 が合います。
公式スペック・詳細
ELEGOO公式の比較ページに基づく主要スペックです。
| 項目 | Mars 5 | Mars 5 Ultra |
|---|---|---|
| 造形サイズ(X×Y×Z) | 143.43 × 89.6 × 150 mm | 153.36 × 77.76 × 165 mm |
| LCDサイズ | 6.6インチ モノクロ | 7インチ モノクロ |
| LCD解像度 | 4K(4098 × 2560) | 9K(8520 × 4320) |
| XYピクセルサイズ | 35 × 35 μm | 18 × 18 μm |
| 光源 | COB光源(405nm) | COB光源(405nm) |
| 最高印刷速度 | MAX 70 mm/h | MAX 150 mm/h |
| 剥離方式 | 従来方式 | Tilt Release Technology |
| レベリング | 自動レベリング搭載 | ワンクリック自動レベリング(機械式センサー) |
| AIカメラ | 非搭載 | 搭載(プリント失敗検出) |
| 接続 | USBのみ | USB + Wi-Fi |
| LCD保護 | PETスクラッチ耐性フィルム | 9H硬度 強化ガラス |
選び方/注意点
- Mars 5 Ultra が向く方:ウォーハンマーなどのテーブルトップミニチュア、精密模型、検査用治具など、18μmの緻密さとAIカメラによる失敗防止を重視する方。最高150mm/hのTilt Release技術で、大量プリント時の時短効果も大きくなります。
- Mars 5 が向く方:初めての光造形プリンター導入で、4K解像度と70mm/hでも十分という方。Wi-Fiが不要でUSB運用でよい環境なら、価格差をレジン代に回すという選択肢も現実的です。
- 混同に注意:店頭や通販で「Mars 5」と表記されていてもUltraではない場合があります。型番末尾の「Ultra」の有無と、LCDサイズ(6.6インチか7インチか)を必ず確認してください。
- レジン互換性:両機種ともCOB 405nm光源のため、市場にある405nm対応の一般的な光造形用レジン(標準・水洗い・ABS-like・タフ等)が使えます。レジンごとの推奨露光時間は個別に調整が必要です。
よくある誤解
- 「Mars 5のUltra化はできる?」:LCDもメインボードも筐体も別設計のため、アップグレードキット的な位置づけではありません。別機種として選び直す形になります。
- 「Ultraのほうが必ず綺麗?」:XYピクセルサイズが18μmと35μmで差は大きいですが、最終品質はレジンの種類・露光設定・後処理工程でも決まります。Mars 5でも適切に運用すれば実用レベルの仕上がりが出ます。
- 「Wi-Fiがあると速度も上がる?」:Wi-Fiはファイル転送の利便性の話で、印刷速度には直接関係しません。速度差の本体はTilt Release Technologyの有無です。
まとめ
Mars 5とMars 5 Ultraは価格差以上に機能差があります。「とりあえず光造形を試したい」なら Mars 5、「仕上がり品質と運用効率を求める」なら Mars 5 Ultra が基本の選び方です。購入時の型番確認(Ultraの有無、LCDサイズ6.6インチ/7インチ)を必ず行ってください。SK本舗ではどちらも正規代理店として取り扱っており、日本語サポートと初期不良対応が付きます。
関連FAQ
- Mars 5 Ultraで使える水洗いレジン
- Mars 5 Ultraの印刷可能サイズ
- ELEGOO Jupiterの対象ユーザーは?
