3Dプリント完成後、造形物がプラットフォームから剥がれない場合の対処方法
3Dプリンターで出力した造形物がプラットフォーム(印字台)に強く吸着して剥がしにくい場合は、スクレイパーの種類を変えるか、ヒートガンで加熱することで改善できます。根本的な予防方法としては、モデルの配置を工夫するか、ラフト構造を変更することが効果的です。
吸着力が強くなる原因
造形物がプラットフォームから剥がれにくい主な理由は、プラットフォームと造形物の接地面積が広すぎることです。接触面が大きいほど吸着力が強くなり、スクレイパー(へら)での剥離作業が困難になります。
既に出力した造形物を剥がす方法
方法1:スクレイパーを変える
使用するスクレイパーを変えるだけで、剥離作業が劇的に楽になることがあります。以下の製品がおすすめです。
- OLFA T-45 202B:定評のある標準的なスクレイパー。大手通販サイトで購入可能です
- ハイパースクレイパー200:スクレイパー先端をハンマーで叩いて使用するタイプ。特に剥がしにくい造形物に有効です(ハンマーは別売り)
SK本舗でも上記2つの製品を実際に使用しており、品質を確認済みです。
方法2:熱を加える
ヒートガンやドライヤーで造形物に熱を加えると、素材が柔らかくなり、スクレイパーを滑り込ませやすくなります。
- 加熱時は換気の良い場所で作業してください
- 未硬化レジンが揮発する可能性があるため、吸い込まないよう注意してください
- プラットフォームと造形物が高温になるため、火傷に注意してください
剥がれにくい造形物を最初から作らない予防方法
根本的な対策として、出力時の段階で剥がしやすいモデル構成にすることが重要です。
- モデル配置の工夫:プラットフォームとの接地面積が広くならないよう、モデルの向きや配置を調整します
- ラフト構造の変更:造形物の底面(ラフト)をスケート構造にすることで、スクレイパーが入り込みやすくなります
補足
プラットフォームからの剥離困難は、モデルの構造や配置に起因するもので、プリンター本体の性能には関わりません。したがって、この問題による修理対応の対象外となることをご了承ください。
